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2006/03/23

ものは言いよう

日本中を騒動に巻き込んだ、民主党・永田議員の
「メール問題」。

3/15の大手新聞各紙に謝罪広告も出て、
事態を収束させよう、という方向に動いて
いるが、昨日22日にも、国会の懲罰委員会で
永田氏本人の弁明が行なわれており、
解決したとは、まだとうてい言いがたい。

この一連の騒動に関して、森永卓郎氏
3/5付ブログで、こんな意見が掲載されて
いた。もともとその意見は、ニッポン放送
携帯サイト(有料)に載せられたものを、1週
遅れで転載しているもの。だから、もともとは
2/26に書かれたものだそうだ。

森永氏は、民主党に落ち度があった、という
指摘をして、このように続けている(以下、
ブログからの引用)。

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永田議員は「お金で魂を売っているのは
あなたじゃないですか」などと、自信過剰の
質問をするべきではなかった。そっと「こういう
メールがあるのですが、どうでしょうか」と
下手に出ることが、できたはずなのだ。
そうすれば、ここまで世間の非難を浴びる
ことはなかっただろう。
----------------------------------

この記事を読んだ時、「そうよね!」と、ポーン、と
手を打った。
『坊っちゃん』ではないけれど、無鉄砲で子どもの
頃からよく怒られている私は、しょっちゅう母に
こう言われていた。

「なんでも、ものには言い方があるのよ。相手に
お願いする時は、気持ちよくやってもらえるように
言わないといけないし、何か聞く時は、聞き方が
あるの」

成長するにつれて、私は、この言葉の意味を、
身にしみて理解するようになる。特に、思春期の
子ども(しかもよそ様の家庭の子)、という多感な
存在を相手に仕事をしている私の言葉は、深く
考えずに発してしまうと、どんどんひとり歩きして、
思ってもいなかったほうに解釈されてしまうかも
しれない。

それは、私にとっても、受け手の子どもたちに
とっても、プラスに作用することばかりでは
ないだろう。

また、「絶対にこうだ」と自分で決めてかかって
いたことが、実態と大いにかけ離れていた、と
いうこともあった。そのたび、ベテラン先生方の
アドバイスを受けつつ成長してきたつもりだけれど、
生身の人間を相手にしている以上、「今までの
経験からすべて解決できるとは限らない」と
いうことを、私は身をもって毎日感じている。

だから、仕事はもちろん、日常生活でも、いつも
「この問題は私の考え方で間違いないだろうか、
他の考え方はできないだろうか」と、いちど
立ち止まって考える習慣を持つようにしている。

永田議員は今までの経験から、自信満々で
「お金で魂うんぬん」という発言をしてしまったの
かもしれない。しかし、その後の事実が出て
こなくて、このような事態を招いてしまった。

よく考えると、人間が、日常生活で「○○は絶対
△△だ」と決めつけてしまうことは、ありがち
なのかもしれない。でも、その決めつけたことが、
いつも正しいとは限らない。

自分の心の中だけで「○○は絶対△△だ」と
思っている分にはまだしも、口にしたり、文章や
webで公表したら、それはもしも間違いだった場合、
場合によっては、逆に名誉毀損で訴えられる、
などの事態を招いてしまうかもしれない。

民主党、そして、永田議員も、国会での謝罪、
新聞紙上での謝罪広告など、金銭的に見れば
(現時点で)数百万単位、そして、心理的に
見れば計り知れないダメージを負ってしまった。

一般の人々は、今回の「メール問題」を他山の石と
して、「○○はこういうことなのでしょうか」と尋ねる
姿勢を持つべきではないか、私は今回の騒動を
見ていて、つくづくこう感じた。

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