« 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき | トップページ | 中西保志さん Live in MANDALA 歌う喜び、聞ける喜び »

2007/11/06

TULIP Live in 東京国際フォーラム 走り続けた栄光の35年

Blog071106

10/21、TULIP
35周年ツアー”run”を見に、
東京国際フォーラム(ホールA)に出かけた。
【注意】
以下、セットリストが出ています。お知りに
なりたくない方は、この続きはご覧にならないで
下さい。

この日は追加公演で発売された。東京でのツアーとしては、
ラストステージだった。
(11月に何か特別なイベントもあるかも)
そういう淡い期待も抱きつつ、でも、
(ツアーとしては最後なのだから)
この目と耳に記憶を刻み込もう、と思いつつ、有楽町に
着いた。

今年で、国際フォーラムができて10周年だという。
その10年、特にこの数年のこの付近の開発ぶりは
驚くばかり。日曜日にも、買い物の人などで、
この街はごったがえしている。

開演前、近くのカフェに入る。少し待ったが、
すぐに座ってオーダー。
17:30、混んでいた店内から、どどっ、と音を立て、
人が次々出て行く。

(あ、そうか!)
ライブに行く方ばかりだったのだろう。ほどなく、私も
お店を出た。

ライブは定刻から10分遅れで始まった。
スクリーンが出て、初めて上京していらした時の映像から、
思い出のライブ映像、解散、そして再結成…客席も、
自分の人生を重ね合わせながら映像に見入る。

そして、メンバーが暗闇の中、静かにご登場。「心を開いて」、
「あの娘は魔法使い」と、客席では早くも立つ方が多い。
2曲終わったところで、安部さんのごあいさつ。

「今年で私たちは35周年なのですが、こうしてステージに
立てるのは、あり得ない幸せなことだと思います」

「悲しきレイン・トレイン」、「明日の風」、「ここはどこ」と
懐かしい曲に続いて、最新アルバム「run」から、
「Never Ending」と「run」をご披露。
「私たちも思いっきり走っていきます」
と、黒メガネの財津さんのMC。

「走れ!ムーン号」では上田さん、「Route134」では
宮城さんがメインボーカル。いつも思うが、「メンバー
全員がメインボーカルを取れる」バンドは、日本に
どれだけあるのだろうか。
しかも、その歌声は、上田さんは力強く、そして、
宮城さんは甘く、どちらも素敵だなんて!

(ドラムを叩きながら歌う人は、トップアーティストでも、
ザ・ワイルドワンズの植田芳暁さん、稲垣潤一さんなど
数人しかいないし、ベースを弾きながら歌うのも、
メロディと違う音を弾くことがあるから、難しいらしい)

「ブルースカイ」、「風のメロディ」、「約束」。「風の…」は、
財津さんと姫野さん、ツインボーカルの魅力がとても
良く出た作品。

その後はいつも通りの「生ギターコーナー」。まずは、
渋谷の公園通りをイメージしたと言われる「逆回転」。
「♪人ゴミの間に何を探すのか…
僕は今この街の風景になりたい」
そんな歌詞が耳に残る。

続いて、「風見鶏」。これは皆さん(宮城さんを除く)の
故郷、博多の海のイメージ。

渋谷と博多。
若く希望に燃え、渋谷公会堂などでのライブなど、
めまぐるしい毎日を過ごしていた思い出の街と、
故郷の歌に、皆さんの今までの35年の歩みへの
愛しさが感じられた。

生ギターコーナーでは毎回、安部さんが土地に
ちなんだ話をして下さる。今回は、突然「有楽町で
逢いましょう」(フランク永井)のイントロを弾き、
財津さんに振り…

「♪有楽町で~」
と、財津さんは、なぜか森進一さんのモノマネを
披露して下さった。皆さんからの楽しいサプライズで、
会場がほのぼのとする。

「I Love You」で生ギターコーナーは終わり、フルバンドの
セットに戻る。
ここからは、「心の旅」、「ぼくが作った愛のうた~愛しの
Emily」、「Someday Somewhere」と、多くの人の耳に、
心に残る歌が続く。客席も大いに盛り上がる。

ここで、財津さんのMC。
「ツアーは今回で終わるわけですが…メンバーが
元気だったら、また集まります」

客席、大きく拍手して応える。

「虹とスニーカーの頃」、「青春の影」、「Shooting Star」で
ライブ本編が終わる。

アンコールのオープニングは、「2222年ピクニック」。「銀の
指環」、「夢中さ君に」で、大変な盛り上がりになる。私も、
「夢中さ…」では、もちろん、
「財津さん!」
と、曲の合間に笑顔で叫ぶ。

皆さん、一度袖に引き上げられるが、このままでライブが
終わるはずもない。2度目のアンコールで、「魔法の
黄色い靴」を大合唱。

そして、「二人で山へ行こう」で、アンコールも終わり、
大歓声の中、タオルなどを投げ入れて下さる皆さんを
送り出した。

チューリップの最初の転機は、1979年、オリジナル
メンバーの吉田彰さんと上田さんが脱退なさったこと。
その後、現在もベースを弾かれる宮城さんと、
伊藤薫さんが加入なさる。

最近、改めて、宮城さんと伊藤さんが入られた頃の
アルバムを聞いてみた。リズム隊の交代、というのは
バンドにとって、音作りが一から変わることでもある。
その頃のドラムとベースの音は、豪快さが消え、
ある意味、洗練されたスマートなものだった。

再結成後は、【オリジナルメンバー4名+宮城さん】の
形で活動なさっている。今のライブで聞くリズム隊の
音は、力強さにスマートさが程よくミックスされた、
良いバランスになっていると感じる。オリジナルの
音ではないかもしれないけれど、良いサウンドだと思う。

でも、ここに至るまで、恐らく私たちには想像しきれない
ほどの葛藤や試行錯誤などがあって、このサウンドが
出来上がったのではないだろうか。そんなこともすぐに思う。

そして、最近、元アーティストの方(現在は芸能界には
いらっしゃらない)から、こんなお話を聞いた。

「自分のOさんという後輩が、チューリップの初期の
マネージャーをしていて、デビュー前に『売れると
思うか』って曲を聞かされたんだ。『うん、ビートルズの
匂いが強いけれど、売れると思うよ』って答えた。
それから、デビューした頃のライブも新宿で見た」

思いがけない方からの、思いがけないお話だった。
(あぁ、こうして、チューリップは、ご本人たちの
努力はもちろん、表に出ていらした方、そうでない方、
多くの方々に支えられてデビューして、ここまでいらした)
胸の底から感動が沸き起こった。

チューリップは、35年間ライブを中心に走り続けた。
メンバーチェンジなどの変遷もあったけれど、
大ヒット曲にも恵まれた。そして、今、ツアーの
幕を下ろそうとしている。

チューリップの皆さんが、再結成して下さって、本当に
良かった。

今までの皆さんの歴史に、心からの感謝を。
そして、皆さんのご健康と、何年か先の、どこかでの、
「チューリップ」としての再会を。

そう強く願い、にぎわう有楽町の街をあとにした。

|

« 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき | トップページ | 中西保志さん Live in MANDALA 歌う喜び、聞ける喜び »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/16999417

この記事へのトラックバック一覧です: TULIP Live in 東京国際フォーラム 走り続けた栄光の35年:

« 稲垣潤一さん ファンの集いVol.2 至福のひととき | トップページ | 中西保志さん Live in MANDALA 歌う喜び、聞ける喜び »