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2005/04/18

私の原点 「ザ・リガニーズ」&「猫」

blog050418

17日、巣鴨の「手風琴」での「猫」の
単独ライブに顔を出した。

開場時刻は18:00だったのだが、着いたのは17:15過ぎ。
昨年から何度か「猫」の歌を生で聞いているが、
全てそれは他の方も一緒に出られていたライブイベント。

単独ライブは、メンバーの皆さんにとっても30年ぶりだった
のではないだろうか。

お店に着くと、中からリハーサルの音が漏れ聞こえてくる。
リハが終わり、お店から「猫」の皆さんが出ていらした。
「あれ…」他に、お顔を存じ上げない方も2名いる。ゲストの
方だろうか?

皆さんと入れ替わりで、店内に入れていただく。一番乗り
なので、席も一番前の特等席。今日は30人も来る、
とにかくすし詰め状態を覚悟してくれ、とのことで、次から
次へと客が来て、お店はまたたく間に満席。大人が座ると、
その脇を通るのがやっとのスペースしか空いていない。
19:00少し前に、おとといイギリス館でライブを拝見した
ばかりの「まる六」の及川さんと四角さんも到着。

定刻どおりにライブは始まった。「地下鉄に乗って」から、
前半は最近のライブで聞き覚えのある曲が並ぶ。
小ぢんまりしたお店だから、音が耳からだけではなく、
床からも伝わってきて、文字通り全身で「猫」に酔い
しれる。

そして、休憩を挟んで、後半、なんと先ほどいらした
お二方が登場。次に常富さんの口から出たのは、
こんな言葉だった!
「今日は僕たちのルーツ、これなくして今の”猫”は
ありません、"ザ・リガニーズ"の新田和長さんと
吉田光夫さんに来ていただいています!!」

(えーっ!さっきのお二人は新田さんと吉田さんだった
のね!!)

客席も大きな拍手で迎える。ザ・リガニーズは、
早稲田大学出身のカレッジフォークグループ、
常富さんと内山さんもメンバーの一員だった。
本当は5人なのだが、今回はこの4人で
スペシャル版「ザ・リガニーズ」としての演奏。
「Sanfrancisco Bay Blues」のカバーや、あの
名曲「海は恋してる」ももちろん歌って下さる。

その後は新曲「常春」、そしてもちろん「雪」もあった。
「猫」の曲を初めてこれだけ多く生で聞いていて
感じたのは、「やっぱりこのグループには"猫"という
名前がぴったり!」ということ。

猫という生き物は、気まぐれでマイペース。そんな
ところが猫好きにはたまらないのだろう。「猫」という
グループもきっと同じ。マイペースで好きな歌を
歌っていた、そんなところがファンにとっては大きい
魅力だったのだろう。このグループの名前が「犬」
では絶対ヘンだ。そんなことを感じながらのライブだった。

最後には、前日未明に星になった高田渡さんの
「生活の柄」を、「まる六」のお二人にも加わって
いただいて、みんなで大合唱。高田さんの歌の
重みをずしん、と感じる。四角さんが涙ぐまれて
いるのには、こちらまで胸がいっぱいになった。

ライブ後はそのまま打ち上げになだれこみ、「猫」、
「まる六」の皆さんとはもちろん、新田さんと吉田さん
ともお話をする。新田さんと吉田さんは大学卒業後、
レコード会社で日本のビッグアーティストを育てて
いらした。(今は平原綾香さんなどが所属する、
Dremusicにいらっしゃる)新田さんは、かつて東芝
EMIでオフコース、TULIP、そして稲垣潤一さんなどを
世に羽ばたかせてきた方。このお二人は、今の
日本の音楽シーンを作ってきた屋台骨、と言っても
絶対間違いではない。

TULIPも稲垣さんも、「ザ・リガニーズ」から出た糸で
つながっている。彼らがいなければ、「心の旅」も、
「夏のクラクション」もヒットすることはなかっただろう。
そう思うと、「ザ・リガニーズ」の果たしてきた役割は
とてつもなく大きいものだということに気付く。

