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2006/10/24

猫・文銭 in PENNYLANE コラボレーションの楽しさ

10/21、「猫」の常富喜雄さん
「まるで六文銭のように」の及川恒平さん
四角佳子さんのお三方での
「猫・文銭」のライブが、
ペニーレーンで開かれた。

去年この組み合わせでのライブは何回か
拝見したが、実は1年のご無沙汰だった。
ペニーレーンの木を生かした内装は、
アコースティックのライブに、よく合っている、と
感じつつ、2階のライブ会場への階段をのぼる。

及川さんのご挨拶があったあと、常富さんと
おけいさんのステージでスタート。「春の風が
吹いていたら」、「のこされし者の歌」で、
おけいさんの世界に皆さんを引き込む。そして、
「You Belong To Me」、常富さんの繊細な
ギターがおけいさんをうまくリードする。
おけいさんの足元はブーツで、秋らしい
装いをされている。

Blog061024a


「この大空に
捨ててしまおう」から、
及川さんもステージに加わる。

おけいさんが「ホワンポウエルの街」、
「ただあたたかくカラッポに」を歌われてから、
及川さんが「『ホワンポウエル…』は30数年
前の歌で、『カラッポに…』は活動再開してからの
歌だけど、それぞれ逆の説明をしても通じるよね」と
言われる。それは、皆さんの中を一貫して流れる
音楽の柱が、30年以上、ぶれていない
ことの証なのだろう。

次に、及川さんがソロで「地下書店」、「アカシアの
雨がやむ時」、「ほしのはだ」を歌われる。
「アカシア…」は、女性がカバーするのはよく聞くが、
男性が歌うのも悪くないと気づかされる。前半は
しっとりとして、良い雰囲気のまま終了。

Blog061024b


後半は、お三方
揃ってのライブ。
ノリの良い曲が並ぶ。

「インドの街を象に乗って」の後は、「地下鉄に
乗って」。女性のコーラスが入り、たまにはこんな
アレンジもなかなか乙なもの。

「ガラスの言葉」、「あめのことば」の後は、「歩いて
いようね」、「ひとりぼっちのお祭り」(及川さんが
かつて、ジョニ・ミッチェルに憧れて作られたそうだ。
「うたのはなし」参照)と、昔からのファンの方には
嬉しい曲が続く。「お陽様はどちらからのぼるの
ですか」、「傷ついた小鳥」で、ライブ本編が終わった。

アンコールは「ゲンシバクダンの歌」。この曲は
別役実さんの詞だが、彼らしいブラックユーモアに
満ちているし、よく考えるととても恐ろしい。

そして、「夏・二人で」。これは及川さんが「スリー
フィンガーを覚えたての頃に作りましたが、
もともとはストロークで弾いていたと思います。
今日は初心に帰る、という意味で、ストロークで
弾きます」と断られてから、イントロのギターを
かき鳴らし始めた。
こうして、この日のライブはお開きになった。

お三方は「猫・文銭」として出られる時には、
ソロやご自分のグループでは味わえない
雰囲気を、心から楽しんでいらっしゃるように
お見受けする。

聞き手も、いつものライブでは味わえない、
コラボレーションの魅力をいっぱいに感じて
いる。その相乗効果で、会場全体が穏やかな
空気で満ちている、と思うのは私だけだろうか。

穏やかな空気が流れたまま、ライブ後の楽しい
おしゃべりのひと時に移る。上で座ってしゃべる
方もいれば、下のバーカウンターで話しこむ方も
いて、それぞれ、思い思いにリラックスした時を
過ごしている。これは「猫・文銭マジック」なのかも
しれない、と、ふと思う。

お三方はこの日のライブの後、それぞれ、また
ご自分の活動に戻っていかれた。でも、
また「マジック」に、いつかかかりたいな、と
私は思いながら、ペニーレーンを後にした。

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