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2005/09/25

秋の夜長のパン祭り

blog050925


先日、炊飯ジャーを買い換えた。

何ヶ月か前から「怪しいな、そろそろかな」と
思いながら、使い続けてきた先代ジャー。
10日前の朝、そのジャーがとうとう、おしゃかになった。
(ご苦労様、今までありがとう)
ということで、仕事帰り、新しいジャーを買いに寄る。

次に買うならこのシリーズ、と決めていたジャーがあった。
このメーカーの、内釜が「ビタクラフト」という製品になって
いるもの。ビタクラフトというのは伝導率の良いステンレスの
お鍋。ひとつ試しに買ってみたら、ご飯もおいしく炊けるし、
煮物も少量の煮汁でふっくら煮える。じゃがいもだって少しの
お水で、ほんの数分火を通し、あとは余熱で放っておくだけで、
よく煮える。というわけで、我が家には現在このお鍋が大小
あわせて3つ。毎日必ずどれかを使っている。

(ちなみに、まともにデパートで買うと、1つ3万円!!10年保証の
お鍋とはいうけれど、これはあんまりなので、大体私は
楽天市場」で、激安になっているお店で買っている。
おすすめは、アメ横値段の、このお店
ただし、いつもあるわけではないのでご注意を)

そのお鍋の良さを知っていたから、中山エミリちゃんの
CMをはじめて見た時からずっと、「次はこれ!」と決めて
いた。お夕飯のご飯はお鍋で炊くようになっても、お弁当
用にジャーがないと、やっぱり困る。朝起きて、ご飯が
炊けていなかったら、さぁ大変!!だもの。

で、仕事の書類と共に、ジャーを抱えて帰宅。寝る前、
説明書片手に、ご飯をセットする。
翌朝。きちんとご飯は炊けている。スイッチを切り、
かきまぜてひと口味わう。
「うんっ、おいしい!ご飯が甘い」
やっぱり、これはビタクラフトのおかげ。よかった、
これにして。

このジャー、実は、ビーフシチューやおでんを煮る「調理
コース」、パンを焼ける「パン焼きコース」がある。シチューや
おでんはお鍋で煮るからいいとして、「パン焼き」は楽しみに
していた。

子どもの頃から今まで、お菓子やケーキは作ることは
あっても、まだパンは家で焼いたことがなかった私。
母の、「発酵させる時にこたつに入れたり、温度管理が
大変」という話を聞いていたこともあった。

なんでも、よその家では「お夕飯は、シチューだったらパン」
なんていうところもあるらしい。

ホームベーカリーを買っても、我が家ではきっと宝の持ち
腐れ、出番はわずかしかないはず。でも、「炊飯ジャーに
パン焼き機能がある」だったら、使ってみたいな、と
思っていた。

で、先日の休みに、早速作ってみた。説明書を開くと、
「ここに記されているレシピと、タイガー社のHPに記されて
いるもの以外のレシピは、うまく焼けないことがあるので
作らないで下さい」とある。そりゃあそうだろう。ジャーで
パン焼き、なんて、普通できない。レシピも専用なはず。

私が最初にトライしたのは、「レーズンとくるみのパン」。
ただのパンより、レーズンとくるみの分、栄養価も高い。

材料を量り、早速パン作りスタート。
「ここで20分こねます」
(そうか、20分ね…)
キッチンタイマーをセット。意外と長いな、20分。まな板の
上で、押しては伸ばし、押してはのばし、ひたすら繰り返す。

で、生地を丸めて、ジャーに入れる。1次発酵。40分、
パンがふくれるのを待つ。その間はもちろんそばについて
いなくていいし、温度調整もジャーがやってくれるので、
それだけでもとても気楽。

「ピー!」
発酵が終わる。ふたを開け、指で押してみる。穴があいた
ままなので、最初の発酵はOK。また生地を出して、こねて、
丸める。そのまま2次発酵。また40分、お掃除をしながら、
ひたすら待つ。

「ピー!」
ふたを開け、生地が膨らんでいるのを見て、いよいよ「焼き」。
この時もまた、ひたすら40分、お洗濯物を取り込み、
たたみながら待つ。

「ピー!」
(できたかな…)
お釜を開ける。
(わぁー!焼けてる!)\(^O^)/

お皿にあける。焼きたてのパンの、いい香り、そう、おいしい
パン屋さんの香りがする!

調子に乗って、昨晩遅くになって、から、今度は「ほうれん草と
コーンのフラワーパン」を焼いてみた。今朝早速食べてみる。
コーン、たまねぎの甘さ、ほうれん草のほのかな甘みが
口いっぱいに広がる。朝ごはんやランチにぴったり!

blog050925-B


それにしても、パン焼くのって時間がかかるん
だなぁ。パン屋さんは7:00にお店を開けるなら、
3:00頃からパンを焼くのもうなずける。
こんな素人の数倍も数十倍も神経と愛情を
注ぎ、おいしいパンを作ってくれているんだ、と改めて実感。

さすがに朝のパンを「朝焼く」なんて芸当は私にはできない。
休みの日とか、明日は休み、なんていう日に焼くことになるん
だろう。

こんな時、つくづく感じるのは、「生活を取り巻く家電・道具の
進化」。私が子どもの頃と今を比べたって、想像もつかない
ほど進化している。

朝起きてから、全自動洗濯機の洗濯物(前夜セットしてから
寝る)をすすいで干し、ジャーで炊けているご飯でお弁当を
作り、そして出勤。帰ってからも、レンジやフードプロセッサー
使いながら夕食を作り、そして、食後は食器洗い機がお皿を
洗ってくれる。夜は、機械がわかしてくれるから、お湯が
あふれることもなく沸いたお風呂に入り、寝る前に洗濯機を
セット。この時だって、お風呂の残り湯を勝手にポンプがくみ
あげてくれる。あー、安心、おやすみなさい。バタン、キュー、
Zzz…

こんな生活を、「洗濯機のローラーで洗濯物を伸ばして、
干していた」大正生まれの亡き祖母が見たら、「まぁー!!」と、
目を回してしまうかもしれない。私のパン焼きだって、祖母は
「どうしてお釜でパンが焼けるのかねー」と言って、きっと、
不思議がることだろう。この30年ほどで見たって、こんなに
いろんなものが進化している。

だから、ひとつが故障したり調子が悪くなると、全ての流れが
狂ってしまうし、改めてありがたみを実感することになる。

こんな便利な家電たちに支えられて、私の生活は成り立っている。
そんなことを思いながら、パンをこねる、秋の夜長の私なのだ。

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