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2005/03/05

クリスマスキャロルが流れる頃には…

ph050305

西武グループの総帥、堤義明氏が
逮捕されて「容疑者」になったことで、
「西武=堤家」という体制には幕が
下ろされた。

私が西武グループを利用する機会が多かったのは、
この方のクリスマスディナーショー(赤坂)や、夏の
ライブイベント(鎌倉)の開かれるホテルだった。

他の会社のホテルで開かれたこともあるが、夏のライブは
5年続いたし、クリスマスもここ数年は赤坂で定着していた。
昨年もクリスマスのショーは開催された。ちなみに、
おひとり様3万8000円なり。

株の名義偽装報道が出たのが、昨年秋。その時点で
ディナーショーは既に開かれると決まっており、予約も
済ませていた。まさかお料理が大幅にレベルダウンする、
ショーが短くなる、ということは考えられなかったのだけれど、
ホテルの体制そのものが大変気になり、当日は、期待と
「今年はどうなるんだろう」という不安を併せ持って出かけた。

ディナーショーは、まず90分の中で食事をして、それから
同じくらいの時間のショーを見る、というスタイル。ディナー
ショーは最低2名からの予約で、相席はない。ショーの間は
基本的に何もサーブされないので、食事はショー前に
終えていなければならない。

内容はフランス料理のコースで、おおよそ1万円くらいの
お料理。ただし、限られた時間内でのサーブの都合から、
「パンかライス」というチョイスはできず、パンしか食べ
られない。

会場に入り、受付を済ませ、会場内に案内される。席に
座り、ウェイター、ウェイトレスの数が昨年までと比べて
少ない、と直感。すぐに食事に入る。前菜、スープ、
ここまでは問題なし。パンを持ったウェイターもわりと
早く来る。

ところが。
メインのステーキが出てくる段になって、ぱたりと動きが
なくなる。周囲の人には出てきているのに、私たちの
テーブル、そしてその付近の人たちには動きがない。
(たまたま端の席だったので、ウェイターたちが確認を
しながら動いているのがよくわかる)。

しばし待ち、しびれを切らして、「まだですか」と聞く。
「少々お待ち下さい」という返事があり、更に待たされ、
ようやくステーキとサラダ到着。余裕を持って着いたのに、
この時点で、随分遅れを取ってしまう。

その後はコーヒーとデザートを残すのみ。ショーの
開始時刻が迫ると、混雑するので、私はこの時点で
洗面所を済ませておく。席に戻っても、まだデザートが
来ていない。
その後まもなく、デザート到着。しかし、コーヒーが
来る気配が感じられない。

こぼすといけない、ということからか、ここでは、
コーヒーは先にカップがサーブされ、後からコーヒーの
入ったポットを持つウェイターがやってきて注いでくれる。
ところが、そのカップが、待てど暮らせど来ない。

そんな、時間を気にしてあせりつつケーキを食べる
私の前を、ちょうどその時、ポットを持ったウェイターが
通り過ぎる。
「?!」目が点。こんな段取りの悪い話、あり?!

さすがにポットを持ったウェイターも、これはおかしい、と
思ったらしく、隅でごそごそと話をしている。しかし、
まだカップが来ない。そうこうするうち、ショーの開始
目前になり、なんと、ウェイターたちは一式片付けて
引き上げ始めようとするではないか!!

さすがにこれは黙っていられない。すると、
おわびの一言と共に、やっとコーヒーが出てきた。

まったく、高いお金を払って来ているのに、
慌ててお料理を食べ、しかも、コーヒー一杯の
ためになぜこんなにやきもきして、しかも立ってわざわざ
「下さい」と客が言わなければならないのか。こんな話
聞いたこともない。

コーヒーを慌てていただくと、会場のBGMが消されると同時に、
照明も落とされ、ショーが始まった。

ショー自体はとても楽しく、例年通りの内容の濃いもの
だった。ショーが終わり、証明が元通りになると、今までに
一度も聞いたことのないアナウンスが会場に流れた。
「これからも私ども○○○○ホテルは、素敵なショーを
お届けして参ります。どうぞ皆さまよろしくお願い致します」

アーティストの生の歌声、バンドのクオリティの高い演奏、
こういったものを肌で感じられる、ライブに勝るものはない。
でも、そのために「ディナーショー」という形式を取ら
なければならない、という理由はどこにもない。

ディナーショーをするのであれば、アーティスト、スタッフ、
会場のホテルの関係者全てが、対価に見合うだけの、
上質な中身を提供してくれなければ、はっきり言って、
ショーを開く意味がない。

昨年のショーは、ライブそのものは言うことなし、だった。
でも、食事のサーブに時間がかかったことや、コーヒーの
一件に至っては、「ここは場末の三流喫茶店ですか」と
言いたくもなる。まったく、都心のホテルで、これだけの
額を払っているのに、開いた口がふさがらない。

こういう人は他にもいたのだろうか、と思っていたら、
先日届いたFCの会報で、「サーブする人は少ないし、
デザートが届いたのはショーが始まってからでした」という、
とんでもない目にあった人のお便りがあった。大なり小なり、
私と同じような被害にあった人はあちこちにいたらしい。

上にも書いた通り、「ディナーショー」をしなければならない
理由などどこにもない。生の歌声が感じられる、ライブ
ハウスやホールでのライブで充分だと私は思っている。

西武グループの再編で、採算の取れない事業は当然
撤退することになるだろうし、イベントなどについても
ひとつひとつ見直しが図られていくだろう。

もしディナーショーを開くのであれば、去年のようなホテルの
サービスしか提供できないなら、はっきり言えば私は
申し込みをする気がしない。今年のクリスマスのライブは、
どのような形になっているのか、その頃にはきっと「答えが
出ている」のだろう。

ファンにとって、それが良い答えであることを期待している。

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投稿: タカボンのパパ | 2005/03/05 10:55

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