« しんどい、でも、歌いたい 及川恒平さんソロライブ | トップページ | 35年目のアンサーソング 「猫」in 代官山2days »

2005/09/08

年金の「知られざる格差」

「9.11」総選挙が目前に迫ってきた。

各党のマニフェストを見ていると、年金の格差是正を
うたっている党が複数あることに気づく。

年金には、そもそも、次の3つがある。私は専門家では
ないけれど、私でもわかる範囲で書く。専門家の方が
ご覧になって、間違いがあったらぜひご指摘いただけると
ありがたい。

・国民年金(自営業者、学生などが加入)
・厚生年金(会社員が加入)
・共済年金(公務員が加入)

ちなみに私のような私学の教員は、(地方)公務員に
準ずる、ということで、「私学共済年金」に加入している。
だから、毎月のお給料から、年金代が天引きされている。

このうち、「共済年金」だけに存在している制度がある。
それは、「転給」。
この記事に詳しく書かれているので、そちらを見て
いただきたいのだが、簡単に言えば、「共済年金を
受け取っていた人が亡くなった場合、配偶者や子どもが
その権利を相続できる」ということ(ただし、所得に応じて
制限があるようだ)。これは、厚生年金にはない制度、
だから、「公務員や教員だけに与えられた特権」となる。

この「転給」、おおっぴらに言われることはあまりない。
公務員の親や祖父母でもいない限り、知らない人が
圧倒的多数だからだろう。私は、年金に関する話題を
調べているうちに、この話を知った記憶がある。私は、
父が公務員だったので、この話を聞き、

(じゃあ、私にも父の年金を相続できる権利があるんだ)
と、真っ先に思った。ただ、その直後にこうも思った。
(でも、私が相続する時まで、この制度、残っていないかもね)

マニフェストで「年金一元化」とうたう党もある。本格的に
一元化、ということになれば、この「転給」も、当然廃止
されねばならない。

でも、「既得権」を得ている官僚が、この制度を簡単に
手放すことに賛成するだろうか。私にはとてもそうは
思えない。官僚の手を借りねば成り立たない政治なら、
この制度は手を代え品を代えて残ってしまうのでは、
という危惧さえ抱く。

親の職業によって、年金の相続という「知られざる格差」が
発生している、今の日本。「転給」が廃止されて年金が
一本化されると、真の意味での「官僚主導の政治」が
終わることになるのかもしれない。

郵政に惑わされることなく、この点にも注目して、
投票に行こうと私は決めている。

|

« しんどい、でも、歌いたい 及川恒平さんソロライブ | トップページ | 35年目のアンサーソング 「猫」in 代官山2days »

コメント

明日は選挙ですね。
今回は郵政民営化ばっかり語られていますが年金問題も心配です。
サラリーマンは確実に増税だし、専業主婦も悲しいし・・・。
どっちがいいかとかじゃなくて政策がしっかり語られない選挙って
党や議員のただのテリトリー争いにしか見えないんですが。(^^;
外交政策にしろこれからの指針も何も無いままどうなっていくんでしょう、日本は。。。(哀)

投稿: SHIMA | 2005/09/10 11:16

SHIMAさん、ありがとうございます。

>政策がしっかり語られない選挙って
>党や議員のただのテリトリー争いにしか
>見えないんですが。

その通りですよね。でも、そういう
争いを許さないよう、これからしっかり
声をあげていくのも大事ではないかと私は
思っています。

また、指針を作るように要求していくことも
大事ですよね!

投稿: つきのみどり | 2005/09/10 15:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/5838069

この記事へのトラックバック一覧です: 年金の「知られざる格差」:

« しんどい、でも、歌いたい 及川恒平さんソロライブ | トップページ | 35年目のアンサーソング 「猫」in 代官山2days »