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2006/05/06

猫 Live in CROCODILE 懐かしくも新しいセッション

5/4、今年のゴールデンウィークの
お楽しみのひとつが、猫の
CROCODILEでのライブだった。

Blog060506a

今回のライブは生田敬太郎さんとの
対バン形式。生田さんの30年前の
お姿は、私は知るよしもないけれど、
「AERA in FOLK」で、なぎら健壱さんが「ラジオ関東
(※現ラジオ日本)の歌の登竜門番組で入賞した」と
いうコメントを書かれていた。歌のうまさはピカイチ
なんだろう、という期待を抱く。

お店は渋谷と原宿の中間、といったところ。
原宿は、表参道ヒルズの影響で、この連休は
大変な人出だから、あえて避け、渋谷からお店へ
向かう。

私にとっては休日のお楽しみでも、
猫の皆さん、生田さんとバンドの皆さん、
そして、お店のスタッフの方々にとっては、
仕事をして下さる日、ということ。感謝の思いを
抱きつつ、入り口に続く階段を下りる。

Blog060506b


店内はお店の常連さんも
多いのか、見慣れない
顔ぶれもたくさん。ライブ
ハウスには珍しく、スタッフさんはタキシードで
接客している。ビールやピザがひっきりなしに
客席に運ばれ、開演までみな休日の夜を
楽しんでいる、という感じ。

店内に数台あるモニターでは、フォーク番組や
中津川フォークジャンボリーの様子など、今日の
客層にあわせた映像が流れる。驚いたのは、
テレビ神奈川(現・tvk)の「ヤングインパルス」の
映像が次々出てきたこと。

ライブは20:00過ぎ、生田敬太郎さんのご登場で
始まった。まずはソロで数曲。やっぱり想像して
いた通り、歌がお上手、ブルースが似合う渋いお声!
私が気になったのは「鍵」という曲。盲目の画家、
エム・ナマエ氏の詩からとったという歌詞には
「今は夜明けを待つべき時」という言葉があった。

潮時、という言葉もあるが、何事にもタイミングが
大事だと私は考えている。どんなに自分がしたい
ことでも、タイミングが合わなければ、成功しない。
踏み切りの下手なジャンプでは、高く飛べないのだ。
夜明けをじっと待ってこそ、朝から走り出すことが
できる。そんな思いを抱いて、歌を聞く。

その後はバンドメンバーを従え、「Let’s Stay
Together」、「What a Wonderful World」などの
カバー。詩はご自分のオリジナルのよう。
「What a…」は、猫の内山さんの歌も素晴らしい
けれど、生田さんの声もこの歌にお似合い。
最後は、20代の時の歌だ、とおっしゃって「この
暗い時期にも」を歌われた。

生田さんはアドリブで演奏をしていらっしゃる、と
思う瞬間が多くあった。そんなことができるのも、
生田さん、そして、バンドの皆さんのキャリアと
腕前の証。

1時間ほどの濃密なステージを終え、セットが変わり、
21:40、今度は猫の皆さんのご登場。
「時の贈りもの」、「各駅停車」、「カフェ・マンゴスチン」と、
新旧の曲を取り混ぜて始まった。

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先日のSHAKE THE MUSIC
話から、ムッシュかまやつ氏との
思い出になり、「どうにかなるさ」。そして、
先月池袋で初披露だった「Grapefruit Moon」。

原宿、ということで、昔の「何もなかった原宿」の
思い出話が出る。あの頃はまだ千代田線も
なかった、というお話もある。東京オリンピックを
境に、東京、特に渋谷界隈は激変してしまった。
私も「何もなかった原宿」を知らない。それを
知っている方は、今や貴重な存在なのかもしれない。

Blog060506d

「地下鉄に乗って」、「Namida」、
そして、これも先月初めて聞いた
「いい娘(こ)だね」。「Grapefruit…」と
あわせて、定着する予感。観客の反応も
悪くない。

「海は恋してる」、「常春」、「雪」、そして、「コスモス」。
エンディングは懐かしい曲を多く並べ、観客を一気に
盛り上げる。

そして、最後に生田さんとのセッション。
「Sanfrancisco Bay Blues」、更に、予定外の
「歩いていようね」と、皆さんの笑顔がとても
楽しそうな、30年の時を一瞬で埋める共演だった。
終わってみれば、もう23:00近く。休日でもなければ
こんなライブはなかなか経験できない!

