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2006/12/04

中川イサトさん&鎌倉研さん Live in 手風琴 それぞれの「大阪」

Blog061204a

11/26、中川イサトさん
鎌倉研さんのライブが
手風琴で開かれた。

ドアを開け、店内へ。この日はお客が後から
後から押し寄せる。開演前に見渡すと、見た
ことないほどの人の数!足の踏み場も、立錐の
余地もないほどになった。

そんな中、鎌倉研さんの「アーバンショット」で
ライブは始まった。「月明かり」、「夜につまづいて」と
曲が続く。「夜に…」の、「♪足跡のないきれいな夜を
二人で探そうか」という歌詞が耳に残る。

以前は東京(浅草、調布、豊島区など)にお住まい
だった鎌倉さん、今は大阪にお住まい。大阪での
日常の活動のご様子などを語られる。「大阪の
刑務所は、府中に次いで大きくて、3500人収監
できるんだそうですね…」
と、刑務所で慰問コンサートをされた時のお話。
「一度に大部屋にも入りきらんので、3回に分け
ました」と言われる!!

「その後、運転免許の更新に行ったら、『先生、
昨日刑務所出てきたばっかりです』と言って、
その慰問ライブを聞いた人と会いましたわ」なんて、
ウソのようなホントの話も飛び出す。

「その気になってるわ」(中山ラビさん)、「ちょっと
待って浅草」、「酔いどれひとりぼっち」とライブが進む。
「その気に…」と「酔いどれ…」は、女の人の立場の
詞、いわゆる「女歌」。

男性で「女歌」を、いやらしくなく、切なく、そして、
女性の心にも届くように歌える人は、実はあまり
いない気がする。鎌倉さんの歌には、そんな
存在感がある。

Blog061204b

休憩をはさみ、イサトさんの
ステージ。「巣鴨は初めて
降りました」と言われる。
「吉祥寺1972」、「仕事探し」(高田渡さん)、
「北帰行」と歌われる。

「高田渡と初めて出会ったのは1968年の、
京都の『フォークキャンプ」で、東京から
小室等さんなんかと一緒に来ていました」
そこから、青春時代の思い出話に続いていく。

「18歳くらいの頃、ギターがうまくなりたくて、
友達のお姉さんに頼んで、ダンスホールに
入れてもらいました。学生服じゃ入れないので、
背広着て。でも、踊らんで、前でバンドのギター
演奏ばっかり見とりました」
と、「ギター少年」の執念の一こまがのぞく、
青春の思い出話に、皆、しばし浸る。

「その頃はPPMのLPもよく聞きましたね。
聞きすぎてレコード盤が粉、吹いてます」
という驚きの話も。

ここからはインストで、イサトさんのギターの
世界を堪能する。「浜辺の歌」、「琵琶湖周航の歌」、
「君いつ帰る」、そして、オリジナルの「The Sprinter」。
誰もシャッターを切らない。固唾を呑み、手元を
見つめる。客席からは「すごい」、鎌倉さんからも
「うわー」と、思い思いに興奮の声があがる。

「チューニングも、すごいですよ」マスターがぽつりと
言われる。多くの方のライブ前のご様子を見ておいで
だからこそ、実感がこもっている。

「浜辺の歌」は、ギターで琴の音色を表現したくなった、と
言われ、工夫を明かされる。「日本人なので、これからは、
日本のアイデンティティを伝えたいと…ヨーロッパに
出たりすると、余計にそう思います」

「The Sprinter」では、風を切って走る少年の面影が見えた。
その後、「Deep River Blues」を歌われ、お二人での
セッションに移る。大阪談義にまたまた花が咲き、
NHKの朝ドラ「芋たこなんきん」の街の情景(CG)から、
果ては「イカ焼き機」まで、話は止まらない。

(イカ焼き機?)
私は目を白黒させるばかり。大阪の日常があれこれ
出てきて、なんとも面白い。

Blog061204c


お二人のセッションは4曲、
そのうち、「濡れ色の思い出」が
心にしみる。「南大塚の思い出です」と
鎌倉さんは言われたが、マスター曰く、
実は、「鎌倉さんご夫妻の思い出」を
歌われているのだとか。

「僕は初めて聞いた時、ふたりのそれまでを
見ているから、気持ちがこみ上げ、涙が
こぼれそうになった」と、マスターが、また、ひとこと。
(そうだったのね)
この歌は、鎌倉さんからご夫人へのメッセージ
なのだろう。

最後は、会場と一体になって「生活の柄」を歌って
下さり、ライブはお開きになった。「おおきに、また
寄せてもらいます」と、ご機嫌なイサトさん。
ライブ後は、お二人の周りに、観客の輪が幾重にもできる。

大阪の面白さ、楽しさはもちろん、大阪弁の
切ない歌の世界も楽しめた、このジョイント。
(この顔合わせのライブ、また楽しみだわ)
そう思いつつ、私は家路に着いた。

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コメント

イサトさんの「The Sprinter」は最高ですね!!
オーパス1310も好きですし、もう みんな、お酒 タバコ忘れて聞き入ってますよね!!
私は 今年の6月まで、インスト・・・全く知りませんでした。そんな私にも気軽に声を掛けてくださる・・・落陽にもたびたび来てくださる・・・
本当に信じがたいことです。
落陽でライヴがあったので、手風琴のライヴは無理でしたが、お二人を知る私は みどりさんの日記で手に取るようにわかりますよ・・・♪

投稿: ミッキー | 2006/12/05 00:52

>ミッキーさん


こんにちは、ブログのメンテナンスの
関係でお返事が遅くなり、大変
お待たせして失礼しました。
(他にもメンテナンス中にコメント投稿・
TBなど試みられた方がいましたら、
お詫び致します)


この日は茶木みやこさんのライブ
でしたね。お疲れ様でした。


多くのアーティストの方が落陽に
おいでになるのは、マスターと
ミッキーさんの誠実さ、そして
音楽に対する何よりの情熱が
伝わっているからだと思いますよ!


これからもよろしくお願い致します。
(^0^)

投稿: つきのみどり | 2006/12/07 18:28

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