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2005/11/06

ライブ「おけいと恒平」 おふたりの30年間の歩み

blog051106


荻窪の「落陽」で、及川恒平さん
四角佳子さんのライブ「おけいと恒平」が
開かれた。

「落陽」と言えば、吉田拓郎氏の曲と同名。
だから、ここは吉田拓郎ファンの集う場所。
もちろんそのことは私も知っていた。だから、
今までまったく無縁だった場所。

だから、期待もある反面、「どういう常連さんが
いるのか」私にとっては想像がつかず、少し緊張感の
入り混じった不安も持っていた。

ただ、マスターとは、10/16の及川さんのライブの
際、「手風琴」でお会いしている。お話を既にしている、と
いうことだけでも、私にとってはとてもありがたく、大いに
安心できるところだった。

ドアを開けて、店内に入る。手風琴よりも小ぢんまりして
いる。カウンターとソファー、まるで「家のリビング」と
いった感じのお店。ほっと安心して席に着く。

blog051106-B

ライブは2回に分けて行なわれた。
あらかじめ曲目リストが配られる。
おふたりのサービス精神の表れで、
だぶっている曲は7つだけ。第1部は
「おけいさんファン」の常連さんが
目の前に陣取り、おふたりを見守りつつ、「雨のことば」、
「雨が空から降れば」でスタート。

「ネコの歌」、及川さんの繊細な、まるでレコード
そのままのようなフェイドアウトが素晴らしい。
うっとりと聞き惚れる。

おふたりの共演で6曲歌われたあと、及川さんの
ソロコーナー。その時のご気分で、「長い歌」、「君の
窓から」、「リエのこと」などを歌われる。

「岬の部屋」は「忌野清志郎」さん風、歌人・糸田
ともよさんの短歌からできた歌は「さとう宗幸」さん風。
「どっちの方向を目指せばいいんでしょうねー」と笑う
及川さん。

(いえいえ、パンク風なところも、端正なところも、併せ
持ったままのあなたが良いのです。だから、そのままで
いて下さい)
そんなことを思わずつぶやいた。

ソロコーナー6曲のあと、おけいさんが再びご登場。
小室等さんのファーストソロアルバム時代の歌を中心に、
4曲。「ゲンシバクダンの歌」が、こんなところで聞けるとは!!

そして、「面影橋から」、「春の風が吹いていたら」、
「ガラスの言葉」、「夏・二人で」と一気に第1部は
終わりを迎えた。

1時間の休憩を挟み、お客さんの大半も入れ替わって、
第2部がスタート。今度はお店の常連さんが多い様子。
スタートの2曲は、「雨のことば」、「雨が空から降れば」で、
さっきと同じ。ただ、その後は「銀河鉄道」、「ホワン
ポウエルの街」と続く。

第2部の構成も第1部と同じで、及川さんのソロコーナーを
挟む。「プカプカ」が聞けたのは今日の収穫、とても嬉しい。

ライブは、「春の風が吹いていたら」、「きずついた小鳥」、
「ガラスの言葉」、「夏・二人で」で、みな満足のラストを
迎えた。

こうしてセットリストを改めて眺めると、「30年間のおふたりの
思い」が凝縮されているようで、私にとっても大きな意味を
持つ内容だった。

「春の風が吹いていたら」は、もともと、おけいさんの
かつての夫ぎみのアルバム「伽草子」に、デュエットとして
収められているもの。クレジットも「よしだけいこ」となって
いる。

だから、及川さんが「僕は歌いませんよ、絶対歌いません!!」と
断固として伴奏だけ、という姿勢でおいでなのも、彼なりの
こだわりなのだろう。いつもライブではおけいさんがおひとりで、
伸びやかに、かつての曲よりも「ゆったりとした春の風」を
聞かせて下さる。

この曲は引退後にレコーディングだけしたものなので、実は、
人前で歌うのは活動再開してからが初めてだと言われる。
(少し検索してみたが、かつて「ミュージックフェア」で
南沙織さんが歌われたこともあったようだ)

でも、おけいさんのさわやかで伸びやかな、そして、心地よい
透明感ある歌声を聞いていると、この曲が、やっぱり
「おけいさんのもの」であることを教えてくれる。

音楽活動を再開されると、思わぬヤジや誤解に基づく
記事も書かれ、不快な思いをされることも多々あるだろう。
でも、それを乗り越え、こうやって「今のお幸せでお元気な
おけいさん」として私たちの前に現れて下さることは、
かつてのファン、そして、新しいファンにとって贅沢で
幸せなこと。

(ライブ後も、「幼稚園や小学生の頃、このアルバムを聞いて
いました。だから今またこうして聞けて嬉しいです」と
言われる方もいた)

そんなおけいさんのご決断とご活動に、私は心から感謝と
敬意を払いたい。そして、今のおけいさんのことをよく調べも
せず、憶測で物を書くいい加減なライターを許さない。
おけいさんの今の素直なお気持ちは、「おけいのカラッポ日記」
にも記されている、だから、「きちんと調べて書きなさいよ!!」と
叫びたい。

