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2005/12/12

中西保志さん&光田健一さんLive コラボレーションの魅力

blog051212-A


中西保志さん光田健一さん
12/10、横浜開港記念会館での
ライブに足を運んだ。

中西さんのライブは5月に見て以来、間が
開いていた。思いがけず行けることになり、嬉しい。

横浜開港記念会館、というのは、大正年間に
建てられた建築。関内の駅から歩いて遠くない
ところにある。

ここは、私にとって大事な思い出の場所。ヤマハ
始めたオルガンのレッスンを終え、ピアノの個人
レッスンを受けるようになってから、「初めてソロで
発表会をした場所」だから。

小学生だった私にとって、初めてソロでの発表会を
するのは緊張することだったけれど、それでもこんな
由緒ある場所でピアノを弾けることは、誇らしくて
ならなかった。この場での発表会は、その後
何年間か続いた。

その日のために、母ときょうだいと3人で、学校が
終わってから二子玉川の高島屋に行き、かわいらしい
ピンクのワンピースを買ってもらったことも覚えている。
今もそのワンピースは実家のたんすで眠っている。

こんな素晴らしい場所を選んでくれた先生に、
改めて感謝したい。大人になって、つくづく
そう感じる。
(ただ、誤解のないようにはっきり書いておくが、
この立派な場所と、私のピアノの腕前には、
なんの相関関係もない)

開港記念会館の中に入るのは、それこそ小学生
以来。一歩中へ足を踏み入れる。
(わぁ…)

壁などの内装はあの時のまま。天井が教会のように
高く、シャンデリアもついている。心なしか小さく
思えるのは、きっと、私が大きくなったから。
椅子やトイレなどは現代のホール風に改装されて
いる。あの時は確か、椅子は教会風の長椅子
じゃなかったかな、と思い出す。

席に座り、ステージを見つめる。あの日のように、
ステージ中央に置かれたピアノ。ただ、今日は横に、
小さなツリー。

blog051212-B

(あそこで私もピアノを弾いたんだ…)
緊張しながらも、誇らしかったあの日を
思い出す。
そんな感慨に浸っているうち、ブザーが
鳴り、照明が落とされた。

真っ暗な中、中西さんと光田さんがご登場。
中西さんはアカペラで「Amazing Grace」を歌い
始める。クリスマス前の今の時期にふさわしい。

(中西さんって同志社大学卒、同志社の今の時期って
どんな雰囲気なのかなぁ)
東京のキリスト教系の大学は、今の時期、クリスマス
ツリーがとても美しい。だから、ついそんなことを思い
めぐらす。

(※奇しくも同じ日の朝、在学生によって小学生の
女子の命が奪われた事件のため、大学のサイトに、
当分イルミネーションは自粛、とある。この女の子と
ご家族に、深い哀悼の意を捧げたい)

続いて、CD「PROCEED」にも収められている「SHE」。
生で聞いても、声量が素晴らしい。天井が高いので、
歌声が気持ちよく響いていく。光田さんのピアノも、
1台で何台もの楽器のように、ドラマティックに響き渡る。

「Mirage」、「星空」と、アルバムの曲を続けて歌って
くれる。曲前の紹介のMCがいつもより説明が多く、
丁寧。きっと、光田さんファンで、初めて中西さんの
ライブに足を運んだ人もいるから、という思いからだろう。

光田さんのドラマティックな伴奏と、少し鼻にかかった
甘い声のコーラスが、曲を盛り立てる。
そんな中、懐かしい曲「一日の終わりに」聞けたのは
なんだか嬉しい。
そして、あれよあれよ、という間に、「最後の雨」が
出てくる。
(そうか、今日は中西さんコーナーが前半で、いったん
引っ込まれるんだ)

「この曲は1992年、だから13年も前の発売になるん
ですね、悲しい歌のはずなのに、キーは高いし、声張り上
げて歌っていて、なんだか違うな、と思い始めていたので、
今のアレンジが気に入っています…
自分にもこんなことがあったな、という思いで聞いて下さい」

13年前なら、中西さんはまだ30代。その時の力強い
歌いっぷりとは違う、情感たっぷりのボーカルを
聞かせてくれる。

「LAST CALL」、そして、最後は、「We are」で締める。
「♪愛は君を探してる」そう、やっぱり最後には「前進」の
メッセージを送ってくれる!!

