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2008/09/16

「わたしが一番きれいだったとき」 名作に託すメッセージ

Blog080916


「わたしが一番
きれいだったとき」は、
茨木のり子さんの詩。


中学・高校の国語の教科書に
採用されているので、知っている
方も多いだろう。YouTubeで朗読の
音声がアップされていたり、メロディを
つけ、沢知恵(さわ・ともえ)さん
吉岡しげ美さんなどが
歌われてもいる。

茨木さんは、1926(大正15年)生まれ。
二十歳の時には1946(昭和21年)…だから、
青春真っ盛りの時間が、戦争に重なっていた。

解説をしながら、授業を進める。生徒に感想を
書かせると、それぞれに大きなショックを持って
詩を受け止めていることが伝わる。

「戦争は、女性と子どもは無縁なものだと勝手に
思っていました…大きな間違いだったと
分かりました。戦争は全ての人を不幸にするのですね」

「日本が勝つと教え込まれていて、それなのに突然
『負けた』なんて言われてかわいそう」

「こんなに何でも我慢ばかりさせられて、学校にも
行けずに働かされて、自分だったらきっと耐えられない」

「今のような毎日があるのは当たり前だと
思っていました、でも、そうではないのだと
思い知らされました。
平和な世の中で恵まれて暮らしていることを
大事にして、もっと毎日精いっぱい生きないと
いけないと思いました」

「今みたいな平和が続いてほしい」

この詩を授業で取り上げる時、生徒たちに
こんなことを話す。
「戦争になれば、部活も、おしゃれも、恋愛も
できないの。学校のグランドは、サツマイモとか
植えるための場所になるし、中学・高校くらいの
年齢なら、勉強する代わりに工場で働かされて…
…男子なら、少年兵にだってなるかもしれない」

「私だって、普通に授業をできなくて、みんなが
生きているか心配したり、工場に連れて
行かなければならない毎日が続くのは、とても
つらい…
だから、こうして、普通に授業ができることは、
とても幸せで、守らなければならないことだと
思っています」

「そして、みんなにわかってほしいことがあるの。
平和でいてほしい、と書いた人が何人もいる
けれど、みんなはもうじき大人になっていく
でしょう。何年かすれば、選挙で投票もできる
ようになる。

だから、『平和を守る』のは、
誰かの役目ではなく、みんなひとりひとりの
大事な役目だと忘れないでほしい」

「戦争をしてもいい、という人に投票するかどうか、
それはひとりひとりの責任なの。また、世の中が
そう動きそうになった時、黙っていたら、
認めたことになるのよ。それは忘れないで」

平和を考える時、こういう素晴らしい作品がある
ことに感謝せずにはいられない。そして、国語を
教えているゆえ、こういうメッセージが伝えられる
のは、本当に嬉しい。

「戦争で青春を奪われる」人々を日本で二度と
出さないために、私は、私なりのやり方で、
これからも名作の力を借りて、メッセージを
伝えていく。

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