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2006/12/08

演劇集団キャラメルボックス公演『少年ラヂオ』 あなたに届け、この思い

演劇集団キャラメルボックスの公演『少年ラヂオ』
見に、サンシャイン劇場へと出かけた。

忙しい中でも、どうしても今回は見たい理由があった。
それは、題名に「ラジオ」(旧仮名遣いだと”ラヂオ”)が
あるから。

私はラジオと共に青春を過ごしてきた。ローティーンの時、
父親に買ってもらったラジオで、私は、オフコースの曲を
知り、大人の世界への入り口のドアを開けた。

そして、ただ聞くだけでなく、中学生のうちに、自分の
思いを伝える、曲のリクエストを始めるようになった。
毎週のようにせっせとハガキやFAXを送っていた、
ハイティーンから20代の初め。

そして、今も私の日常には、ラジオが常にある。
ひとりで過ごす時、そばではたいていラジオが
鳴っている。

ラジオは生活の邪魔にならない。掃除をしていても、
食事を作っていても、ニュースは聞けるし、情報が
手に入る。

また、テレビのように不特定多数に呼びかけている
感じが薄く、メッセージを紹介してほしい時、お願い
すると応えてくれることがある。そして、困ったこと
などを投げかけると、リスナーから続々と反応が来る。
今はメールという手段もあるので、あっという間に
助け舟が続々と出てくる。

そうそう、普段はもちろん、「聴取率週間」(今年は
12/11から12/17までが最後)には、リスナーへの
プレゼントが増えるのも、とても嬉しい。

こんなラジオ、今はインターネット放送に押され気味
だと聞く。ネット放送が悪いとは言わないけれど、
ラジオはパソコンを使わなくても、使えない状況に
いても、聞ける。元気な人、病気の人、幸せな人、
つらい人…。さまざまな人にとって、なくてはならない
情報源となり、また、生きる力をくれたりする。

キャラメルボックスの『少年ラヂオ』は、そんなラジオの
良さを改めて感じさせてくれる内容だった。開演前の
ロビーでは、加藤社長がDJよろしく番組を放送
なさっている。ラジオマニアには、これだけでも、
舞台への期待が高まる。

舞台は大正末の東京。主人公、美汐(岡内美喜子さん)の
もとに、明智小五郎(大内厚雄さん)と名乗る人物から
手紙が届いた、という話から始まる。
当時の流行や風俗が感じられ、江戸川乱歩が『D坂の
殺人事件』などで、流行の最先端作家だった匂いが
伝わってくる。

この作品を見たら、きっと、ラジオの魅力に気づく方が
多いだろう。ぜひ、どの局でも、どんな番組でも
良いので、スイッチを入れてほしい。きっと、「へぇ、
そうなんだ」と思うことがあったり、「私もあの人に
思いを伝えたい」と思うことがあるはずだから。

まだ上演中なので、これ以上のネタバレはやめておく。
半額で見られる日もあるし、リクエストできる権利が
ついた券もある。皆さんの好みのスタイルで見て
いただきたい。

実は見に行った日、私は夕方、ある番組にリクエストを
していた。「ある文字で始まる題名の曲をリクエストする」と
いうコーナーだった。その番組を聞いてから、舞台を見た。
その週のお題は「て」だった。

その曲は、チャゲ&飛鳥の「天気予報の恋人」。長年、好きな曲のひとつ。

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