« おいしさの玉手箱 富澤商店 | トップページ | CD「猫 5」30年ぶりの大英断!! »

2005/10/18

情熱のギターセッション 及川恒平さん&伊藤芳輝さんLive in 手風琴

blog051018

巣鴨の手風琴に、半年ぶりに
足を踏み入れた。

16日、及川恒平さんが、伊藤芳輝さんを
伴ってライブを開いた。今日のライブのお題は、
「フラめんこ と ビー玉」。伊藤さんはフラメンコギターの
若き旗手、「Spanish Connection」のリーダーとしても
ご活躍。だから「フラメンコ」。でも、そこに「めんこ」を
かけてしまうのが、いかにも及川さんらしい。

今にも空が泣き出しそうな、寒い夕暮れの中、巣鴨駅
から手風琴に向かう。秋の日はつるべ落とし、とげぬき
地蔵におまいりしたお年寄りの姿もひとっこひとり
見えない。

伊藤さんはお店の常連さん(兄上がマスターと同級生!)と
いうこともあり、今日のお客さんは、及川さんのファンと
お店の常連さんが半々、といったところ。及川さんと
伊藤さんはCD「みどりの蝉」で共演して以来のお付き合い
だという。

まずはおふたりの共演でスタート。のっけから、伊藤さんの
「フラメンコギター」のテクニックに、及川さんファンは目が
釘付けになる。みな、固唾を飲んでギターを弾く手元を
見つめる。私も、瞬きをするのが惜しい思いで手元を
見つめていた。

(フラメンコのギターってこういう風に弾くんだ…)
フラメンコのフレーズは、情熱、とか、魂、といった言葉で
しばしば形容される。

はじめて生でフラメンコギターを聴いた私には、「魂の
奥底に眠る、命そのもの、そして、生きたい、という
気持ちをぐらぐらと揺さぶる、情熱の炎そのもの」という
風に感じられた。静かに聴いているのに、なにか、こう、
走り出したい、というか、自分の情熱をあらわしたい、と
いう気持ちが体に満ちてくる。

この気持ちは、決して、他のメロディーでは味わえない。
だから、フラメンコに取りつかれた人は、その強い呪縛
から離れられないのだろう。

今日の構成は、及川さんのソロコーナー、伊藤さんの
ソロ、途中休憩を挟んでまたセッション、という形で進む。
セッション中はもちろん、ソロの時も、素晴らしい仲間と
いる及川さんはとても楽しそう。「純朴なままの、ギター
少年」の輝く瞳が、とてもいい。

そして、伊藤さんの手にかかると、「禁じられた遊び」の
ワンフレーズさえも、フラメンコ調になってしまうのだから、
素晴らしい。

他に、私の心に強く残ったのは、8月の「猫・文銭」でも
聴いた、西岡恭蔵さんの曲、「君の窓から」と、「銀河鉄道」。

「銀河鉄道」は、かつて、同じ「銀河鉄道」という名前の
グループが歌っていた曲だという。フォークブームの頃に、
高校生だった方々なのだそうだ。キャッチーなメロディが
心地よく響く。きっと、今、CMやアニメで使われても、
まったく違和感がなく聞こえるだろう。

でも、私にとっては、おそらく、及川さんと出会わなければ
聴くことのなかった曲。こうやって、間違いなく、名曲は
歌い継がれ、そして、聞き継がれていく。

ライブ終了直後、マスターから「明日お誕生日の常連さん、
そして、伊藤さんに」ということで、みんなで「♪Happy
Birthday」の大合唱、そして、ケーキの進呈!お店の普段の
様子が垣間見えて、まだ2回しか足を踏み入れていない
私も、ふんわりと、あたたかな気持ちにくるまれる。

そして、ライブ後は、手風琴のマスター特製のパスタや
ピザをおいしくいただきながら、おしゃべりの花が咲く。
ソーセージに添えられた自家製ピクルスがおいしい!
(そうだ、明日、冷蔵庫のきゅうりでピクルス作ろうっと)

