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2007/06/21

中西保志さんLive in MANDALA 120分の「歌の魔法」

Blog070621


中西保志さん
ピアノライブが、
6/16に南青山マンダラで開かれた。

ここでのライブは定期的に開いていらっしゃる、
中西さん。そして、その時のピアノは、必ず、
山崎のりまささん

ご友人同士、母娘連れ、そして、カップル同士での
相席…満員の客席の拍手に迎えられ、「夜を数えて」、
そして、椅子に座られての「短い夏」でライブは幕を開
ける。「短い夏」は、打ち込みのパーカッションを使用
してのご披露。

中西さんは白い(恐らく麻混の)、ジャケットに赤い
Tシャツ、ジーンズにベージュの紐革靴と、さわやかで
カジュアルな装いでいらっしゃる。

「マンダラでのライブも5回目になりまして…ここは
好きな場所なんです」
中西さんは以前も、「顔が見える場所でのライブが
いい」と言われていた。100人程度で満席の、この
スペースがお気に入りでいらっしゃるのだろう。

そして、中西さんと同じように、ここで定期的に
ライブをなさるアーティストの方は、結構いらっしゃる。

懐かしい「Cheers」の後に、早速、サプライズが
用意されていた。
「君が微笑むなら」という曲を15年前に作りまして、
それは初めて自分で作った曲だったのですが、
結婚式などで歌うことが多い曲です。その続編、と
いう意味で作りました。結婚した夫婦も、15年も
経てばいろいろとありますよね。

物事には初めと終わりがありますが、途中の
プロセスも大事なわけで…そのプロセスを歌に
しました。昨夜(!!)完成したんです」
とのお言葉のあと、歌われたのが、初お披露目の、
「君をあたためていたい」。さすがにこの曲だけ、
譜面台が登場する。

「2度と日の目を見ないかもしれません」と
言われていたけれど、とんでもない、「大人の
カップルに捧げたい」素敵な曲だった。

キーボードを用いない、珍しいアレンジでの
「サヨナラが待っている」に続き、「Mirage」、「だから
憶えている」の後、「Last Call」。これもご自身の作で、
15年歌い継がれている。

「時の流れの中で、年月を積み重ねて生き残る、
曲とはそういうものですね」と言ってご紹介して下さった。
この後、マンダラお約束の休憩。

30分後、ライブは「真夏の果実」、「もうひとつの土曜日」の
熱唱で再開した。「もうひとつ…」は、「20年前の曲
なんですね」と、しみじみ語られる。

「おかげさまで、2月に出ましたCD『Standards』が好評
でして、次に歌う曲はぜひ、企画中の『Standards 2』に
入れたいものです」
とのMCの後、歌われたのは「First Love」と、「ハナミズキ」。
どちらも中西さんの声質に合っていて、とても素敵だった。

マンダラでのライブでおなじみ、洋楽カバーコーナーでは、
「アメリカン・モーニング」(ランディー・ヴァンウォーマー)を
歌って下さる。

「1979年の作品で、全米トップ10にも入ったのですが、
10年も経つと結構忘れられていますよね。だから、
良い曲は歌い続け、歌いついでいきたいですね」と、
思いをこめて語られる。

CD発売に際して、中西さんは全国のCDショップを
キャンペーンで回り、インストアライブをなさった。その
時に、「予定外で、セール品の山の前で歌われた」
ことや、「ネギや大根などを抱えた買い物客たちの前で
歌った」など、ライブハウスでは味わえない体験を
なさったことを、楽しく語って下さる。

続いて、「これも次のCDに入れたいです」と言われて
歌われたのは、「恋するカレン」。私もこの曲に1票!

山崎さんは、この日、いつもなら置かれている
キーボードを持ち込んでおらず、ピアノ1本での
弾き語りでいらした。中西さんとアイコンタクトを
取りつつのご演奏。
文字通り「1+1」が発する、歌と音が、「何倍もの、
素晴らしい音楽」となって、私たちの前に現れる。

山崎さんは、ソロでライブをなさることもあるけれど、
伴奏者の時には、決して歌の邪魔をせず、一人で
勝手に盛り上がったりなさらずに、歌に寄り添い
ながら、素敵な伴奏をしていらっしゃる。
これは、簡単そうで、なかなかできることではない。
(これだから、山崎さんのピアノだと、きっと歌い
やすいのよね)

そして、革ベルトの腕時計をされているのに目が
留まる。ギタリストなら、演奏中に時計は
(ぶつかるので)外されるのが普通。
(あぁ、ピアニストは、革ベルトなら腕時計を
はめていらしても大丈夫なんだ)
ライブ中の時間把握も、難なくできると悟った。

「この曲に出会えて感謝です」とのお言葉の後、
「最後の雨」でライブはお開きになった。

アンコールは、まず「歓送の歌」。中西さんの口から、
「先日、『ぶんざ』で全国をご一緒した、浪曲の
玉川福太郎師匠が亡くなられまして…思いがけない
訃報で、絶句しました。師匠に捧げます」、という
お言葉があった。※参考記事

「人は、どのように生きたか、ということが
大事だと思います。師匠は立派なお仕事を
遺して下さいました」
との、重みあるお話も受け取る。

最後は、「Stardust」。この日ばかりは、きっと、
天国で星になった福太郎さんに捧げたものだろう。

中西さんのライブに来ると、いつも思うことがある。
それは、中西さんのライブは、「歌の魔法」に
かかる時間だ、ということ。

新旧洋邦、古今東西の素敵な曲を聞かせて
下さる中西さんのライブでは、思いがけない
名曲や、今まで聞きなれていた曲も、新しい命を
与えられているのに出会う。だから、ライブが
とても楽しく、聞きごたえがあり、まるで「歌の
魔法」にかかっているみたいに思える。ライブが
終わると、幸せで、また、前向きに生きていく
気持ちになれる。

きっと、多くのファンは、その「歌の魔法」の魅力に
かかると、その良さが忘れられず、再び、足を
運ぶのだろう。

(また私も、「歌の魔法」にかかりに来よう)
そう心に誓い、南青山の街をあとにした。

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