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2007/11/10

コンピレーションCDの次は「今の音」を!!

コンピレーションCDがよく売れている、と聞く。

目下話題なのが「R-35 Sweet J-Ballads」
「もう一度、妻を口説こう。」
というキャッチコピーを聞いて、
「あぁ、あのCD」
と、思い出す方も多いかもしれない。

このCDに収められているのは、1990年代前半の
大ヒット曲ばかり。ドラマの主題歌、CMなどの
タイアップで、TV、街角、あちこちから耳にしたもの。
当然、当時の音源、アレンジ、ヴォーカルで
収められている。私にも懐かしい音、声がいっぱい
詰まっている。

確かに、懐かしい音を聞くと、その当時の自分に
戻ることができる。甘酸っぱく、また、どこか痛い
思い出に浸り、今の自分を改めて見つめ、
「あぁ、ここまで生きてきた」
と、感慨に浸る。

そして、
「またがんばって生きていこう」
という気持ちになる。

これは、もちろん、悪いことではない。
でも、忘れないでいただきたい。

その「懐かしい曲」を歌っているアーティストの
皆さんも、私たちと同じように、今に至るまで、
重みある人生を過ごしていらしていると
いうことを。

その当時30代だった方は、恐らく、不惑を過ぎている。
20代だった方も、不惑目前かもしれない。つまり、公私
共に、さまざまな人生経験を積んでいらしているだろう。
また、1曲と言えども、それに対する考え方に、深みや
重みを加えられている。

だから、懐かしい曲も、「今の音」、その当時と違う
アレンジや解釈で、私たちの前に現れる。

アーティストの方だけでではない。作り手の方も、
さまざまの人生経験を積まれて、詞やメロディに
それを載せ、私たちにメッセージを発していらっしゃる。

私が、今年後半、いちばん驚いた音楽関係の話題が、
稲垣潤一さんの『クリスマスキャロルの頃には』の
作曲家・三井誠さんは、1970年代のフォークグループ
『クラフト』の一員だった」
というものだった。

クラフトは「僕にまかせてください」、「さよなら
コンサート」などのヒット曲がある。クラフトの
大ヒット曲は、さだまさしさんの手によるもの。
その当時から20年近い人生経験を重ね、三井さんも、
ご自分の手で素晴らしい作品を世に送り出されるに
至ったのだろう。
(ちなみに、今年、三井さんは、稲垣さんに
「大人の夏景色」と言う素敵な曲を書いて下さった)

こうして、私たちは、
「アーティストの皆さん、作り手の皆さんも、私たちの
ように、あるいはそれ以上に、さまざまな経験を
重ねて、こうして発信し続けていらしている」
と、気づく。

そして、
「皆さんもこうしてがんばっていらっしゃる、私もまた
改めてがんばろう」

そう思うことができる。

「R-35 Sweet J-Ballads」を買われた、私と近い世代の
皆さん。
仕事、育児…お忙しい方も多いだろうから、いきなり
「ライブに来て」とは言わない。

でも、せめて、まずは「今の音」のCDを買ったり、
ダウンロードをしてほしい。そこから、「昔の自分」を
振り返るだけではない、新しい発見や、生きる希望を
きっと見つけることができると思うから。

CDには、「今の音」だけではない、アーティストの
皆さんの「今のお姿、メッセージ」もある。歌詞カードの
写真のお姿に、「自分も年を同じように重ねた」と
思うだろうし、また、洋服の着こなしなどで、何か
ヒントがあるかもしれない。

だから、コンピレーションCDの次は、
ぜひ、「今の音」を!!

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