そんな方々の、含蓄のあるお話を、膝を付き合わせて
聞けることは、この上もない幸せ。感激で胸が
いっぱいになり、そして、もっともっとお話を聞きたい、
という気持ちが高まる。今回は「財津さんは本当に
温厚でいい人、あれほど周りと調和できる人はなかなか
いない」など、TULIPのお話が比較的多かったので、
次に機会があれば、稲垣さんのお話もじっくり
うかがってみたい。

そして、今もしタイムマシーンがあるのなら、10代の私に
会いに行ってみたい。10代の私に、
「今大好きな音楽を、ずっと好きでいると、大人に
なってとても幸せなことに出会えるよ。だから、今
好きなものを大事にしなさいね」と、教えてあげたいと
思う。

また、今毎日接している子どもたちにも、「今真剣に
好きなもの、真剣に好きなことを大人になっても好きで
いると、自分の心の支えになるよ、だから今の毎日を
大事にしてほしい」と伝えたい。

昨日の皆さんのお話の中で印象的だったのは、
常富さんの「今はみな、アーティストとして自分で
作って歌いたがる。でも、本当に必要なのはいい
ソングライターではないか」ということだった。

自分で作って歌うのももちろん大事だけれども、それは
重みあるメッセージ、コアな部分を持つ詞と、響きの
良いメロディーがあって初めて人に伝わること。
ぺらんぺらんの中身だったら全く意味がない。自分が
日々仕事をしていて、中身のある表現ができる子は
本当にごくわずか。自分自身にも、そして生徒にも、
「中身のある表現を!」と日々訴えていこう、と改めて
考えさせられた。

昨日はライブを堪能しただけではなく、日本の音楽
シーンのお話も聞け、語りつくせぬほど濃密なひと時を
過ごせた。「猫」、「ザ・リガニーズ」、「まる六」の皆さん、
そして手風琴のマスター・久保田氏はじめ皆さんに
改めて感謝の言葉を捧げ、これからもどうかよろしく、と
お願いしたい。

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コメント

こんにちは。
「手風琴」は友人がよくLIVEをするお店です。
アット・ホームでとても素敵…だとか(^^)。
ゆっくりと音楽とお話に浸れる空間って良いですね。

常富さんのblogで“猫文銭”が札幌でLIVEの予定があることを
知りました。
ライラックが綺麗な季節の札幌でのLIVE、とても楽しみです。

投稿: SHIMA | 2005/04/21 09:54

SHIMAさん、お友だちがこちらで
ライブをなさるんですね!

「ちょっとそこまで」という感じで、
気軽に行けて、そして好きな音楽に
どっぷり浸れるところです。

札幌での「猫・文銭」、真っ先に
SHIMAさんのことが思い浮かびました。
おいでになれますようにお祈りしています!

そして、もしも私たちが上陸する
ことになりましたら、ご連絡しますね。(^o^)

投稿: つきのみどり | 2005/04/21 18:40

つきのさん、札幌に来られるのですか?
6月の札幌は緑も深く、観光にぴったりなシーズンです。
是非いらっしゃられますように。(^^)/

私は「猫」について深くはありませんが
中高時代ラジオから流れて来た歌達のひとつとして懐かしく思っています。

投稿: SHIMA | 2005/04/22 15:01

SHIMAさん、6月の北海道、以前から
行きたかったのです。
でも、こういった仕事をしていると、6月は祝日も
ないですし、なかなか機会がありませんでした。

10代の頃に聞いた音楽は、大きな重みを
持ってその後の自分の中に残っていきますよね。
SHIMAさんにとっての「猫」は、きっとそんな音楽の
ひとつなのでしょうね。

投稿: つきのみどり | 2005/04/22 19:30

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» 猫 Live in 手風琴 <2005.4.17> [猫が目を覚ました by 常富喜雄]
           2005.4.17 猫 Live in 手風琴 2005.4.17 <スペシャルゲスト/ザ・リガニーズ>ぽかぽか温かく地蔵参りで賑わう巣鴨の町。 一本路地を入った手風琴で"猫"Liveをやった。  僕が30年ぶりに再びギターを抱えたのがこの店。   だから"猫"もここでやりたかった。おでこがくっつくくらいのスペース。 だけど慣れるとそれも満更じゃない。  始めての人よく来てくれる人を含め35人ほど。   7時にはすでに店は人で溢れていた。 "地下鉄にのって... [続きを読む]

受信: 2005/04/19 03:53

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