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2005/12/16

「まるで六文銭のように」Live 才能の融合

blog051216


「まるで六文銭のように」ライブが、
12/13、青山のマンダラで開かれた。

私がこのユニットのライブを見るのは、
2回目。1度目は長野県飯山市での、
今年7月の地元の方主催のコンサートだった。
(※7/16付記事参照)

あの時、緑の美しさに息をのんだ斑尾高原も、今は
150cm以上の積雪があるらしい。天気予報の
「スキー場積雪情報」で、「斑尾高原」と
いう字を見るたびに、あの日の記憶が今も胸に
よみがえる。

積雪はないけれども、今年の東京はとにかく寒い。
11日の夜には、初雪も舞ったという。私も、13日の
昼間、風花(かざはな)舞う瞬間に出くわした。

そんな寒い中、たとえわずかでも開場前に外に
並ばねばならない。だから、この日は朝、
今シーズンはじめてロングコートをクローゼット
から引っ張り出した。

お店に来ると、既に関西の方を中心に、ちらほらと
来場者が見える。暗い中、読みかけの本に目を
落としながら、開場をしばし待つ。

そして、定刻どおりに開場。その後は開演まで
時間があるので、ゆったりと時が過ぎるのを待った。
客席は「日本のフォークの元祖」小室さん世代、
そして、及川さんと同じ団塊の世代の方が目立つ。
後ろを見ると、録画用ビデオカメラが2台!

「まるで六文銭のように」とは、かつて「六文銭」で
活動されていた、小室等さん及川恒平さん
四角佳子さんが集まってできたユニット。私は当然
「六文銭」の時代を生で知るはずもないから、この
ユニットになってはじめて知る歌がほとんど。

今日のライブには「ぼくらの5年」というサブタイトルも
つけられている。このユニットで活動をはじめて、
5年近くになるのだという。

オープニングは「六文銭」時代の歌。のっけから、
お三方のそれぞれの美声がブレンドされた
ハーモニーに聞き入る。その後、「ただあたたかく
カラッポに」、「面影橋から」など、新旧の歌を
取り混ぜてライブは進んでいく。

「面影橋から」の出来に、小室さん、思わず
「いいねぇ~」のひと言。聞いているがわも、
(今日は素晴らしい)
と思わせてくれた、その瞬間のお言葉だった。

小室さんの新作CD「NO GOOD WITHOUT YOU」
から、「East Of Eden」(エデンの東)、「What a Wonderful
World」など、ハーモニーがついた、「この日限りの」
スペシャルバージョンがあるのも嬉しい。

そして、小室さんのソロ「遥かな愛」、おけいさんの
「残されしものの歌」など、それぞれのソロ活動が
生かされた曲も並ぶ。昔の「六文銭」時代を
知らない私には、
(昔よりある意味バラエティに富んだ内容なのかも
しれない、聞きごたえあるなぁ…)
と、素直に受け取る。

7月のライブよりも、内容がある意味「グレードアップ」
している感じがする。このお年で、きっとそれは並々の
ことではないだろう。そして、「引き潮」で、前半終了、
10分強の休憩に入る。

第2部では「スパイものがたり」から3曲。初演当時、
スパイ役はあの「まんが日本昔ばなし」の声でおなじみ、
常田(ときた)富士夫氏だったのだそうだ。小室さんの
モノマネで、会場がオオウケ。

(でも、このネタで反応する人は私の世代くらいまででは
ないか?今の中・高生は番組そのものをきっと知らない。
いいや、昔話に限らない。今の子どもは、童謡もわからない。
童謡の曲名を挙げても、分かる子がクラスに誰もいない
ほうが当たり前になっているのだから。

今の子どもは幼い頃からJ-POPばかり。それを悪いとは
言わないけれど、大人が、童謡の良さを伝えることを、
忘れてはいけない。子どもが童謡を知らない、これを
恐ろしいと思うのは、私だけだろうか)

そして、小室さんによる、佐々木幹郎氏の詩の朗読と、歌。
歌は輪唱で、緊張感の中にも皆さんの楽しさが垣間見える。
こうやって詩の原典から曲を作るのは、やっぱり「六文銭」
スタイルなのかもしれない。

そういえば、小室さんの新作のプロデューサーは、
谷川俊太郎さん。そんなこともナットクできる瞬間。

佐々木氏は中原中也研究でも知られる。「まる六」と
言えば、中也の詩に曲をつけた「サーカス」。
これも7月以来、2度目に聞く。

来年は「2006年」だから、「まる六(06)」の年、というMC。
だから、私は、全国の「元フォーク少年・少女」のために、
どうか、この日のライブDVDの発売をお願いしたい。
全国で涙を流して皆さんの映像を見る方がいることと
思うから。

2時間のライブ後、アンコールで再び出ていらした皆さんに、
皆さんの事務所の上田氏が、なにやらメモを渡す。
「なになに…
のぞき込む皆さん。そして、
来年の6/6、ここでライブが決定しました!!」と言う
小室さんのお声に、満場の拍手。

アンコールは「夏・ふたりで」、「街と飛行船」など。この
お三方での「夏…」を聞くと、あの日の緑美しく、風
さわやかな飯山の思い出が、あざやかに私の脳裏に
よみがえる。

ライブ後は、お三方、そして、常連さんとまた楽しく
おしゃべり。上田さんには、音楽業界のことは全く
わからない私の、しっちゃかめっちゃかな話にも
丁寧に答えていただいて、内心汗をかく。

きっと、私はトンチンカンなことや素っ頓狂な
ことを聞いてしまっていることもあるだろう、とあとで
わが身を振り返る(←大いに反省)。

でも、そんな私の問いにも、丁寧な説明をして下さる
皆さんがとてもありがたい。そして、「私もそういう
人になろう」と、心に誓う。

「まる六」の来年、このユニットでの動き、大きく
期待したい。まずは映像、お蔵入りしないよう、
絶対に生かしていただきたい!!

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