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このライブのご共演は、実は、
あるファンの方の情熱によって
実現したもの。そのご行動への、
感謝と敬意の念が自然に沸き起こる。
アーティストの情熱、それに真摯に応えるファン、
その思いが重なり合って、素晴らしいライブが
出来上がる。

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このライブに奔走して
下さった方のように、
敬意を払いつつ、でも、
出しゃばりすぎず、という、ファンにはファンなりの、
重んじるべきルールがあると思う。私もそういった
方のように「ファンとして、応援する気持ちを大事に
しつつ、立場をわきまえた」存在でありたい。
そんなことを改めて感じた。

連休の合間の一日、深夜まで、大人の楽しみに、
どっぷり浸った一日だった。

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コメント

な~るほど。こんな感じだったのか・・・と。
みどりさんのレポート待ってたんです。
生田さんの唄を聴きたかった(もちろん猫も^^;)
連休は家族主体のスケジュール(日ごろの報いかな)だったので、しかも当日は高尾山に登ったのでちょいとしんどいなあって思ってました。
そうですね、何でもそうだけど超えられない(超えてはいけない)ラインはあるんですよね。それぞれのキャパを履き違えたら悲劇です。確かに!

投稿: ikki | 2006/05/07 02:03

>ikkiさん


あたたかなお言葉、ありがとう
ございました。
僭越ですがお子さんとの思い出
作りも大事です、猫の皆さんと
生田さんのセッションはぜひまた
機会があることを祈っています!


>何でもそうだけど超えられない
>(超えてはいけない)ラインは
>あるんですよね。それぞれの
>キャパを履き違えたら悲劇です。


この頃そう思うことが増えました。
「その人なりの立場、役割」を
わきまえた人でいたい、強く
感じます。

ikkiさんをはじめ、周囲の素晴らしい
方々を見習って生きていけたら、と
思うのです。


では今後もよろしくお願い致します!

投稿: つきのみどり | 2006/05/07 17:08

しかし、あの日の私の座ったテーブルの濃いこと。  
誰が?と挙げられませんが。まあ苦笑してください。 
ファンの立場って難しいものがありますね。


深夜放送のファンの集まりのナンバー2までつとめていた
時は他のグループと、もめたりしましたが自分の
グループには信頼されていると思ってました…。  


結局トップが蒸発してしまい会は解散しました。  
かえって番組ツアーの同窓会のほうが毎年花見をしてます。
これも年下の幹事に任せて時期が来たら私が問い合わせの
メールをして召集開始に。ライブの仕掛人になりたい
気持ちはあるのですが、私のにんじゃないので。


お客さんが一番いいです。と、言いながら気の変わりやすい
性格なので。ほんまにA型かな…。昨日今日と春一番
コンサートに。今日は雨で半分だけ見て帰りました。


小室さん、猫そして春一番と連休は今年も音楽三昧でした。
それではまた。失礼します。

投稿: 浜ちゃん | 2006/05/07 19:09

>浜ちゃん


いつも携帯からありがとうございます
(勝手ながら見やすく改行させて
いただきました)。遠征、その後の
春一番、お疲れ様でした。


あの日は本当に濃い席でしたね!


さて、どんな方にも向き、不向きがあると
思いますし、ライブは適任の方に
お任せしていれば安心ですよね。
またお気をつけていらして下さいね。

投稿: つきのみどり | 2006/05/08 00:36

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