ここで中西さん、ご退場。
光田さんコーナーに。
光田さんが甘いマスクと声でピアノを弾き語りしている時は、
どこかデビューしたての原田真二さんを髣髴とさせる。

でも、「こんばんは、光る田んぼでみつだ、健康一番の健一
です」と、ひとたび口を開くと…早口で面白い!光田さん、
間違いありません、あなたはやっぱりスタレビだった方!
このトークは絶対根本さん譲り、マチガイナイ!

そのトークとのギャップを楽しみつつ、光田さんのコーナーも
あっという間に時が過ぎていく。「いつでも いつまでも」、
「Happy New Year」、「こんにちは、さようなら」、優しい
歌声と、情熱のピアノが見事にマッチしていく。

そのあと、再びお待ちかねの中西さんご登場。「コラボレー
ションをやります」ということで、なんと、
「ボン ボン ボン…」
「Stand By Me」の、ベースコーラスを中西さんが歌い
始める!こんな光景見たことないので、思わず目が
釘付けに。1番を光田さん、そして、2番になると中西さん。
絶妙のタイミングで入れ替わって歌っている。

(すごい、こんな中西さん初めて!)
それにしても、中西さんも光田さんも楽しそう。心からこの
コラボを楽しんでいるのが伝わってくる。

アンコールはクリスマスのスタンダードを中心に。
おふたりそろって、サンタの帽子がチャーミング。
中西さんから、クリスマスのステキな贈りものを
いただいた感じがする。

おふたりはとても楽しそう。中西さんも今までにない
一面を披露して下さったし、光田さんも笑顔が素晴らしい。
そして、こんなライブは見ているこちらもとても楽しい。

ロビーへ出ると、毎回の恒例で、本日の曲目が掲示
されている。事務所のこのお心遣いは、毎回ありがたい。

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中西さんの生歌を聞くのは、今日が、
今年で最後の日だろう。
「来年もまたこのコラボを聞きたいな」
そう思いつつ、開港記念会館を後にした。

ライブ後は、幼い日と同じように、中華街へ。

ライブ翌日の、昨日、12/11。実家の母に電話する。
「ホールが小さいな、って思ったのよね」
電話の向こうで、母は笑っていた。

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コメント

つきのさん、お元気ですか?
いつもロゼッタストーンWEBの「教育カフェテリア」を熟読しております。

中西さんのライブ、本当に本当にほんとおおおおおに(しつこい)うらやましいです。
場所もメンバーも、そしてお客様も素敵だったことで、
すばらしい音空間になったのでしょうね。

昨年の歌綴り「ぶんざ」以来、中西さんの声を間近に聞いておりませんので、かなりの欠乏症です。

でもつきのさんの文章を拝見して、
ライブを疑似体験できました。

ありがとうございます。

いつの日か中西さんライブでつきのさんにお目にかかれる日を夢見ております。

びっくりするほど寒い日が続きますね。
お身体くれぐれもご自愛くださいませ。

また遊びに参ります。

投稿: ユイ | 2005/12/12 21:51

>ユイさん

こんばんは、web連載のご愛読、
心よりお礼申し上げます。

>場所もメンバーも、そしてお客様も
>素敵だったことで、すばらしい
>音空間になったのでしょうね。

皆さん純粋に楽しんでいらして、
とても良いライブでした。

言うなれば、光田さんコーナーに
なった時、お手洗いに立つ方が
何人かいて…こういう場合、
間に10分休憩があっても良いかも、
なんて一瞬考えました。

このコンビでのライブ、来年も
期待して良さそうですよ。

12月なのに、東京は年明けのような
寒さですね。
ユイさんこそ、ご一家皆さま、
ご自愛下さいませ。
私も、そろそろロングコートで
出かけなければ、なんて思って
います。

今後ともよろしくお願い致します。

投稿: つきのみどり | 2005/12/12 22:05

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