« 誰の方向を向いて働くのか 教員採用不正と銀行 2008年8月の思い | トップページ | T.I.S Live in Back in Town 楽しさと、プロの素晴らしさと »

2008/08/09

身近なハッピー!のヒント Vol.4 「当たり前」は、ない!!

Blog080809

子どもの頃から
よく、母に、
「ものごとに『当たり前』は、
ありません』
と、言われて育った。

実感を伴って意味が分かってきたのは、
中学生から高校生の頃だっただろうか。

中学2年生の夏、人生で初めての手術を
受けた。足の骨が変形したもので、
何千人に一人の病気。整形外科の先生に、
「自分は前に同じ病気の人を見たことがある。
削れば大丈夫だから。紹介状を書くから、
大病院で手術してもらいなさい」
と、言われた結果だった。

手術・入院で4日間程度、ご担当の先生に
「いつがいい」と言われ、「中間テスト後、
期末テスト前」と、6月の数日を選んだ。
いつがいい、と言われるくらいだから、
せっぱ詰まったものでなかったに
決まっている。でも、当然不安だったし、
退院後は抜糸できるまで、松葉杖の生活だった。

日曜に退院して、月曜日、松葉杖をついて、
学校へ。当然歩きにくいし、慣れないから
脇の下や腕も痛い。廊下などが濡れていると、
滑って転びそうになる。

「掃除もしなくていい」と担任の先生に言われ、
さぼっているわけでもないけれど、
机を運んだりしているクラスメイトを黙って
見ているのは、どことなく肩身が狭い。
1週間程度の松葉杖生活だったけれど、
思春期の私はいろいろショックを受けた。
(普通に歩けるって、当たり前じゃないんだ)

こういう細かいことだけでなく、8月になると、
広島・長崎の原爆投下、終戦記念日…
「戦争をしているのが日常だった」事実が、
日本にもあったことを、改めて思い知らされる
(昨日から平和の祭典、北京オリンピックが
始まったばかりなのに、ロシアとグルジアは
戦闘状態に入ってしまった。
「戦争をしている日常」がある国が、今の
世界に存在しているのがとても悲しい。
一日も早い解決を強く願う)。

日本にこういう日常が訪れることは
繰り返してはいけない、と心から思うし、
私は、自分なりの方法で、生徒に、
「戦場に送り出すために教育はして
いない」と、伝えている。

また、先日、NHK「ラジオ深夜便」で、
故・宮田輝アナ司会の「3つの歌」を
放送していた。団塊世代以上の方には
懐かしい番組ではないだろうか。
その日放送していた内容は、こういう
ものだった。

日本の東西1箇所ずつ土地を選んで、
その土地の一般家庭から中継をし、
東京のスタジオのピアノの生演奏で
イントロ当てクイズをする。正解した
ほうがピアノに合わせて1フレーズ
歌える、という形式。

歌を聞いていると、ほとんどが、音程も
リズムも合っていない。それが当時の
「当たり前」だと気づく。私が聞いた日では、
静岡県浜松市の方だけ、正確に歌っていた。
浜松はピアノの生産地、その方の家庭にも
ピアノがある、と言っていた。
(この当時は、ピアノが家にあるなんて
珍しかったんだろうな…)

改めて、今のように多くの人が楽器を
演奏して楽しむことは、日常が満たされて
いるからこそできる、豊かな生活なのだと
思い知らされた。母がわが子に
ピアノを習わせてくれたことの
意味を実感し、心から感謝した。

こんなことがいくつも積み重なって、
「教育カフェテリア」第30回でも書いたけれど、
「当たり前」はない、というのが私のモットーの
ひとつになっている。

夫婦間、親が子に、子どもが親に、
そして、他人でも。自分が誰かのために
していることは、誰かを大事に思って
いるからこそ。誰かが自分のためにしてくれる
ことは、誰かが自分を大事に思っている
からこそ。


どんな小さなことでも、家の中でも外でも、
自分が今受けていることに、何ひとつ
「当たり前」はない。


そして、「当たり前」はない、だからこそ、
「ありがとう」が重みを持ってこの世の中に
存在している。ありがとうは出し惜しみせず、
どんどん使いたい。言葉はもちろん、感謝の
気持ちをこめた小さい贈りもの、もちろん、
帰省の手土産などでも気持ちは伝えられる。
ありがとうを言われて、いやな人は
いないのだから(2008/5/27記事)。
「いつも気にしていてくれてありがとう」、
「応援してくれてありがとう」、そして、
「元気でいてくれてありがとう」。

ものごとをすべて「当たり前」と思うようになって
しまったら、ありがとうは当然出てこない。
その時から、自分が立っている場所は
砂上の楼閣になり、周りにあったものは
逃げるように去っていく。人もものごとも、
すべて失ってから、「当たり前」では
なかったことに気づくのかもしれない。

でも、それは必ず、本人だけでなく、去って
いった人々にとっても、悲しいこと。

このブログを皆さんが読んで下さるのも、
決して、「当たり前」ではない。
だからこそ、読んで、皆さんが笑顔になったり、
生活での何かのヒントを得て下されば、と、
感謝の心をこめて書いている。

私も、身の回りで、「当たり前」と思っている
ことがないか、もう一度見つめ直そうっと!

-♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪-
【人気ブログランキング】参加しました。
あつかましいのですが、
よろしければクリックお願いします。

|

« 誰の方向を向いて働くのか 教員採用不正と銀行 2008年8月の思い | トップページ | T.I.S Live in Back in Town 楽しさと、プロの素晴らしさと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/42118673

この記事へのトラックバック一覧です: 身近なハッピー!のヒント Vol.4 「当たり前」は、ない!!:

« 誰の方向を向いて働くのか 教員採用不正と銀行 2008年8月の思い | トップページ | T.I.S Live in Back in Town 楽しさと、プロの素晴らしさと »