« TULIP Live in 東京国際フォーラム 走り続けた栄光の35年 | トップページ | 四角佳子さんLive "OK’s Square 5th" いやしの女神に包まれて…  »

2007/11/07

中西保志さん Live in MANDALA 歌う喜び、聞ける喜び

Blog071107

中西保志さん
ピアノライブが、
10/27に南青山マンダラで開かれた。

ここでのライブはもう6回目となっている。
ピアノは、必ず、山崎のりまささん
この日は台風20号の接近による大雨で、
開場もいつもより早まっていた。幸いにあまり
並ばず、お店に駆け込む私。店内では、ここが
初めてらしい関西弁の方の声も聞こえる。
「このお店のライブは、途中で休憩があります。
それから、オーダーはスタッフさんが席まで
来てくれますよ」と、思わず声をかけてしまった。

店内は3:7という男女比の構成。土曜日なので、
男性の友人同士という組み合わせも見える。

18:05、暗かった店内で、突然ステージにバッと
ライトが当たり、「夜を数えて」で、ライブが始まった。
中西さんは黒のジャケットに白いTシャツ、ジーンズと
いういでたちでご登場。

「2nd Time」と、いきなり懐かしい曲が出た後、
中西さんのごあいさつ。
「こんな日でも来て下さって、本当に嬉しいです」
と、大変ご感激のご様子。
(確かに大雨だったけれど、電車は動いてたし…
それにしても、ずいぶん感激なさっているなぁ…)
と、ちょっと不思議に思う。実は、真相はあとで
明らかになる。

「Everlasting Story」、」「たった一度のKISSがしたい」、
「唇のかたち」。「たった一度の…」は、低音を生かした、
不惑を過ぎた今の中西さんにふさわしい、大人の歌の
良さが強く出たアレンジ。

懐かしい曲で、キツネにつままれたような新しいファンと、
嬉しがる昔からのファン(私はこちら)と、客席の空気が
分かれる。

でも、
「秋深し、ということで、この3曲を選びました」
という中西さんのお言葉と、時を経ても色あせない
素敵な曲で、新しいファンの皆さんも、曲の良さに
納得して下さったのではないだろうか。

「サヨナラが待っている」、ピアノだけで聞くと、
大人の心の優しさが強く出たアレンジになる。
「On and On」、「Last Call」で前半が終わる。

約30分後、ライブは「Come To Me」(ボビー・
コールドウェル)でスタート。「A Place In The Sun」
(スティービー・ワンダー)では、珍しく手拍子をあおり、
ゴキゲンな感じの中西さん。

「みんなでたまには盛り上がるのもいいもの
ですよね…いつも静かに聞き入ってもらう曲ばかり
ですからね」
そう、笑顔でおっしゃっていた。

この日は、11/7、つまり今日発売の、「Standards2」(※)
発売直前だった。
(※このCDの話は、日を改めて記事にする予定)

ステージ上の、中西さんのお手元にはCDがあるものの、
私たちはまだ買えない。そこで、「CD発売直前・
期待満載ライブ」という意味も持っていた。

「自分と同じ、1961年生まれの歌手でいちばん
有名な人…それは、松田聖子さんです。デビュー
アルバム『SQUALL』は、買って何回も聞きました、
あの頃から今でも第一線ですごいですね」
と言われ、「Standards2」に収められた、「SWEET
MEMORIES」を熱唱。打ち込みのサウンドを流し、
ジャズ風の、ライブハウスにぴったりのアレンジだった。

そして、同じく「Standards2」から、「ワインレッドの心」。
私はこのアレンジ、とても気に入った。
「夜空ノムコウ」、「恋するカレン」とライブは続く。

「『恋する…』は、ずっと好きな歌です。ナイアガラ
レーベルの「A LONG VACATION」を買って、何度も
何度も聞いていました。カラオケに年2回くらい
行くのですが、その時はこの曲と、「無法松の一生 
度胸千両入り」(!!)を歌います」
というMCだった。この2曲が十八番(おはこ)なんて、
中西さんの歌のうまさ、音域の広さやテクニックの
素晴らしさがわかるというもの。

「カバーって、いろんな可能性を秘めていて、
素晴らしいと思います」
そうも語られていた。

そして、衝撃の事実が語られた。
「実は、もう話してもいいと思うのですが…アルバムが
11月に発売なので、レコーディングは8月に全部
終えなければなりませんでした。そこで、40℃近い
外と、冷房で冷え切ったスタジオを何度も出たり
入ったりしているうちに、2回倒れてしまいまして…
1度は救急車沙汰になりました」(!!)
どよめく客席。

「年を取るといろいろありますね。体に気をつけねば
いけませんよね。でも、無事に治り、病み上がり
ですが、今日はここに立てて、心から嬉しいです」

この日実は、私は、心なしか、
(お声がいつもより抑えぎみ、何かあったのかな)
と思っていた。

(そうだったんだ…)
記事をご覧の皆さん。中西さんはお元気なので、
どうかご安心いただきたい。

山崎さんのピアノは、この日、いつもよりも力強さを
こめ、そんな中西さんを支えるような素晴らしい
演奏だった。

「言葉にできない」(小田さんの曲にはやっぱり
ピアノが似合う。原曲の良さを生かした、素敵な
アレンジだった)、「We are」と歌われ、ライブ本編は
終わりになった。

アンコールは、「最後の雨」から。
「この曲を歌わないで終えたいと思う日もありますが、
それはきっと無理で…皆さんも期待なさっていると
思いますし」
そう話される。中西さんは、この曲は歌いたくない、と
思われたことはないのだろうか。

大ヒット曲のあるたいていの歌手の方は、そのヒット曲が
代名詞のように一人歩きし、他の曲を聞いてもらえなく
なることで、「この曲を今日も歌わねばならないのか」と、
苦しむ時期が、必ずと言っていいほどあると聞く。

中西さんは、ライブをなさらない時期が何年間かあった
から、そのようなことは無縁なのだろうか。一度
お聞きしてみたいと、いつも感じる。

最後は、いつものように「Stardust」。雨で星も見えない
夜だったけれど、山崎さんのピアノで、満点の星の
きらめきを楽しんで、ライブはお開きになった。

よく、中西さんは、
「歌手は、歌える場所が多いことが何よりの
幸せです」
そう言われる。この日の中西さんは、きっと、いつもの
ライブ以上に「歌う喜び」をかみしめていらしたことだろう。

観客も、そんなお元気な中西さんの歌声を「聞ける
喜び」をかみしめていたことだろう。歌手も観客も、
元気でなければ、その場にいることはできない。
その嬉しさをお互いに実感した夜になったのでは
ないだろうか。

中西さんは、今日発売になったCD「Standards2」を
引っさげ、ライブ、キャンペーンと年末から年明けに
かけ、全国を回られる。中西さんも観客も、それぞれが
「喜び」を実感できる、そんな時間になることを、
心から願っている。

|

« TULIP Live in 東京国際フォーラム 走り続けた栄光の35年 | トップページ | 四角佳子さんLive "OK’s Square 5th" いやしの女神に包まれて…  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/17009255

この記事へのトラックバック一覧です: 中西保志さん Live in MANDALA 歌う喜び、聞ける喜び:

« TULIP Live in 東京国際フォーラム 走り続けた栄光の35年 | トップページ | 四角佳子さんLive "OK’s Square 5th" いやしの女神に包まれて…  »