こういうお店だと、撤収の心配をせず、好きなだけ
楽しんでいられるから、とてもありがたい。

来月、及川さんとおけいさんがライブを開く「落陽」の
マスターとスタッフもいらしていたので、きっと来月はまた
素晴らしいライブが聞けそう。そんな予感も胸にわく。

今日も仲間のライブを見にいらしていた、四角佳子
(おけい)さん
が、伊藤さんのギターのことを、「あの
ギターにあわせて踊るわけでしょう、きっとお互いの
駆け引きっていうか、気持ちの通い合いでどんどん
いい踊りになるのね」という意味のことを言われる。
さすが、元バレリーナ!

及川さんの翌日のご予定もあり、私たちは電車の
動いているうちにお店を出る。ライブの余韻に浸った
ままで、乗りなれた電車に乗るのも、異次元空間に
いるようでなんだか不思議。もしかして、これが
「銀河鉄道」?!

このおふたりの共演を聞くと、きっと、みな、ギターの
とりこになる。ギターを弾く人なら、もっと弾きたくなる。
そんな確信を持った、巣鴨の夜だった。

|

« おいしさの玉手箱 富澤商店 | トップページ | CD「猫 5」30年ぶりの大英断!! »

コメント

恒平さんのライブ良かったようですね。
"君の窓から"いい歌ですよね。ゾウさん(恭蔵さんをみんな敬愛を込めてこう呼んでました)のこの歌は本人のデビュー盤となる「ディランにて」というアルバムに録音されております。この頃のゾウさんの歌は味はあるのですが、お世辞にもうまいとは言えません(^^;) ただ"プカプカ"も収録されており、とても貴重な音源であることは間違いありません。

その後ゾウさんも参加して結成されたザ・ディラン、ディランⅡというバンドでもこの曲を録音しております。

ディランⅡの「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」というアルバムに"君の窓から"が入っております。このCDは(当時はレコードでしたが)今でも手に入るはずです。
もしお嫌いでなければぜひ聴いてみてください。
ボーカルは大塚まさじさんです。ながいようさんのリードもなかなか味わいがあります。
そういえば来月、手風琴で「猫」のライブがありますね、私はその日は大塚まさじさんのライブを前から予約していたので阿佐ヶ谷に行くと思います。(残念ですが・・でもまだ悩んでます・・もう遅いかな・・)
もし行かれるようならば楽しんでくださいね。ではまた。

投稿: ikki | 2005/10/19 02:29

「銀河鉄道」はCSN&Yのコピーをする事でも知られていました。
活動期間は短かったけど、記憶に残るバンドでしたね。<GAROともほぼ同時代だし。
懐かしい歌と名前を思い出させていただきました。
ありがとうございます♪

投稿: SHIMA | 2005/10/20 15:41

>ikkiさん

いつもありがとうございます。

>"君の窓から"いい歌ですよね。ゾウさん
>(恭蔵さんをみんな敬愛を込めてこう呼んでました)

ゾウさん!直接お姿を拝見していない私でも、
なんだか笑顔になれてしまうネーミングですね。
「プカプカ」は知っていた私にとって、
及川さんが歌って下さることであらたな
"ゾウさん"の魅力を知ることができました。
CD、探してみますね。

>SHIMAさん

今日も書き込みありがとうございます。

>「銀河鉄道」はCSN&Yのコピーをする事でも
>知られていました

そうだったんですね!

私はぜひともCMやドラマで使って
ほしいなぁ、と思っています。
ガロの「地球はメリーゴーランド」の
ように…

投稿: つきのみどり | 2005/10/20 18:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/6462287

この記事へのトラックバック一覧です: 情熱のギターセッション 及川恒平さん&伊藤芳輝さんLive in 手風琴:

« おいしさの玉手箱 富澤商店 | トップページ | CD「猫 5」30年ぶりの大英断!! »