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2010/02/13

祝・佐藤信夫フィギュアスケートコーチ・世界殿堂入り! 穏やかに、きっちりと伝え、信頼する 

今日開幕したバンクーバー五輪。
その直前、フィギュアスケートコーチの
佐藤信夫氏が、世界殿堂入りされるという
嬉しいニュースが飛び込んできた。

この場で、私からもお祝い申し上げたい。
佐藤氏に私の目が向くようになったのは、
お嬢さんの有香さんのコーチとして、
リンクサイドにいらっしゃる頃から。

(親子でやりにくいことはないのだろうか)
有香さんと同世代、親に反抗することも多い
思春期の私は、不思議な気持ちでTV画面の
父娘を見つめていた。

佐藤有香選手はのちに世界選手権で優勝、
「親子・師弟」の関係が見事に世界で花開く。
この結果にも驚き、
(コーチとして尊敬して、また、教え子として
信じた結果なのだろう…素敵なこと!!)
と思った記憶がある。

そして、時が流れ、教員として「指導者の目」が
加わった私には、毎年のように国際大会に
教え子を送り出されている佐藤コーチが、
俄然気になり出す。

穏やかそうなご風貌、リンクサイドから背中をぽん、と
押して送り出される姿には、選手を心から信頼して
いらっしゃるのがよく伝わる。教え子の演技中、
決して激しい掛け声やアクションはないが、
教え子たちが毎年世界大会で表彰台に上がる
結果が、全てを物語っている。

そう、佐藤コーチは有能な教え子に恵まれつつ、
技術を常に磨き、世界に通じる研究と実践を
されている。言葉で書くとこれだけだが、
生半可のご努力では得られず、また、
素晴らしいお人柄あってのことに違いない。

フィギュアスケートのコーチと選手の関係は、
教育の縮図だとよく感じる。選手は子ども、
コーチは教育者や保護者。どんなに手をかけ、
目を配っても、いずれひとりで世の中に出て
行かねばならない。広いリンクに(シングルなら)
たったひとりで出て行く選手のように。

リンクに出れば、今まで教わったことを
思い出しながら、支えてくれている人たちに
感謝しながら、自分の力でやり抜かなくては
ならない。

だから、絶対に、ひとりで世に出られぬ
ような教育をしては、手をかけすぎてはならない。
「いつも見ているよ、気にしているよ」という
メッセージは発しつつも、あれこれ先回りして
代わりにやってしまうことは、決して、しては
ならない。

教育者・保護者が代わりをすることは一時的には
楽だけれども、のちに、「自立できない子ども」を
必ず生み出し、自分にとっても、また、社会に
とっても大きなしっぺ返しと損失となる。

佐藤コーチはバンクーバーに、小塚崇彦選手と
ともに乗り込んでいらっしゃる。あの穏やかな
微笑みで選手を育てられていることが、
今回の世界殿堂入りで、世界中から
評価されていると知り、他人事ながら、私は
とても嬉しい。

また、私も、リンクサイドの佐藤コーチのように、
穏やかに、そして、きっちりと伝えるべきことは
伝えていき、そして、生徒を信頼できる人で
ありたい、と強く決意する。

今回の殿堂入りを機に、佐藤コーチの育成術の
新しいご著書など、ぜひ発行していただけたら、と
願っている。

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