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2005/04/24

咲き誇る青春 Lilac

blog050424

23日、Lilac(千葉和臣、姫野達也両氏の
デュオ)のライブのため、空路はるばる
福岡までやって来た。

このデュオのライブを見るのは、昨年10月に続いて2度目の
こと。1/30の記事「TULIP再結成!!」(「音楽」カテゴリーに
格納)でも触れたが、海援隊の千葉さんと、TULIP
姫野さんが高校時代に組んでいたユニット。

このおふたりに会いに行くため、お昼過ぎのフライトで、
いざ福岡の街へ。着陸寸前、視界が晴れて街を見る限り、
地震の爪あとはあまり見られない。

でも、避難生活を続けている方もまだいるし、
自宅の片付けに追われている方もいるのだろう。
そんな方の暮らしを案じているうち、飛行機は
着陸。

ホテルに着いて、少し休憩して天神へと繰り出す。
以前私は福岡で働く友人を尋ねたことがあるので、
土地勘ややあり、といったところ。今回の会場は
福岡国際ホール。天神のまん真ん中、西日本新聞社
本社ビルにある。

会場は、講演会やパーティなどに使えるホールを、
ライブ形式にして椅子が並べてある状態。ステージに
美しく飾られたライラックが、今日のライブへの
期待をかきたてる。開始までのBGMは、PPMやボブ・
ディラン。改めてこういった音楽が世界に与えた影響を
実感する。

ライブは「Sound of Silence」(サイモン&ガーファンクル)で
スタート。オリジナル歌手別に「サイモン&ガーファンクル
コーナー」、「PPMコーナー」、「ビートルズコーナー」と
続いていく。高校時代、つまりおふたりの「コピー小僧」
(姫野氏・談)時代に毎日聞いて練習していた歌ばかり。
そう、彼らの「原点」の歌が並ぶ。昨年のライブで聞いた
曲も結構ある。

アコギだけのライブなので、曲が終わるごとに
チューニングをしているおふたり。その間に、いろんな
話に花が咲き、それぞれの性格が垣間見える。かつて、
ビートルズの曲で初めて聞いたのはなんだったか、と
いう話になった時、「抱きしめたい」と「Love Me Do」で
割れ、「一緒じゃないんだ…なんだかさびしいな」と言う
姫野さんに、「じゃあ僕も同じ”抱きしめたい”でいいよ」と
言う、やさしい千葉さん。千葉さんがチューニング中には、
微笑みをたたえて客席を眺める姫野さん。心なしか去年の
ライブより、博多弁が多い。「客席もリラックスして下さい」と
声をかける姫野さん。

Lilacのステージは福岡では初だからか、おふたりが
尋ねてみると、このツーショットを初めて見る、という方が
会場の大半だった。会場からは、6月からのTULIPツアーの
質問の声も出る。姫野さんが「福岡には11月に来ます」と
答える。再結成、という流れから、千葉さんの「海援隊は
13年前に再結成して、ずっと活動中です」との話に、皆が
わく。

話は尽きず、それぞれのデビュー当時の話にも及ぶ。
千葉さんが、「自分は"心の旅”を、福岡RKBの放送局の
ディレクター氏から発売前に初めて聞かされた。その時に
驚いたことがふたつ。ひとつは、リードボーカルが財津さん
ではなく、姫野さんになっていたこと。もうひとつは、”あー、
だから今夜だけは…”と、イントロなしでガーンと、いきなり
曲が始まったこと。この曲、売れそうだな、って思った」と
言われた時には、先日の「猫」のライブにいらしていた、
新田さんの話を思い出してほくそえむ。

本編はLilacの唯一のオリジナル” It's nice to be with
you”を最後に、2時間で終わり、あれ、少し早いな、と
思っているうちにアンコールへ。なんとおふたりのセットの
両隣に、ひとり分ずつギターとマイクが用意される!
アンコールを待ち、手を叩いている客席がどよめく。
「タッチー」Tシャツに着替えて出てきたおふたりが呼び
入れたのは、簑原淳平・藤本喝起の両氏、姫野さんの
ソロツアーのサポートメンバーだった。というわけで、
アンコールは「アコギ4本」という、なんともぜいたくな
ステージになった。

アンコールになると必ず弾いてくれるのが、TULIPの
「博多っ子純情」と、海援隊の「贈る言葉」。博多の
地で「博多っ子…」を聞けるというのは、なんとも
ぜいたくなこと。そして、作曲の千葉さん版で「贈る
言葉」を聞けるのは、世界中探してもたぶんLilacの
ステージだけ!

