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2008/06/27

ブレッド&バターDRAMA&LIVE「あの頃のまま」 「代わりのきかない人生」

Blog080627a

5/13から5/18まで銀座・
博品館劇場で行なわれた、
ブレッド&バターDRAMA&LIVE
「あの頃のまま」に足を運んだ。

単なるミュージカルや演劇ではない、
ドラマとライブが融合したステージ。
千秋楽の18日、チケットを手に銀座に向かった。

銀座と言っても8丁目(=新橋駅そば)、ビジネス街の
一角にあり、日曜なので人波は静か。エレベーターで
劇場へあがる。開演のブザーにせかされ、客席へ。

ADさん(柏原直人さん)が登場、「客席の皆さんは
エキストラです!」と叫ぶのを聞きつつ、いつしか
場内は暗くなり、舞台本編にすーっと入っていく。
(よく考えてあるなぁ)

広告代理店勤務のコウタ(寺泉憲さん)が部下を
引き連れて登場、「昔の仲間、タダミチに会った」と
言う。仕事先から直行、湘南の海辺でスーツを
着ている寺泉さんのもとに、昔のように、アロハで
現れたタダミチ(井上純一さん)。ふたりは青春時代、
一緒に歌った仲間、そして、伝説の「カフェ・ブレッド&
バター」に憧れていた(これは実際に1970年代、
茅ケ崎でおふたりが開いていらしたカフェ)。

舞台向かって右側奥に、ブレッド&バターのおふたり
(岩沢幸矢さん、二弓さん)とサポートミュージシャンの
皆さんがいらっしゃる。

台詞が終わる頃に重なるように、「あの頃のまま」、
「海岸へおいでよ」、そして、「春夏秋冬」
(泉谷しげるさんのカバー)。1番で終わる曲もあり、
(もっと聞きたい)
と、じらされつつ、どんどん舞台に引き込まれる。

青春の回想で、コウタ(林龍之介さん)とタダミチ
(林直次郎さん)が登場。そう、平川地一丁目
ギターケースを抱え、カフェ・ブレッド&バターに登場。
「今日歌おうか」
「やっぱりやめようよ」
と、押し問答。いつの間にかカフェの客席に、
幸矢さん、二弓さんも座られていて、歌を聞く。
「Sound of Silence」が力強いギターとハーモニーで
響き渡る。

今日も大賑わいのカフェ・ブレッド&バター、
「Happier than the morning sun」(スティービー・
ワンダー)、「Summer Breeze」(シールズ&
クロフツ)など、素敵な歌と演奏が流れ、そして、
「ロコモーション」で盛り上がる。カフェでは、
爽やかな風のようにマリエ(藤澤志帆さん)が
現れ、働き始めていた。

いつしかコウタとタダミチはマリエと意気投合、
3人で「カフェ・セシリア」を作る夢に向かって
走り出す…

…が、3人は不協和音を奏で始め、コウタは
以前から興味があったCM製作の仕事に足を
踏み込む。ハワイでの撮影にマリエを連れ出す
ことになり、「カフェ・セシリア」は開店目前に
頓挫、3人はバラバラに。

しかし、マリエはハワイ出発の日、成田に
現れなかった。台風を心配し、湘南のカフェ
開店予定地に来て、海に流された「カフェ・
セシリア」の看板を探しに海へ入って行って
しまった、という噂。

その後、マリエを見た者はこの日まで、誰もいない。
しかし、タダミチは「マリエに会った」と言う。
にわかに信じられないコウタ。

仕事一筋で昔のことを忘れていたコウタは、
あの頃のままのマリエとも再会を果たし、
3人で「カフェ・セシリア」を改めて開店させる、
夢の実現に走り出す。生き生きと、昔のように
準備するコウタ。

そして、開店当日。コウタは2人を待つが、
現れない。そこに、部下が衝撃のニュースを
持って駆け込んで来る
「タダミチさんも数年前に亡くなっているそうです」
(!!)

…そう、仕事人間になってしまって、「あの頃」の
生き生きした毎日を忘れていたコウタを心配し、
あの世からやって来たふたり。コウタの昔のような
笑顔を見て、安心し、去っていく。

舞台では、「カフェ・セシリア」開店にあたって、
コウタがあいさつ、そして、ブレッド&バターの
ライブが始まる。

ここからはいつも通りの「ピンク・シャドウ」、そして、
ゲストに南佳孝さんを迎え、カッコ良く「♪Want You!」
そう、「スローなブギにしてくれ」。「Sound of Silence」、
「マリエ」、平川地一丁目のテンポの速いカバー
「あの頃のまま」、そして、ご本家の「あの頃のまま」。

アンコールで、「東京」、「桜の隠す別れ道」
(平川地一丁目)の演奏後、「湘南ガール」、
南さんも加わって「Route66」、そして、最後は
「I just call to say “I love you”」、出演者全員で、
客席も笑顔になっての「ロコモーション」で幕を下ろした。

一流の俳優と歌手、ミュージシャン、そして、スタッフの
皆さんが一体になって作り上げたDRAMA&LIVEだった。

ブレッド&バターのご信頼厚い、サポートミュージシャンの
皆さんは次の通り。

林立夫さん(d)
鈴木茂さん(g)
田中章弘さん(b)
新川博さん(key)バンマス

細かくパンフレットを見ると、湘南発のブランドSPORTIFFが、
衣装協力に名があるのに目が留まった。細かいディテールに
まで「湘南」の匂い、風が広がるよう、工夫されていた
ことに気づく。

台詞で心に残ったのは、「代わりはいない」というもの。
当たり前だけれど、誰も皆、代わりのいない存在だし、
代わりのきかない、自分が主人公の人生を生きている。

誰しも忙しくなると、青春の日々を思い出すこともない
日々もあるだろう。私も、出勤前のラジオから、高校
時代好きだった曲が流れてきて、突然、あの頃の
自分を思い出し、慌ただしさの中、わずかの瞬間、
タイムトリップすることがある。

(あの頃の私は、今の私を見て、どう思うのか)
答えはひとつ。精いっぱい生きること。
仕事はもちろん、好きなことができる楽しみも
持っていること。

そうでなければ、あの頃の自分に、胸を張って、
笑顔で「楽しいよ、元気だよ」と言えない。
これが、「代わりのいない存在として、
代わりのきかない人生」を悔いなく生きる
意味だと思う。

また、平川地一丁目のふたりも、デュオ解散、
龍之介さんはソロ活動、直次郎さんは大学進学
目指し勉強、と「代わりのきかない人生」を悔いなく
生きようと歩み始めている。

代わりのいない存在、代わりのきかない人生。
この意味を改めて気づかせてくれた、演出の
小池竹見さん(プロフィールはこちら)と、
「あの頃のまま」ソングライターのユーミンに、
心からの感謝を捧げたい。

Blog080627b

【追記】
この写真は、ロビーに
あった、「元祖・湘南ボーイ」
加山雄三さんからのお花。
手前は、松任谷正隆・由実
ご夫妻からのもの。
ロビーでお名前を見た瞬間、
湘南の海が目の前に広がった。


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