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2005/07/11

「猫」+「猫・文銭」 新しい一面

blog050711


青山のライブハウス「月見ル君想フ」で、
9日、「猫」+「猫・文銭」のライブがあった。

東京メトロ・外苑前駅で降り、雨の246を眺め
ながら歩く。このあたりは、雨が降って
いなければ、のんびり歩きたいところ。
神宮球場、ハーゲンダッツカフェ、ブティック、
そして、お気に入りの、焼き魚のおいしい定食屋さんが
私を呼んでいる。でも、夕方から降り出した本降りの
雨は、そんな気分にはさせてくれない。マンダラ
前を通り過ぎ、ひたすら坂を下って、初めて入るお店へ。

ステージを見ると、満月のイメージか、大きなまんまるの
「月」がバックに浮いている。ライブ前はひとしきり、webで
よくお話をする方と会話を楽しんで、その時を待つ。

ライブは、まず、「猫・文銭」でスタート。きょうのおけいさんは、
私が(たぶん)はじめて見る、柔らかなロングスカート姿。
いつもはパンツスタイルだけれど、こちらもなかなかステキ。

いつも思うのだけれど、「猫・文銭」のサウンドは、優しく、
心にすーっと入ってくる。次第に気持ちが落ち着き、日々の
忙しくて殺伐とした日常から解き放たれる。おけいさんの
透明感のあるお声、と、及川さん常富さんの、穏やかさを
引き立てるようなギターの旋律。だから、私たち観客も、
すーっと「現実の喧騒」から、しばし、穏やかな世界に
旅立つことができる。

「ガラスの言葉」も、及川さんのCDでのアレンジと違って、
おけいさんのボーカルが入ると、より軽やかさと透明感が
際立つサウンドになっていて、私の大のお気に入り。

いつしか「猫・文銭」の時は穏やかに過ぎ行き、「猫」の
内山さんと、「ギッキー」石山さんのお二人を招き入れ、
「歩いていようね」を歌う。及川さん、今日もとても楽しそう。
この後、及川さんとおけいさんが退場して、「猫」のステージに。

「猫」になると、がらりと変わり、思いっきりパワフルな
ステージ。6/20のライブでも感じたけれど、「猫」の昔の
お仲間、一緒にかつてお仕事をした仲間など、男性が
たくさん見に来ているせいもあるのだろう。

「昔の曲で、僕たちが良いと思ったものは、自分たちの
持ち歌でなくても歌いたい。この曲もそんなひとつ」と
言われて、歌い始めたのは、「たどりついたらいつも
雨降り」。もちろんこれはモップスの名曲だけれど、
わたしにとってはすっかり「猫」の歌で体になじんでいる
(この曲を歌うのは、吉田拓郎さんつながりだからだろう)。

体になじんだはずの曲を聞いていて、「おや」と思ったのは、
「各駅停車」。オリジナルとアレンジが違う!レコーディング中
だからなのかもしれない。これが、「進化し続ける”猫”」と
いうことだと、納得しながら聞く。

「雪」の時に強く感じたのだけれど、このライブハウスは
小さいながらも照明など工夫していて、とても良かった。
まるで本当に雪が降っているようなライティングは、他の
どのライブハウスでも見たことがない。照明もいっそう
曲の良さを引き立てる。

ライブ後は、そのまま打ち上げに。「及川さんの
イギリス館でのライブをずっと見ている」という、私と
そんなに変わらない世代の方から、50歳前後の
方まで、入り乱れて話に花が咲き、あっという
間に日付が変わっていた。

ライブハウスを出ると、外の雨もやみ、静かな青山の街の
闇が広がる世界。次のライブを期待しながら、満ち足りた
気分のまま、帰り道についた。

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コメント

お返事遅れてすみません。月見ル君思フは初めての場所であちらこちらうろうろしてマンダラの南を曲がるとすぐありました。逆に青山運動場のテニスコートの横の道を通るとすぐに外苑前駅でした。 雨模様でしたがそれも梅雨時と仕方ないことですね。 その雨にちなんだ歌が並びましたが。雨そら、雨のことばはとくにすきな歌です。 後半の猫も落ち着いたそれでいて勢いの感じられるライブでした。 地下鉄、各駅停車、雪この程度しかわからなかった自分もすこしずつ曲を増やしてます。 次回は打ち上げがあるかどうか、わかりませんがゆっくりしたいです。 お疲れさまでした。 長野県飯山の六文銭レポートも楽しみにしてます。それではまた。失礼します。

投稿: 浜ちゃん | 2005/07/11 12:08

 つきのみどりさん。Liveに来ていただいてありがとうございました。Liveはその瞬間に消えていってしまうもの。それをどんな風に受け止めていただけるかは僕達が知る由も無いのですが,皆さんの表情からは様々な感情が伝わってきて,それを一つ一つ確かめながら時が過ぎてゆくことに身をまかせていました。時間が経つのも忘れてあわてて曲を減らしたりもしたのですが。
一つの区切りだと思っています。アルバムとともにこれからは挑戦のステージに上がっていきますよ。決してラディカルではないですけれど,燃えています。いつも様々な角度からのご意見とても沁みています。ありがとう!
tsunetomi

投稿: tzneyan | 2005/07/11 13:01

浜ちゃんさん、遠路はるばるお疲れ様でした。
コメントもありがとうございます。

>雨そら、雨のことばはとくにすきな歌です。

私も体にすっかりこの曲がなじみました。
私にとっては、今年の梅雨はこの歌が
「テーマ曲」だと思っています(笑)。

次回はゆっくりおいでになれると良いですね。
那須のレポートもお待ちしています。

投稿: つきのみどり | 2005/07/11 17:38

tzneyanさん、ありがとうございます。
そして、お疲れ様でした。

>Liveはその瞬間に消えていってしまうもの。
>それをどんな風に受け止めていただけるかは
>僕達が知る由も無いのですが

私も、その時強く感じたことを拾って書いて
いっているので、消えてしまっていることも
多々あるのだと思います。でも、それでも、
この場にいた者として、感じたことをありの
まま書くことが一種の役割だと思うのです。
ですので、こうやって好き勝手に書かせて
いただくことをお許し下さい。m(__)m

これからもできる限り元気に追いかけて
いきたいので、よろしくお願いしますね!

投稿: つきのみどり | 2005/07/11 17:44

はじめまして。
このライブ、知っていたら絶対行っていたのにと悔しい思いです。
「猫」が活動していることを知らなくって、ビックリしてしまいました。
「各駅停車」や「雪」を聞けるなんて、夢のようなことです。

投稿: アヒル | 2005/07/16 21:23

アヒルさん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。

「猫」の皆さん、今またがんばって
活動していらっしゃいますよ!
次のライブにおいでになれると
良いですね。その時はお話できたら
嬉しいです。いろいろ聞かせて下さい。

投稿: つきのみどり | 2005/07/17 14:33

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2005.7.9                             三人で 猫 を再スタートさせようと話した日から一年。   僕が 手風琴 での 恒平君 と おけい のLiveに    サポートギターで参加してからも一年。     やっとこの日がやって来た。  とてもスムーズに戻れたもの   体の中から消えうせていたもの    全く思い出せないも... [続きを読む]

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