« 猫 Live in Back in Town 「仲間」たちに囲まれて | トップページ | 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき »

2007/10/30

及川恒平さん&石山恵三さん Live in 落陽 他流試合の楽しみ

Blog071030a


9/29、及川恒平さん
ライブが、猫の石山恵三さんを
ゲストに、落陽で開かれた。

この顔合わせは8月の大森で
拝見して以来(2007/8/10記事参照)。
恒平さんのご気分でセッションの内容も変わるから、
「今日はどんな曲が出るかな」
ワクワクした楽しみに満ち、落陽のドアを開ける私。

客席にはこの日、中川イサトさん
いらしていた(この日はPAも務められていた)。

19:00に満席の観客を前に、ライブが「比叡おろし」、
「林檎撫づれば」で始まった。前半は恒平さんの
アコギ1本のひとり舞台。こういう時は、カメラの音も
はばかられるほどの静寂が店内を支配する。
「遥かな愛」、「忘れたお話」と歌声が響き渡り、詞を
かみしめる。

10/24に発売されたフォーライフレコード
「まるで六文銭のように」の1stアルバム、「はじまり
はじまる」(※)のレコーディングの話を織り交ぜつつ、
ライブは進む。
※このCDの感想は、また別の記事で、改めて。

「地下書店」、「雪の子猫」、「くすりばこ」。最近の
定番曲から珍しい曲まで並ぶ。

この数年の恒平さんの作品の柱のひとつに、「短歌」がある。
短歌は、わずか三十一字に、心境や目に見える風景、
時には世相まで盛り込み、思いを乗せて文字にする。
そして、時にそれは、長い文章よりはるかに雄弁だったりもする。

「地下書店」もそうだが、「冬の鏡」も、短歌をアルペジオの
旋律に乗せていて、風景が詞に凝縮されていて、とても
素敵だった。こういう時に、日本語の奥の深さ、そして、
素晴らしさを実感する。

「君は誰かな」、椅子に座っての「風の風景」で、前半が終わる。

Blog071030b_2


しばし休憩ののち、
後半は、石山さんと共に
「ガラスの言葉」、「雨がふりそうだな」でスタート。

「ほしのはだ」、「我が子(むすめ)よ」、「なつのあさ」と、
石山さんは今日もマイペースな恒平さんに引っ張り
回されつつの演奏。でも、曲ごとにタッチを変え、
巧みなベースプレイを聞かせて下さる。

石山さんは「甘がき黒ビン」では、掛け合いの
ボーカルも披露して下さった。

「自分が一番楽しんでるよね」
満面の笑顔の恒平さん。その雰囲気が、もちろん
客席にも伝わり、和んだムードいっぱいのライブと
なっていた(ただし、一番大汗をかきつつ、即興に近い
セッションで奮闘なさっていた、石山さんをただひとり
除いて)。

「岬の部屋」、「サーカス・ゲーム」、「出発の朝」まで、
この雰囲気は続き、ライブ本編が終わった。

Blog071030c_2


アンコールでは
「引き潮」を、見に
いらしていた四角佳子さん
ともに歌われ、ライブはお開きになった。

「まる六」でもない、「猫」でもない、おふたりの
「他流試合」のご様子は、それぞれのライブでは
味わうことのできない良さがある。それぞれ
セッションのお相手が変われば、また違う味が
出てくるのだと思うが、このおふたりでしか出せない、
信頼しあい、また、時々笑いも起こる2時間は、
見ていて楽しく、また、「ライブ=生」という緊張感も
感じさせてくれる。

恒平さんは以前からそうだったし、同じように、
石山さんもこれから、お相手を変えながら
セッションを楽しんで行かれることと思う。

そして、その「他流試合」の良さがあるからこそ、
それぞれのグループに戻った時、改めて、その
良さに気づかれることも多いだろう。

そんな「他流試合」を、ファンとしてもこれからも
大いに楽しみにしたい。そんな思いで、私は帰宅した。

|

« 猫 Live in Back in Town 「仲間」たちに囲まれて | トップページ | 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/16917219

この記事へのトラックバック一覧です: 及川恒平さん&石山恵三さん Live in 落陽 他流試合の楽しみ:

« 猫 Live in Back in Town 「仲間」たちに囲まれて | トップページ | 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき »