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2006/06/11

まるで六文銭のように Live in MANDALA 文学と音楽のハイセンスな融合

Blog060611


6/6、まるで六文銭のようにの
ライブが、南青山のマンダラ
開かれた。

この日は「(20)06年6月6日」そう、
「まる六」の日!だから、ライブの開催
そのものは、昨年の12月には決まっていた。
忙しい中を縫って、外苑前へと向かう。

まず、小室さんおひとりでご登場。「いつも
構成を考えるのは(及川)恒平さん
なんだけれども、今回は最初はばらばらに
出てくる、ということになった」とのお話がある。

小室さんは「エデンの東」、「Over the Rainbow」、
「夢であいましょう」とカバーを立て続けに歌われる。
「先達(せんだつ)の良い歌を歌い、またリセット
して自分の歌を歌いたいんですよね」という、
小室さんのお話。

4日の立川でも思ったけれど、小室さんのお話は、
いつ聞いても何か私にヒントを与えて下さる。

立川の時には「団塊世代が定年になりますが、
定年、というのは好きなことをできる時間でも
あります。好きなことをしてもお金に結びつくとは
限らないのですが…私もイヤというほどそれを
実感しました。でも、定年は会社に縛られなくなるの
だし、ラッキー、くらいの気持ちでいると良いの
ではないでしょうか」と言われていた。

続いて、四角佳子さんのご登場。「残されしものの歌」、
「この大空に捨ててしまおう」、「ただあたたかく
カラッポに」と歌われる。

今日のおけいさんは、白い柔らかな長袖Tシャツ、
ジーンズ、そしてスニーカー。マンダラに登場
される時は、「普段のリラックスしたお姿」に
近い感じで、歌を聞かせて下さる。

そして、及川さんのご登場。「雨が降りそうだな」、
「ほしのはだ」、「地下書店」などと歌っていかれる。
ここで三人が揃い踏み。「引き潮」、「あめの言葉」
などを歌われ、そして、休憩に入る。
お三方のそれぞれの才能が融合して、「まる六」に
つながっているのだ、と改めて実感した前半だった。

後半はお三方揃って進んでいく。
「まる六」ライブの楽しみは、現代詩人の作品が
歌になって出てくること。この日の話題は、
清岡卓行(きよおか・たかゆき)氏の訃報から
始まった。他にも伊藤比呂美さんの話などが出る。

私にとっては、清岡氏は授業でも取り上げたことが
あるし、伊藤さんのお名前も雑誌その他でよく
お見かけする。だから、ライブに行くことが、
自分の仕事の面で、新たな発見につながる
こともある。

「思い出してはいけない」(詞・清岡卓行)、
「私はスパイ」、「雨が空からふれば」、
「夏・二人で」と曲は続く。

「君は誰かな」、「はじまり はじまる」、「面影橋から」、
「私は月には行かないだろう」(詞・大岡信氏)、
「石と死者」、そして、「サーカス」。

「まる六」ライブでは、現代詩人の作品がこうして
たくさん出てくるのを今まで当たり前のように
思っていた。正確に言えば、小室さんや及川さんが
言葉にこだわっていらっしゃるから、自然な流れ
なのだ、と思っていた。

もちろんそれは当然なのだけれど、いくら「まる六」が
言葉にこだわっているからと言って、現代詩人の
作品がやすやすと歌詞になって出てくるわけではない。
「まる六」の皆さんが言葉にこだわっているだけではなく、
その「詩」を「歌詞」にしてしまう文学的・音楽的センスが
とてもすぐれていらっしゃるからに他ならないのだ。

こうして立て続けに出てくる「詩と音楽との融合」を
目の前にして、改めて皆さんのセンスに感服した。
音楽・文学がこれだけ融合していて、そして質の
高いライブを見せていただけるのは、今、日本では
「まる六」だけなのではないだろうか。

だから、言葉にこだわる人は、この面白みに
やみつきになってしまうのかもしれない。

「まる六」のライブを見せていただくと、単に音楽的に
感動した、というだけではなく、私は、「言葉への自らの
センス」を問われている気になり、「もっとセンスを
磨きたい」という気持ちになる。
この日も、そんな思いを抱いて、マンダラをあとにした。

【追記】
今回は映像取材のカメラが入っていたので、ライブ中の
写真はありません。なお、映像の公開の予定はまだ
詳しく決まっていない、とのことです。
悪しからずご了承願います。

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