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2007/02/15

ア.ン.ク.ル.38 Live in ペニーレーン 原点と今への思い

Blog070215a


2/10、元ガロのVocalこと
大野真澄さんと、猫の
常富さんでの新ユニット
「ア.ン.ク.ル.38」の初ライブに、原宿
ペニーレーンまで足を運んだ。

セッティングも無事終わり、定刻からやや遅れて、
大野さん、常富さん、そして細井さんでライブが
始まった。店内は満席、立ち見も出るほどの混雑。

1曲目は「ダーリン全てを忘れようじゃないか」。曲の
あと、早速おしゃべりに花を咲かせながら、紹介が
ある。これは、松田優作さんのために、阿久悠
大野克夫コンビで書かれた曲とのこと。歌詞に
グラウンド・ゼロ、ベッドでの煙草など、当時の時代の
先端を取り入れた空気が盛り込まれている歌。

「一本の煙草」、大野さんのソロ初シングル「悲しみを
口ずさむ時」とライブが続く。
「このユニット名ですが…アンクルは昔、好きだった
TVドラマ「ナポレオン・ソロ」のスパイの所属機関から
取りました。38は…昔僕が住んでいた部屋の番号です」
と、大野さんからお話がある。

常富さんも続けて、
「代官山でしょ、あの頃…30年前さ、Vocalの部屋に
楽器とか荷物置いたりして、そこから仕事に通ったり
したよね」
と懐かしそうなご様子。部屋の蛇口から茶色い水が
出た(!!)こと、今はもう跡形もないこと…話は尽きない。

Blog070215b


おふたりでの
ステージでの
共演は、2005年12月16日、
猫のライブにゲストで来て下さって
以来(2005/12/19記事参照)。今回は、
その続き、という感じで、たくさんの曲と
おしゃべりを聞かせて下さる。

アンクル38には、もうおひとり、「影の立役者」とも
言える、糟谷銑司(かすや・せんじ)氏のご存在が
あるとか(大野さんとは実は「竹馬の友」で
いらっしゃるらしい)。この日もライブを見にいらしていた。

「仕事の後は」、常富さんが珍しくバンジョーを手に
なさる。「City Life」(ニルソンのカバー)、「追憶」
(大野さんが2年前、STBでのライブのために
作られた歌)、そして、「飛行場」(猫)。「飛行場」は
ライブで常富さんが歌われるのは初めて。今よりも
ずっと空港が身近ではなかった頃の空気が漂って
くる。ここでライブはいったん休憩。

後半は、大野さんと常富さんのセッション、「黒ずんだ
象」で始まる。かつて坪田直子さんに、岡本おさみさんと
大野さんが書き下ろされた作品。次の「君想う」
斉藤哲夫さんのカバー)から、細井豊さん
キーボードで再び加わる。細井さんは時に、ブルース
ハープを吹きながら演奏なさり、実にお忙しい。

Blog070215c


「細井さんが
いると、いいよねー」
安心の常富さん。骨太の
キーボードが芯となり、おふたりの
ギターと絡みあって、聞きごたえある
「アンクル38」サウンドを生み出している。
観客も、じっくり聞き入り、拍手、時には歓声で応える。

ここからおふたりの好きだった歌、「原点」とも言える
洋楽カバーが続いていく。
「渚のボードウォーク」(ドリフターズ、詞は憂歌団
バージョン)、「スポットライト」(ロッド・スチュワート)、
「Don't Think Twice,It's All Right」(ボブ・ディラン)。

そして、大野さん、といえばビートルズ、ということで、
「In My Life」。
この曲は常富さんの訳詞で歌われるはずで、
イントロを奏でられたあと、日本語が出てくるはず
だったのだけれど…
大野さんの口から出ていらしたのは、長年歌いなれた、
英語の原詩!!
あな、習慣とは恐ろしや。

ビートルズでの常富さんのFavorite Numberという、
「Strawberry Fields Forever」。これは原詩のまま。
そして、カバーコーナーのラストは、「Sanfrancisco
Bay Blues」。大野さんと常富さんはもちろん、
細井さんも大変ゴキゲンなご様子。ペニーレーンが、
港町のジャズバーに変わった、そう思った一瞬だった。

「この曲は'86年に作りました、最近気に入って歌って
います」と言う大野さんのご紹介の後、「ワンパイントの
ラム酒に乾杯」。
本編の最後は、「地下鉄にのって」と、「学生街の喫茶店」
だった。

もちろんアンコールを求める拍手は鳴りやまず、
「あなただけを」で始まる。その後、客席からの
掛け声も飛び、「雪」、「風に吹かれて」、そして、
「カンザスシティ」で、本当のお開きになった。

おふたりの原点でもあるカバー、青春の頃に作った
歌が、時を経て、素晴らしい味を伴ってまた現れた。
そんな感じのライブに、いつまでも拍手が鳴り止まなかった。

ライブ後、あちこちで話の輪が広がる。口々に皆さん、
今回の感動と次回への期待を口になさる。

皆さんの普段のステージとはまた違う、情熱と時間を
目いっぱい注ぎ、この日のライブは出来上がっていた。

【追記】
写真掲載をご快諾下さった、ご出演の皆さまに
感謝申し上げます。

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コメント

つきのみどりさん ア.ン.ク.ル.38にて
初めてお逢いできてうれしかったです。
ありがとうございましたm(__)m

レポを読みながら流れるようにライヴが思いおこすことができました。
常富さんのバンジョーが聴けたことに感激です。

大野さんが日本語で歌うべきところを英語で歌ったのは
「In My Life」だったんですね。
私のレポメモずれてたんだぁ(^_^;)
でも、あの落ちは受けましたね~。

またのアンクル38の素敵な大人のライヴ楽しみにしてます、
ユタさんサポート入って頂けるとなお楽しみです!
よろしくお願いいたします(*^∀^*)

投稿: さだ三 | 2007/02/15 23:09

>さだ三さん


こちらこそ初めてお目にかかれて
大変楽しくお話でき、ありがとう
ございました。

さだ三さんの、細井さんへの
思いを間近で感じ、私も改めて
細井さんのサウンドの素晴らしさや
お人柄のあたたかさを実感致しました。


またwebやライブでよろしく
お願い致しますね。(^0^)

投稿: つきのみどり | 2007/02/15 23:27

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