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2005/04/30

立ち上がれ、団塊ジュニア!

尼崎での今回のJR西日本の脱線事故は、鉄道事故と
しては40年ぶりの大惨事、私の記憶にもない大変な
被害をもたらした。

今回の事故の犠牲者には本当にお悔やみ申し
上げたいし、また、ご家族の心中を察しても、なお
余りあるつらさがこみ上げてくる。

今回の事故に関し、社民党福島みずほ党首が、
超党派女性議員で発行しているメールマガジン
ヴィーナスはぁと」で、早速原稿を寄せている。
福島議員のパートナー氏がこの地区出身、彼女も
よくこの路線を利用しているのだそうだ。

効率重視のあまり、安全軽視、というのは、先日の
JALの話でも聞かれたこと。最近の日本では、
安全神話が確実に揺らいでいる。

と同時に、この事故を見ていて、改めて考えさせ
られたのが、「若手にかかるプレッシャーの大変な
重さ」。29日放送の日テレ系「ザ・ワイド」でも見たが、
JR西日本の社員の年齢構成は、30代から20代
後半が極端に少なく、その上と下が多い。

ただ、これはJR西日本だけではなく、日本の多くの
職場で似たような構造になっているはず。団塊
ジュニアの私たちが就職活動をする頃、世間は
バブル崩壊で極端な採用抑制がなされていた。
私はもともと大学院に行きたかったので、同級生を
励ましつつ受験勉強をする毎日だったのだが、
卒業の時、「最初から派遣社員」、「就職活動に
疲れたので就職しない」という同級生も少なからず
存在した。

学校現場も例外ではなく、多くの学校で、私たち
世代の人数が少なく、その上と下が多い、という
構造になっている。だから、今の20代前半の教員の
負担は半端ではなく重いように見える。年齢の近い
モデルが少ないのに忙しいから、誰にも相談が
できないまま右往左往して、あげくの果てに重大な
トラブルを起こす人もいる。

私ももちろん気にかけてはいるつもりだけれども、
若手からすると、「年上の同僚にそんなに迷惑を
かけられない」ということなのかもしれない。

でも、これから団塊世代の退職が本格化し、若手の
採用が本格化する。そういった際に、手本になる
若手の先輩や上司が少ないのでは、ますます
社会が針路を見失い、混乱するだけではないのかと
不安になる。

私たち団塊ジュニアには、社会で頑張っている人も
多いのだろうが、そういった人がもっと声を挙げ、
また、育児などで一時退職した人にも復帰して
もらうなどして、より一層エネルギッシュに動いて
いかないと、日本は若手だけがつらい思いをする
社会になるのではないだろうか。

先日、埼玉県で、新卒で採用されたばかりの小学校
教員が、たった20日勤務しただけで自殺したが、
このような悲劇が増えるのではないかと私は気に
なっている。そのような社会は当然、明るい未来へ
つながるはずもない。

私も団塊ジュニアのひとりとして、社会の改悪を許す
ことなく、パワフルに前向きに活動していきたい。
そうしなければ、日本は決して良くならないだろうから。

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