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2008/04/18

まるで六文銭のように Live in イギリス館 三人の強さ、重み、深み

Blog080418

まるで六文銭のように
ライブが、4/10、横浜・
イギリス館で行なわれた。

お三方揃ってのライブを拝見するのは、2月以来
(2008/2/14記事参照)。今年の春は寒暖の差が
激しい日が続いているが、この日の東京は寒い雨。
仕事を終え、横浜・元町に降り立つが、あまりの寒さで、
思わず喫茶店に飛び込む。お店は天候のせいで、
閑古鳥が鳴いていた。

ひとり静かに「ジンジャーティー」(しょうが入りの紅茶)を
いただき、あたたまってから、イギリス館への急坂を登る。
しょうが入りの紅茶は私のお気に入りで、家でもよく
飲んでいるが、この日も効果てきめん、早足で歩き、
うっすら汗をかいてイギリス館に到着。

初めてのご来場者が多い様子、いつもと違う雰囲気。
顔見知りの方も少ないのか、静けさが開演を待つ客席を
包み込む。

「雨の中来て下さって…」
と、19:00に及川恒平さんがご登場。よく見ると「まるで
六文銭のように」と書かれたTシャツをお召し。

「都内から、こんなお天気の中、しかも19:00にここへ
間に合うのは大変ではないかということで…でも、
いらしている方をあまりにもお待たせするのも
悪いので、少しだけ」

ということで、「春は日傘の」と「こわれました」を歌って
下さる。恒平さんのお心のこもった、貴重な「オープニング
アクト」だった。

その後、小室等さん四角佳子さんも笑顔でご登場。
小室さんはグレーのジャケットが良くお似合い。
おけいさんはベージュのジャケットに白いシャツ、
クロップドデニムにベージュのバレエシューズで、
春らしい、そして、いつものような軽やかな装い。

「いのちかえす日」、「雨が空から降れば」でライブが始まる。
聞き始めてすぐ、感じた。
(2ヶ月前と違う!)

歌声が、力強さを増している。おけいさんの存在感が
増している、という言い方が正しいのかもしれない。
数々のライブをこなされ、「地力」が増しているのだろう。

「引き潮」、「きみは誰かな」。
「きみは…」は、小室さんのご令嬢、ゆいさんが
ハーモニーをチェックされて、
「(父上の)低音ばかり目立っても」
と、バランスを取るように言って下さったのだとか。
きちんと指摘して下さる方が身近にいることは、
小室さん、そして、まる六にとって他の何にも代えがたい
財産だろう。

「流星花火」、「思い出してはいけない」。「思い出して…」は、
故・清岡卓行氏の作品。
「今歌ってみると、若々しい内容だよね」
と、小室さん。

「あめのことば」を歌われて、スペシャルゲストということで、
原茂さんがご登場。そう、ちょうど1年前、こちらでお顔を
拝見したことを思い出す(2007/4/20記事参照)。

「ギターは20年ぐらいブランクがありまして、一度、
息子にみんな譲ってしまったので…」
とおっしゃいつつも、紺のジャケットでダンディーに
決められて、渋く「In My Life」(The Beatles)を、
おひとりで弾き語りなさる。

原さんご退場のあと、またお三方でライブ再開。
「雨が降りそうだな」。「この曲はここ、横浜と自分の
故郷、釧路を思って作りました」
と言われる恒平さんのお話から、先月末の北海道
ライブツアーの思い出に。

「釧路で、昔のお友達やご親戚がたくさんいらして
いて、『恒平さんは秀才だった』って皆さんが言われて
いたのを、私、『シューマイだった』って聞き間違えて
しまって…」
と、笑顔のおけいさん。会場もあたたかな笑いに包まれる。

「ただあたたかくカラッポに」、「はじまりはじまる」。
「はじまり…」は、イントロの演奏中に、
「いいメロディだね~」
と、しみじみ言われる小室さん。お三方とも、そして、
客席も笑顔での仕切り直し。

「死んだ男の残したものは」、「おしっこ」、「戦場はさみしい」と、
新旧の反戦歌3曲。
「示し合わせていなかったのですが、反戦歌がCDに2曲
入りまして…強い使命感、というのではないのですが、
歌い続けていきたい」
そう言われる、小室さん。

(反戦、というテーマは、声高らかに叫び続けるものと
いうよりも、当たり前のこととして、皆さんの中に
根付いている)
私はそう感じた。

「サーカス」でライブはいったん終了。客席のアンコールに
応え、「サーカスゲーム」を歌って下さり、20:50、ライブは
お開きになった。

お三方の歌声に増した強さ、そして、深み。MCで語られる
お話の重み、深み。この日、皆さんがたゆまず努力なさり、
そして、常にものごとを考え続けているということの
貴重さを、強く感じた。

人生の先輩の皆さんの生きざまやお考えを目の当たりにして、
(そうだ、常に成長できる人でいよう!)
改めて誓った私だった。

また、毛利元就の「三本の矢」の故事ではないけれど、
「三人が集まった時の、三倍以上にもなるパワー」を
まざまざと実感した。
(人の結束力の放つ力を、大事にして生きて行こう)
とも感じた。

ライブ後や、打ち上げの席でも、お三方だけでなく、他の
皆さんからも、あたたかなお言葉をいただいたりして、
さまざまな意味でライブ中に感じたことの重みを感じ、
私は帰路についた。

今年、私は授業で中原中也の「サーカス」を教える
つもりでいる。もちろんその時には、まる六の
「サーカス」もかける。生徒たちを通して、私にも
きっとまた、新しい発見や成長があるだろう。
その日を今から楽しみにしている。

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