« 猫 Live in Back in Town 総決算と明日への予感 | トップページ | まるで六文銭のように Live in MANDALA 文学と音楽のハイセンスな融合 »

2006/06/06

まるで六文銭のように&Song For Memories Live ふたりの歌姫

6/4、まるで六文銭のようにと、Song For Memoriesの
ライブがアミュー立川で行なわれた。

中央線に乗り、一路、立川へ。華やかな駅を出て、
10分と少し歩いたところに会場がある。あちこちから
続々と観客が集まってくる。
日曜なので開演が早く、18:05、「まるで六文銭の
ように」の演奏でライブが始まった。

「引き潮」、「私はスパイ」、「雨が空からふれば」と、
おなじみの曲が続く。でも、「まる六」としてライブを
見るのは昨年の12月以来、半年ぶりなので、
新鮮に響く。

「雨が空からふれば」は、「♪雨が空からふれば 
思い出は地面にしみこむ…と、なんでこんな曲が
30年以上も残ったのかわかりませんよね」と
言われる小室さん。でも、メッセージ性の強い曲
だけでなく、こういう風にすっと誰の心にも入り
込んでくるような曲は、人々に歌い継がれやすい
のではないだろうか。

「夏・二人で」、この曲は四角佳子さんの声の
透明感があってこそ、だとつくづく思う。他の
方の声ではこんなに爽やかな感じにはならない。

そのおけいさんの今日のお衣装は、先日のソロ
ライブの時と同じ。きっと、お嬢さんと一緒に
選んだもの(※参照「おけいのカラッポ日記」)だから、
お似合いだし、お気に入りでいらっしゃるのだろう。

「石と死者」(佐々木幹郎氏)、「サーカス」(中原中也)、
「君は誰かな」(糸田ともよさん)と、詩や短歌から
着想を得た、「まる六」らしい曲が並び、客席を
どんどん引き込んでいく。

今日はマンダラなどでの小ぢんまりしたステージ
ではなく、初めてお三方を見る方も多いからだろうか、
MCでは小室さんと及川さんが主に話をされ、
おけいさんは笑って頷いたりしていらっしゃる。
客席からは、おふたりのりりしい侍が、歌姫を
しっかりお守りしているように見えた。

「ただあたたかくカラッポに」、照明がオレンジ色に
なるのも心憎い。「面影橋から」、「街と飛行船」で、
「まる六」のステージは終了。「街と…」は、放送
禁止歌だから、ライブで聞けるのが一番嬉しい。

休憩後、ステージに出ていらしたのは、Song
For Memories(山本潤子さん鈴木康博さん
細坪基佳さん)の皆さん。それぞれソロでお忙しい
皆さんだけれど、このユニットでは、ご自分たちの
歌だけではなく、「次の時代に残したい歌」を
歌っていらっしゃる。
だから、オープニングもビートルズのカバーナンバー
だった。

「心の旅」、「贈る言葉」とカバーが続く。「心の旅」では、
細坪さんがリードボーカル。姫野さんのように
美しい声がよくこの曲に合っている。

「小室さんはフォークの教則本などを出されていたので、
僕らにとっては先生、でしたよね」と鈴木さん。
今日のご共演が感慨深いご様子。

「自転車に乗って」(高田渡さん)、「夕暮れ時はさびしそう」
(NSP)と、鬼籍に入られた方の歌った曲が続く。
他人のカバーでもきちんと聞かせて下さるのは、
やはり、このお三方の力量に他ならない。

山本さんはよくお話をされ、歌はもちろん、タンバリン、
マラカス、そしてもちろんギター、とお忙しい。こちらの
歌姫は、前面に出ていて、後ろでしっかり二人の侍が
支えている、という感じ。

30年前、テレビ番組に出演したかどうか、という話が
出る。鈴木さんのお話は、昔、オフコースの『はじめの
一歩』で読んだ記憶(※参照・2005/05/22記事)と
重なっている。記憶の糸を手繰り寄せ、頷く私。

山本さんが、赤い鳥の初出演テレビ番組は「ミュージック
フェア」でした、と言われる。赤い鳥はアマチュア時代
から群を抜いたうまさだったというが、初出演がこの
番組、というのも、力量を物語る何よりの証拠だろう。
赤い鳥の完成されたハーモニーは、日本のフォーク
ソングの夜明けに、確かな歌声を響かせていたに
違いない。

サイモン&ガーファンクルの「Mrs. Robinson」、
タートルズの「Happy Together」のあとは、お待ち
かねの、「それぞれの代表曲」コーナー。
「白い冬」、「さよなら」、そして「中央フリーウェイ」。

「さよなら」は、鈴木さんのギターのみで歌われる。
オフコース時代から素晴らしかった、彼のギターが
冴え渡る。「中央フリーウェイ」、都心からこの
風景を見て立川に今日やって来た方も多いだろう。
心憎い選曲。

最後に、アンコールで、全員がご登場。
「出発(たびだち)の歌」、「翼をください」と全員で
歌って下さった。客席の熱いコールに応え、再び
現れた皆さんが、アカペラで「♪この大空に 
翼を広げ…」と歌って下さったのは、何よりのプレゼント!

