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2005/02/20

「あいさつ」というマジック

未明から降り続いた雪が、明け方に冷たい雨へと
変わった昨日、私はその中を、家から最寄り駅へ
向かって歩いていた。


都会で、マンション暮らしの者にとっては、「近所
付き合い」という言葉は死語に等しいとよく感じる。
私が職場に着くまで、朝の出勤時に会話をするのは、
家族以外では、せいぜいマンションの管理人さん
くらい。それも、ばったり出くわさないと話もできない
から、誰とも話をせずに出勤する方が、むしろ
当たり前になってしまっている。

昨日も当然、他人とは誰も話をしないまま玄関を
出て、黙々と駅へ向かって歩いていた。ゆるい
下り坂になっているところで、滑らないように、と
少しだけ下を向いて歩いていた、まさにその時。

「おはようございます!」
元気な女性の声が、私の耳に、はっきりと聞こえた。

(え、誰だろう、もしかしたら私に話しているのでは
ないのかもしれない)そう思いながらも、声のした
方向に顔を上げた。

すると、行きつけのジムのインストラクターさんが、
笑顔で私の方をしっかりと見てくれているのが
私の目に飛び込んできた。

「おはようございます」私も笑顔であいさつをし、
そして彼女とゆっくりすれ違って行った。

仕事柄、私も学校内ですれ違う同僚や生徒、そして
保護者や来客に対し、あいさつをするように心がけて
いる。生徒や保護者には、直接関わっていない
相手に対してでても、こちらからあいさつをする
ことが、「元気?」、「学校関係の行事ご参加、ありがとう
ございます」といったメッセージ性を持つと思っている
ので、特に気をつけているつもりでいる。

こうやって日ごろあいさつに気を配っているつもりの私
でも、インストラクターさんのかけてくれたひと声は、
大変嬉しく、また、心をあたためてくれるものだった。
そして、あいさつというものは、たったひと声誰かに
かけるだけで、こんなにも心を和ませてくれるものだと
改めて教えてくれた。

また、冷たい雨の降り続く一日の中で、この朝の
あいさつが、私の心をどんなお茶よりも、心身ともに
あたためてくれたものになった。

「心のこもったあいさつ」は、時に他人を元気にしたり、
嬉しくさせるマジックとなる。その「あいさつの持つ
パワー」を、強く感じた日だった。

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