サポートの藤本氏は、どう見てもBEGINの比嘉さん
そっくり。というわけで、「涙そうそう」も演奏。この
曲は、森山良子さんが「あなたの一番会いたい人を
思って聞いて下さい」と以前言われていた。私に
とって、

そして、「夢のカリフォルニア」(パパス&ママス)、
最後の最後は昔地元でLilac一緒に歌っていた「元・
女子大生」の4人も加わって、「今日の日はさようなら」を
全員で合唱(実はこの4人のうちのおふたりが、今日の
ライラックの花を美しく活けていたのだそう)。

おふたりの信頼感あふれるステージを見ていると、
青春時代のかけがえのない出会い、それぞれの
その後の活躍、そして時を経ても変わらぬ友情、
全てが素晴らしいと素直に思える。それがこの
”Lilac”の良さに他ならない。今でもおふたりの青春の
花、ライラックは美しく私たちの前に咲き誇っている
のだ。こんなに素敵なことがあるだろうか。

奇しくもこの日、福岡では、ピンク・レディー
ゴスペラーズと、ライブラッシュだった。3組に共通
するのは、青春時代の貴重な出会いが今のそれぞれを
作り上げている、ということ。パワフルに歌って踊る
ミーちゃんとケイちゃん(私の幼稚園時代のアイドル)も
素晴らしいし、10年歌い続けているゴスペラーズも立派。
私と同世代の彼らには、あと20年経っても、Lilacの
おふたりのように自然体で輝きながら歌っていて欲しい、
そんなことを思った博多の夜だった。

※福岡滞在記は明日の後編へ続く※

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コメント

つきのさん、“ライラック”観に行かれたんですね。
飾られていたライラックは紫?それとも白でしょうか?
小さな花がよりあつまってひとつの大きな房になり
良い香りを放つライラックのような、観客とひとつになった
素敵なLIVEだったのでしょうね。
千葉さんが歌う「贈る言葉」聴いてみたいです(^^♪

投稿: SHIMA | 2005/04/25 08:49

SHIMAさん、写真はクリックしていただくと
拡大できますので、良かったらご覧下さいね。
白と紫、両方でした。本当に、千葉さん・
姫野さんと、観客のひとりひとりが一体化した
素敵なライブでした。

※SHIMAさんのコメント、勝手ながら一部
削除・訂正させていただきました。m(__)m
「贈る言葉」変換ミスしやすいですよね…。
私もいつも気をつけています。

投稿: つきのみどり | 2005/04/25 17:25

つきのさん、こんばんわ。

以前、『猫』のことでコメントをお送りした吉村です。
昨日のNHKの番組で猫を見て嬉しく思いました。
さて、つきのさんは『ゴスペラ-ズ』もお好きなのでしょうか?実は数年前に何気なく買ってきた「ひとり」の中古CDを家内が聴いてから、家内が追っかけを始め、私も日本各地のコンサートに付き合うことになりました。昨年12月にはハワイまで行ってきました。
メンバーは、それぞれ才能に溢れた人たちですが、歌に対する想い入れは、黒沢さんが一番強いように感じます。つきのさんは、ゴスペラーズというグループをどのように見ていらっしゃいますか?

投稿: 吉村守 | 2006/02/26 20:24

>吉村さん

ごぶさたしております、こんな
前の記事にもコメントありがとう
ございました。昨日の
NHKのフォーク番組もご覧に
なられたようで、何よりです。

さて、ゴスペラーズですが、私と
同世代のこともあり、大ブレイク
する前から「笑っていいとも!」に
出て歌っていたのを見ていました。

私の親やそれよりもご年配の世代では
「ダークダックス」、「ボニー
ジャックス」、「デュークエイセス」
などがご活躍しておいでですが、
若手にも力量のあるグループが
出て欲しい、と思っていたので、
今のご活躍は、陰ながら嬉しく思い、
また、応援しています。
(実は、ライブにも行きたいとも
思いますが、まだ叶いません)

確かに黒沢さんの歌へのこだわりは
大変強そうですね。最近は
ソロ活動も増えているようですし…
新境地を開いていかれるのも、
別の意味で応援しています。

私と同じように年を重ねていく
ゴスペラーズには、息長く活躍
してほしい、と思っているのです。

お答えになっておりますでしょうか。
また良かったら遊びにいらして下さい。

投稿: つきのみどり | 2006/02/26 21:35

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