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2006/11/17

NHK-BS2「フォークの達人」ブレッド&バター 大人の至福のひととき

Blog061117

11/14、NHKのBS2
「フォークの達人」ブレッド&バターの回の
公開録画が、初台のThe Doors
行われた。

4月に始まったこの番組、私は1度、
小室等さんの回を見ているので、
(※2006/4/28付記事参照)今回は2度目。
締め切り直前に気づき、ダメもとでFAXを送る。
当選ハガキが来た時は、小躍りした。

仕事を片付け、初台駅前、甲州街道沿いのお店へ
急ぐ。お店の前には、4月の時と同じように、NHKの
中継車が止まっている。今回もあの時と同じように、
ハガキと引き換えに、1ドリンクのチケットを受け取る。

ステージは高く作られていて、その上に、多くの
楽器が並ぶ。客席は男女がほぼ半々に近く、
女性が若干多いか、というところ。

(そうだ、私、ブレバタのライブって、バンド形式は
初めてだ)
9月のセプテンバーコンサート、名古屋・久屋
大通公園と、シンプルな形でのライブだった。

定刻に、幸矢さんと二弓さん、キーボードの
新川博さんが出ていらして、ライブが
始まった。リズムをとり、「あの頃のように」を
歌われる幸矢さん。
(わっ、すごい迫力!)

間近でおふたりの歌を聞くと、艶っぽい幸矢さんの
声に、渋さが加わった二弓さんの声が重なり、
声量ある見事なハーモニーが、どーんと観客に
迫ってくる。この瞬間、私はもう、
(当たって良かった!)
そう思っていた。

ゆったりとした空気が全体を包み込む。おふたりの
声のマジックなのか、お優しさが出ているのか。
会場があたたかな空気で満たされる。

数曲歌われてから、バックのミュージシャンの
皆さんが出ていらっしゃる。その豪華さに目を疑った。
浜口茂外也さん(D)、鈴木茂さん(G)、そして、
田中章弘さん(B)など。

バックの皆さんの前には、コーラスマイクはない。
皆さん、魂をこめて演奏されている。
(楽器を弾いているのが本当にお好きなのね)
そして、皆さんの間に流れる、目に見えない
「信頼」という絆が、音に乗って私たちに伝わってくる。

途中、メンバー紹介をして下さる幸矢さん。「30年来の
付き合いです」という言葉がちらほら出てくる。

この日のゲスト、1組目は南佳孝さん。おふたりとは
長いお付き合いだと言われる。このセッションが
また素晴らしい。息の合った、でも、肩の力の
適度に抜けた“いい感じ”の歌と演奏が響き渡る。

途中で、司会の「ぐっさん」こと、山口智充さんが
不意に出てこられる。半年以上が経ち、だいぶ
司会にも馴れられているのが、手に取るようにわかる。

「バックの皆さんとは、最近もよく会われるんですか」
という彼の質問に、幸矢さんが、
「うーん、そういう人もいるし、久しぶりの人も…。
昔からの付き合いの人は、若い頃よく、僕の家で
夜通しセッションしていた、なんていうのが
しょっちゅうでした」
と答えられる。

「じゃあ、そこから曲が生まれた、なんていうことも
あったわけですね」
「そうですね」

幼なじみのことを「竹馬(ちくば)の友」、と言う。
青春、という明日が見えない日々の中で、苦労や
楽しみを共にした仲間のことは、「蛍雪(けいせつ)の
友」とでも呼んだら良いのだろうか。
そんなことを考えながら聞いていた。

2組目のゲストは、堂島孝平さん。彼は、林哲司さん
30周年ライブにゲストで出られた時に見て以来。
「若い世代の、おふたりをリスペクトする代表」として
「ピンク・シャドウ」をセッション。

「僕たち世代が歌うことで、皆さんの歌の良さが
若い世代にも伝われば…」という堂島さんのMCに、
大いに共感、拍手。私も、そんな気持ちでライブに
行き、ブログを書いている。

ライブを聞いていると、ブレッド&バターの曲を、
結構覚えていることに気づく。「あの頃のまま」は
もちろん、「ピンク・シャドウ」、そして、スティービー・
ワンダーが書き下ろした「Remember My Love」…。
知らず知らず、一緒に口ずさんでいる私がいた。

それらの曲に出会った時、私はまだ10代。曲は
気に入ったけれど、ライブに行こう、という気持ちに
まではならなかった。他に好きなアーティストが
多くいた、ということもあったのだろう。

今、大人になってこうして彼らのライブを見ていると、
「あの頃の私には、このライブの良さは
わからなかっただろうな」と思う。ブレバタの
おふたりと、サウンドを支えるミュージシャンの
皆さんの絆の深さ、カバー曲の数々…子どもには
わからない、奥深い良さがある。

