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2005/06/14

web連載「つきのみどりの教育カフェテリア」第5回目掲載

先日、「ロゼッタストーン」でのweb連載、
つきのみどりの教育カフェテリア」の第5回目の
記事を更新した。

今回のテーマは「学校間格差」問題。現在の日本では、公立
小・中学校の学校ごとの格差は、恐ろしいほど広がっている。

首都圏でも、東京都内・横浜市内など、同じ区内・市内でも、
荒れている中学では、「トイレが喫煙所」、「廊下をバイクや
自転車で走る生徒がいる」というのは日常茶飯事。こういった
学校では、授業そのものがまともに成立していない。一方で、
非常に落ち着いていて、そんな生徒は非常に少ない学校も
ある。

就学前のお子さんがいる方は、ぜひ地元の小学校を、
小学生のお子さんがいる方は、中学校の授業参観をして
いただきたい。学校に申し込めばできるはずだし、一人で
行くのに抵抗があるなら、お子さんの友だちの保護者と
連れ立って行ってもいいだろう。学校選びはとかく噂に左右
されがちだが、実際にご自分の目で確かめるのがベスト
なのは言うまでもない。私立中学に一度も見学に行かないで
受験する親子なんていないのと同じこと。

「学校間格差」は、現状では、結局「保護者の意識・経済
力の差」が生み出してしまっているものに他ならない。
学校で理科の時間が削減されているので、塾に通って
実験を習う現在の日本(!!)なのだから、経済力がなく、
しかも、保護者が「学校だけで勉強は充分」と思って
いたら、子どもはわずかな知識しか習えなくなって
しまう。

今年の春、公立進学校からの東大合格者が増えた
ことで、「公立校の復権」と言っている方がいたが、
それは塾や予備校にも当然通っているからできること。
また、東京都など、公立のトップ校では独自の入試
問題を出しているところもある。こういった問題に慣れる
機会は、学校ではあまりないだろう。だから、学費が
安い分、塾に通ってせっせと勉強して、私立中生に
負けないようにやっているというのが実態。

となると、今の日本で、次のような家庭の子どもは、
勉強することを小さいうちからあきらめてしまって
いることも考えられる。

・「家にあまりお金がない」(親がブランド品など自分の
楽しみにお金をつぎこんでいる場合もある)
・「塾にはあまり行かせてもらえない」
・「親が教育問題に関心がない」(中学選びなど)

でも、今は奨学金制度も数多くあるし、こういった家庭の
事情だけで子どもの夢をあきらめさせるのは本当に
かわいそう。私の勤務先は私立だから、子どもに手を
かけてやりたい、という保護者がほとんどなので、
勤務の合間、「ここに入れない子はどうしているのかな」、
という気持ちになることもある。

連載を読んでお気づきのことがあったら、ぜひコメントを
ちょうだいしたい。

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