お子さんたちのこと、マラソンのこと…これを読むと、いかに
スポーツ新聞などの記事で「テキトー」なものがあるか、
気づかされる。このブログにも最近、「四角佳子」さん、と
検索して訪れる人が増えているようだ。だからこそ、私は
こう記しておきたい。

ライブ後は、かつてのファン、新しいファンが入り乱れて、
おふたりを囲んでの記念撮影、サイン会、そして、「第3部」の
歌。マスターのおいしいカレーやおでんが、語らいをいっそう
楽しいものにする。
こうして、「落陽」での、はじめての夜はあっという間に
更けていった。

及川さんは今、CD製作真っ最中。おけいさんのCDもいずれ、と
期待が高まる。

全国の「元・ファン」の皆さんへ、私から。
「及川さんとおけいさんは、今もステキなギターと歌を聞かせて
下さっています。だから、お近くへおふたりがお出ましの際には、
ぜひとも足をお運び下さいますように。また、ぜひともおふたり、
そして、”まるで六文銭のように”をお招き下さいませ。今日も
”まる六”は、島根で地元の方と楽しいイベントにご出演
なのですから」

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コメント

つきのみどりさん。有り難うございます。
僕の大好きなおけいさんと恒平さんが、目の前にいるみたいです。
本当に有り難うございます。
僕の30余年が、今ここに昇華されていきます。

投稿: ジキル・ハイド | 2005/11/07 21:44

優しさに溢れたライヴレポートに感激しました。
あの時、来られなかった方も、まるで、参加していた錯覚に陥るでしょうね。
また、フォークソングを聴きに来てくださいね。

それから、素敵な写真   できれば、1枚譲っていただけませんか?
5年目に向かう落陽の一番のイベントでしたから、
お店に大きく飾りたいのです。
大切な1ページだから・・・
あの時みんな舞い上がって 写真ありません。
どうか・・・お願い致します。

投稿: 落陽 ミッキー | 2005/11/08 16:57

>ジキル・ハイドさん

早速ご覧下さり、こちらこそ
ありがとうございました。

ジキル・ハイドさんも
「まる六」の歌を生で
聞ける日が来ることをお祈り
しています。

>落陽 ミッキーさん

ここへのお出ましありがとう
ございました。また、
ライブでは心あたたまる
おもてなし、お礼申し上げます。

写真の件ですが、別途メールを
差し上げますね。

またぜひ伺いたいです!!

投稿: つきのみどり | 2005/11/08 19:00

落陽には参加できませんでしたが、いいライブだったと確信できます。 遅ればせながら島根・雲南市加茂文化ホール 第8回加茂町芸術文化祭のことを。 松江から列車で30分加茂中という小さな駅に降りると文化祭のポスターがあちこちに。 駅から10分で着くのですが、周辺を歩いていると小1時間たってから到着。作品展が開館していました。事務所で予約チケットを受け取り、若い女性職員と少し話を。 お昼前にまる六とゆいちゃんが。逆に猛歓迎を受け恐縮。遠方まで来たかいがありました。 まる六は第三部に登場開演後2時間あまり経ってました。 予定は1時間10分でしたが会場側の好意で1時間半に。14曲の歌が。ゆいちゃんが入り、より華やかに。最後は地元の同好会の人々と出発の歌を。終了後すぐに出雲空港への支度。大型タクシーに乗る、まる六御一行を見送り、私は加茂中駅で食事を。列車を乗り継ぎ、松江へ。待合所のテレビを見ていると本田美奈子さんの死去が。まだ今でもショックが。夜行バスで神戸三宮へ。朝6時半に帰宅しました。 仙台も長旅でしたが加茂町は地元の人の催しの印象が強かったです。 次はFFAですね。それではまた。失礼します。

投稿: 浜ちゃん | 2005/11/10 08:49

浜ちゃんさん、島根の詳しいレポ、
ありがとうございました。
14曲も聞けて、行った甲斐がありましたね。

実は300個目のコメントでした!!
(今までコメントを寄せて下さった
皆さまに、改めてお礼申し上げます)

地元の方のお祭り、という性格の
濃いイベントに、まる六が
呼ばれたのはステキですね。
こういう試みがもっと広がると
良いと思っています。

次のライブも楽しみですね!

P.S.
本田美奈子さんのことは、私も
とてもショックでした。
「ミス・サイゴン」、「レ・ミゼラブル」
など、暗い舞台であの美声を
響かせていた彼女は、本当に
「天使」になってしまったのですね。
私にとっては青春時代の憧れの
アイドルのひとりでしたので、
告別式の映像に、涙が止まりません
でした。また、「アイドルから
ミュージカル・クラシックへの転進」
歌手は、二度と現れないだろうと
思うと、残念でなりません。

神様にいただいた、限りあるこの命、
大事にして毎日頑張ろうと思います。

投稿: つきのみどり | 2005/11/10 17:07

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