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2005/10/16

おいしさの玉手箱 富澤商店

blog051016


子どもの頃から慣れ親しんでいる、
このお店

子どもの頃から母がよくこちらを利用
していた。お菓子の材料、プルーン、
落花生…おいしいものをよく買ってくれた。

おいしいだけではなく、手作りで安全性の高いジャム、
オリジナルの小麦粉。ここでしか買えない、おいしい
ものばかり。だから、ここの品物に、当たり前の
ように囲まれて育った。

でも、結婚して実家を離れると、今度は自分で
買ってこなければならなくなる。
「それが主婦の仕事のひとつなんだ」と、改めて
主婦業の多さに驚いた。そして、「こういうもの、
どこで買ったらいいんだろう」と悩んだ。

でも、ある日ふらりと出かけた恵比寿の三越で、
このお店を発見!!その日は、「私と一緒に引っ越して
来てくれた」という、勝手な嬉しさが私を包み込んだ。

というわけで、しばらくは恵比寿に行くたびに、ここに
立ち寄るのが定番になった。大豆は、圧力鍋で煮て、
冷凍保存。トマトシチューやサラダで食卓にのぼる。

プルーンは、赤ワインとお砂糖で煮て、冷蔵庫の
タッパーに。ヨーグルトと一緒に食べるのが私の
お気に入り。ごま、干ししいたけ、ジャム、豆板醤、
アーモンドプードル(クッキーを作る時に使う)、そして、
ケーキの材料も買う。毎月1度は必ず足を運んでいた。

でも、ある時。いつものように恵比寿に行ったのだが、
「あれ…なくなってる」
おかしいな、なんでだろう。

実家の母にこう話すと、すぐに母が聞いてきてくれた。
お店の方いわく、「レジの方式が変わったので、退店
した」のだそうだ。レジの方式?!そんなことで、私の
心のよりどころを奪わないでほしい。こういう方針を
決めたデパートにも大きな不信感を持ったし、何より、
大きなショックが私を包みこんだ。

それ以後は、横浜や吉祥寺にあるのに気づいたので、
出かけた時に、立ち寄って買って帰った。でも、しじゅう
行くわけではないので、買う量にも限りがある。いつも、
どこかさびしい思いが私の中を吹き抜けた。

でも、ここにできた、という噂を聞きつけた。そこで、早速立ち寄る。
ソニープラザのそば、目立つ場所にできている。
(わーい、富澤だー!)
早速かごを抱えて店内に入る。きっと私はその時、
ほほえんでいたに違いない。

このお店に来るといつも思う。天井近くまで、おいしい
材料がうず高く積まれていて、この山に囲まれて
品物を見ている時が一番幸せ、だということ。「何を
作ろうかな…これもおいしそう…」レシピを思い
浮かべて店内を歩くのが、何より楽しい。

だから、私にとっては、富澤商店は、「おいしさの
玉手箱」。ここに来れば、おいしいものが何でも
作れそうな気持ちになる。

今回は、パン用の強力粉もかごに入れた。ここで今回
買いたかったもののひとつ。強力粉ひとつとっても、
パンの用途別に所狭しと並んでいる。無農薬のものと、
別の種類のものを買う。レジ前の冷蔵ケースから、
もちろん、ジャムも手に取る。

「子どもの頃からずっと親しんできました」
思わず店員さんに話しかける。
「まぁ、そうでいらっしゃいますか」
「こちらにできて、とても嬉しいです。また参ります」
「こちらこそよろしくお願い致します」

懐かしい紙袋を抱えて、お店を出た。
このお店、競合店がないので、最近都心への出店が
増えている。今は田園調布にもあり、田園調布の
マダムも多くご愛用だろう。

また、特殊な材料も多くあるので、「これを扱っている、
都内唯一のお店」として、「どっちの料理ショー」でも
出たのを見たこともある。奄美の黒砂糖だったっけ?
その時は、私までなぜか誇らしい気持ちになった。

子どもの頃から慣れ親しんだ味を、今でも手軽に
買える、というのは、何よりの幸せなのかもしれない。
そんなありがたみをかみしめつつ、私は、プルーンの
袋を開けた。

【追記】
富澤商店は、小麦粉類を大手メーカーに卸していた
はずだ、と、実家の母が語っていた(今も卸しているの
かもしれない)。かつて、大手メーカーのトラックが
荷運びに来ているのを何度も見たそうだ。
だから、粉類の品揃えがピカイチなのも当然
なのだろう。

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