どんなものでも、「出会うタイミング」がある、と
私は思っている。どんなに「素晴らしい」物事でも、
自分がその存在に気づいていなければ、「がらくた
同然」としか見えない。

自分にとって良い影響を与えてくれる人でも、
自分がその良さに気づかなければ、その人は
ただ目の前を通り過ぎていってしまう。

ブレバタの歌も、昔から耳にとまってはいた。でも、
もしあの時ライブに行っていても、その真の
良さには気づけなかっただろう、つくづくそう思う。
今の私だからこそ、気づく良さがたくさんある。

90分のライブは、あっという間にエンディングに
なった。とても満ち足りた時間を過ごし、
幸せな気持ちで満たされた。そして、
(もっと見たいなぁ)
心からそう思った。

会場中が笑顔で満たされたまま、収録は終わった。
放送が来年1月のため、番組公式サイトでも、
まだセットリストが出ていない。だから、詳しい
内容はあえて記さない。

どうか、放送をご覧になって、皆さんも「素敵な
2007年のお年玉」を受け取っていただけたら、と願う。

【放送予定】NHK-BS2 2007/1/12 22:00-23:30

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コメント

こんばんは、初めまして。
ブレバタの事をブログで語っている方が少なくて
やっとたどり着いたのが、つきのみどりさんのブログです。私はブレバタファン歴30年超です。
今回の公開ライブは実に良かったと思います。
ブレバタの二人も力が入っていたように思います。TV放映が楽しみです。
PS:こちらのブログ素敵ですね。内容も真摯で共感する点も多く、できれば当方にリンクさせていただけますでしょうか。
(TBさせていただきました。)

投稿: トムノグ | 2006/11/17 21:39

>トムノグさん


はじめまして、あたたかなコメントと
TB、どうもありがとうございます。


ブレバタのおふたりも力が入って
いらしたのですね。本当に
放送が楽しみですよね。


リンク、どうぞなさって下さい。
またいつでもお出まし下さいませね。

投稿: つきのみどり | 2006/11/17 21:55

つきのみどりさま こんばんは。
はじめまして。
ブレバタのBBSから飛んできました。
「フォークの達人」のりポ読まさせていただきました。
実は、9月の「青春のグラフィティ」の時も読まさせていただいて、完璧なりポに感心していました。
ああ、そうだった、そうだったと頷きながら読んだものでした。
私は大のブレバタファンなのです。でも、「青春のグラフィティ」には行けましたが、普段なかなかライブに行くことができません。
なので、いろんな方のブログなどでライブリポを読むのを楽しみにしています。
つきのみどりさんの、すばらしい文章は本当に読み応えがあって、まるで自分がそこに居たかのように思えてきます。
またいつか、ブレバタのライブに行かれた時には、ライブリポよろしくお願いします。

今回の「フォークの達人」はBS-2なので、地方の私でも放送を観る事ができます。
年が明けてからなので、待ち遠しいですがとても楽しみです。


投稿: PISCES | 2006/11/18 23:00

>PISCESさま


はじめまして、ご丁寧であたたかな
コメント、ありがとうございます。
9月の「青春のグラフィティ
コンサート」記事(※)もご覧
下さったのですね、恐れ入ります。


なかなかライブにお出かけに
なれないご事情がある方でも、
NHKの放送で楽しめるのは、
とてもありがたいですよね。


私も首を長くして放送を
待ちたいと思います。


またいつでもお出まし下さいね。

(※2006/09/26記事)
http://tsukinomidori.cocolog-nifty.com/happy/2006/09/15_2ff3.html

投稿: つきのみどり | 2006/11/19 07:55

ブレバタの公開録画があったんですね~!!行きたかったぁ・・・
80年代初頭の大学時代はブレバタ、南佳孝、山下達郎・・を海に行く車の中での定番でしたからね。
実は先日、拓郎の金沢ライブに行く時に、小松空港でブレバタと同じ飛行機に乗っていたのです。夜、片町周辺を徘徊しているときに小さなお酒を飲みながら聴けるライブハウスの店先にブレバタ出演の黒板を見て納得したのです。
ということで放映を楽しみにしています。

投稿: よおこJ45 | 2006/11/19 19:09

>よおこJ45さん


こんにちは、コメントありがとうございます。
公録の日程を知ったのが、九州へ出る前日、
そして、当選ハガキも、ぎりぎりに来たのと、
その後数日あわただしかったので、お知らせ
できずに、大変申し訳ありませんでした。


飛行機でご一緒になったのですね。
お幸せなひとときでしたね。


放送、期待なさっていて下さいね。

投稿: つきのみどり | 2006/11/20 17:57

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