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2005/12/29

『明日こそハレルヤ!』いつでも全力投球の人

皆さんは「殴られ屋」という人の話を聞いたことが
あるだろうか。

「歌舞伎町で1分間殴られ放題」の看板を掲げて
いる人がいると、私は、数年前、TVのドキュメンタリーか
何かで見た記憶がある。その時の記憶はそれだけ。

(その時の様子は、マーシャルアーツブック
ボクシングのページから見ることができる。名前は
思い浮かばなくても、映像を見たら思い出す方は
いるのではないだろうか)

そして、時が流れ、今、その方と私が同じ
「ロゼッタストーン」でweb連載をするようになる
なんて、あの時は思ってもみなかった。

殴られ屋、をしていたのは、晴留屋明(はれるや・
あきら)さん。その彼の最新刊が、『明日(あした)こそ
ハレルヤ!』。右の「おすすめ本」のリストにも
載せてある。

本では、晴留屋さんの生い立ち、子ども時代の話、
ボクシングとの出会い、そして殴られ屋を経て、
今のような生活になってしまったこと…。彼の
言葉で、赤裸々に語られていく。

事業に失敗したから、その負債を返済するために
殴られ屋を始めた、と彼は書く。でも、彼はきっと、
生まれつきとてもいい人。自分がどんなに困って
いても、困っている人を見たら見捨てられない。
そして、それがまた、彼の首をしめてしまう。

彼の今抱えている借金の額は、信じられないほど
膨れ上がっている。この借金のため、彼は愛する
家族とも離ればなれになってしまった。そばにいる
家族を大事にせず、浮気に走る人もいる(浮気して
よかった、とさえ言う人を見たこともある!!)のに、
「愛するあなた(妻)へ」と、堂々と書ける人が、
家族と一緒に住めないのは、なんというつらい
ことだろう。

今、日本では自殺する中年男性が後を絶たない。
その数は年間3万人にものぼり、交通事故死者の
3倍にもなっている。東京では、駅で、毎日のように
「人身事故で電車が遅れております」という電光
掲示板を見る。そして、自殺の急増が、平均寿命を
押し下げている。

晴留屋さんの借金の額は、はっきり言って、自殺を
考えてもおかしくないようなレベル。そこまで行か
なくても、自己破産を考えるのが普通かもしれない。

でも、彼は自己破産をしない。もちろん、自殺もしない。
懸命に、殴られ屋時代の後遺症の出始めた体で、
必死に毎日生きている。借金を少しずつ返しながら。
そして、大きな夢を見て生きている。

彼の本を読み、つくづく感じたのは、「彼はきっと、
毎日一生懸命に生きている。だから、こんなに
大きな夢も見られる」のだろう、ということ。

こんな彼の口癖は「したいと思うこと、何でも
やってごらん。必ずできるから。できるまで
やれば、必ずできるから。できなかったら、
できるまで何度でも」。

今、生徒たちを見ていて気になることがある。
「夢中になるものがない」状態の子が何人も
いること。

勉強、部活、アルバイト、そして趣味。どんなことでも
構わない。青春時代に夢中で全力投球したことは、
必ずその人の生きる核になっていく。サッカー部で
毎日朝から晩まで練習したからと言って、皆が
Jリーガーになれるわけではない。でも、その時
練習を一生懸命やっていれば、必ずそれは
進路を選ぶ時や、その後の人生でプラスに
働いていくだろう。

でも。そんな風に一生懸命に何かに打ち込ま
なかったら。そして、親や周囲の大人がそれを
許してしまったら。その子はどうやって「何かに
全力投球する」ことを覚える?覚えられるはずなど
ないのだ。

(こういう小さなことが、あちこちで起き、その結果、
ニートやフリーターを増やしているひとつの原因だと
私は考えている。孫の国民年金を払ってやる
祖父母がいるそうだけれど、病気やケガなら
ともかく、そんなことをする前に、諭すことがあるの
ではないだろうか)

blog051229

こんなに大変な状況でも、
「やれば出来る!!」とサインに
書く、晴留屋さん。
このサインを見ると、「自分は
極限状況でも、こんなに頑張れるの
だろうか」と恥ずかしくなる。

だからだろう、晴留屋さんの言動は、多くの人の
胸を打ち、共感や励ましの声を生んでいる。また、
その声に反応するかのように、いくつものメディアが
彼を取り上げている。

まず、その波は韓国で始まった。彼をモデルにした
映画「クライング・フィスト」(拳が泣く)が、2005年春公開。
※日本では2006年陽春公開予定

そして、日本でも、2005年から2006年にかけ、TBS
「王様のブランチ」の書評コーナー、「ヤングアニマル」
大槻ケンヂさんと対談、「週刊プレイボーイ」
「週刊女性」…と、じわじわと波が広がっている。
年明けには、有名ニュース雑誌での特集記事も
予定されているようだ。

本を読み終えて、改めて帯の「生きてるだけでOK牧場!」と
いう、ガッツ石松さんのコメントを見ると、その重みを
ずしん、と感じることができる。

「ロゼッタストーン」の「晴留屋応援団」のページから、
彼のサイン入りの本を買うことができる。この本は
大人に読んでほしい。そして、彼のメッセージを
受けとめ、来年のご自分の生きる糧を見出して
いただけたら、と願う。

※彼の近況は、「晴留屋応援団」ブログでも
ご確認いただける。こちらもぜひアクセスを。

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コメント

つきのさん、今年はどうもありがとうございました。
2006年はハレルヤさんのイベントも開催します。(3月予定)ぜひお力をお貸しください。

また僕のフリースタイルライフWEBにもハレルヤさんインタビューが掲載されています。
http://www.freestyle-life.net/ashita-hareruya-project-page.htm

こちらも是非よろしくお願いします。
では、つきのさん、良いお年を!

投稿: フリースタイルライフ MIZK | 2005/12/31 11:10

>MIZKさん

きっとおいで下さると思っていました。
(MIZKさんのフリースタイルライフWEBは、
ハレルヤさんを全面応援中です)
2006年のイベント、楽しみですね!私に
お手伝いできることは、どんどん
致しますね。

こちらこそ今年はありがとうございました。
ご縁ができて嬉しかったです。
来年もよろしくお願い致します、
どうぞ良いお年をお迎え下さい!

投稿: つきのみどり | 2005/12/31 18:11

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