こうして、それぞれ、タイプの異なる歌姫を従えた、
素晴らしい2組のライブに酔いしれた立川の夜だった。

|

« 猫 Live in Back in Town 総決算と明日への予感 | トップページ | まるで六文銭のように Live in MANDALA 文学と音楽のハイセンスな融合 »

コメント

いや~さすがですね。みどりさんのレポートを読んでいると、昨晩のHOTな気持ちが蘇ります。
まる六初めて聴きました。小室さんが入るとまた違った雰囲気で良かった。ソング・フォー・メモリーズはそれぞれの際立った部分が楽しめましたし、まる六はやはり一体感といえばいいのか、小室さんを中心に出来上がった調和の妙かな。
まる六で歌った「ただあたたかくカラッポに」がすごく良かった。先日のPENNY LANEとは違った空気が流れて、おけいさんの柔らかな声が染みてきました。ホントに贅沢させていただきました。感謝です。その後の落陽でのおけいさんのテレコール、うれしかったぁ^^)V

投稿: ikki | 2006/06/06 02:22

凄いメンバーです。
読んでるだけで、狂喜乱舞出来ます。

今から30数年前、中学時代に「赤い鳥」をコピーしていた僕にとって、新居さん、いえ山本さんの声は、憧れそのものでした。

嬉しいレポート有り難うございます。

投稿: ジキル・ハイド | 2006/06/06 04:11

>ikkiさん


コメントありがとうございました。
素敵なライブでしたね。
「ただあたたかくカラッポに」、
まる六の良さが現れた曲だと
思います。

6日のライブも楽しかったです。
それは改めてレポを書きますね。

投稿: つきのみどり | 2006/06/08 00:41

>ジキル・ハイドさん


こちらこそ、ご来訪に
お礼申し上げます。
そう、とても素晴らしい
ライブでした。

山本潤子さんは、かつては
新居さん、と言われたのですよね。

このメンバーで地方公演など
あると、素敵だと感じました。

投稿: つきのみどり | 2006/06/08 00:50

はじめまして 小雪と申します
不仕付けで申し訳ございませんが
今週金曜日の北とぴあでのSong for memoriesの
ライブには行かれますか?

私は稲垣さんのファンの方と行く事になってます

私も立川にもまいりました 
Song forの大ファンで結成の時から見ておりますが
最近ますます3人のハーモニーが冴えてるなぁと感じてます
これからもたくさんの名曲を歌い継いでいって欲しいと思っております

投稿: 小雪 | 2006/06/13 23:19

>小雪さん


はじめまして、書き込みありがとう
ございます。(^0^)
稲垣さん関連のサイトから
来て下さったのでしょうか。
ご来訪感謝します。


金曜日ですが、残念ながら
伺うことができません。
お三方の素晴らしいハーモニー、
楽しんでいらして下さいね。


Song For Memoriesの
ますますのご活躍を私も
願っています!

投稿: つきのみどり | 2006/06/13 23:37

稲垣さんのファンの友人が
稲垣さんのオフィシャルページから
このブログを知り 

Song for大好きな私に教えて下さいました

勿論私も稲垣さんの大ファンですが…

つきのみどりさんのお名前は
サントリーさんの掲示板で見かけましたが
同じ方ですか?
私も時々サントリーさんのページにもお邪魔してます

これからも宜しくお願い致します

投稿: 小雪 | 2006/06/13 23:47

>小雪さん


再びご登場ありがとうございました。
そうです、サントリー(坂本洋)さんの
HPで書き込みをしているのも私です。


こちらこそご縁に感謝します。
またいつでもおいで下さいね!
(^0^)

投稿: つきのみどり | 2006/06/15 00:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/10409460

この記事へのトラックバック一覧です: まるで六文銭のように&Song For Memories Live ふたりの歌姫:

« 猫 Live in Back in Town 総決算と明日への予感 | トップページ | まるで六文銭のように Live in MANDALA 文学と音楽のハイセンスな融合 »