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2010/05/04

受け継ぎ、伝えるべき教え 2010年5月の思い

思春期の生徒たちと接する
毎日を過ごしていると、自分の
当時のことをあれこれ思い出す。


Blog100504


特に、新年度は
お互いに緊張しているので、私から、
「みんなくらいの頃は○部に
入っていました」
「最近買ったCDは●●です」
などと話す。生徒にとっては、
何がきっかけで私への親近感を
抱いてくれるか、わからないから。

そういう延長で当時の出来事をさまざま
振り返ると、今の私にとっての指針に
なることが山のようにある。

その中でもっとも強いのが、数学の先生のこと。
先生は当時50代のベテラン。ミニバイクで
通勤され、演習のプリントをたくさん作って下さった。
そのプリントをノートに貼るのに、先生がのりを
用意して下さる。

「回して使うんだ、べったり使わないでいい、
四隅にのりをつければ貼れる」
「てきぱき行動する、もたもたしてるとクラスの
他の者に迷惑がかかる」
など、厳しいながらも明確な話。もちろん授業も
わかりやすく、数学が苦手な私も、
先生の授業はどこか楽しみだった。

もっとも印象に残っているのが、
「人間、誰でも間違いはある。間違いはしないほうが
いいが、もし間違いに気づいたら、謝ることが大事だ。
僕は自分の子どもでも、間違いだったとわかったら、
きちんと謝るよ」

他の先生も基本的には同じようなお立場でいらした。
でも、ベテランの先生がこう言われることが、私の
心には深く残った。
(偉くなると謝らないでごまかす人もたくさんいるのに)

地位が高い、あるいは自分で高いと思っていて、
間違いを認めない人は掃いて捨てるほどいる。
思春期の子どもは、そういう大人のずるさが
非常に気になり、社会への不信感につながる
こともある。

この先生に、私たちは突然教えていただくことが
できなくなった。
先生は、晩秋の雨の日の帰宅途中、交通事故に
遭われた。その時のケガが致命傷となり、
数日後、この世を去られた。

告別式には習っていた生徒全員も参列し、
先生にお別れを告げた。涙を流している女子もいた。

そして、先生に数学を習えなくなった私の心には、
先生のメッセージが強く残った。

人間、間違えないに越したことはない。
でも、間違いに気づいたら、適切に
謝って修正すれば良い。

社会に出る前に、知っておいてほしいと願い、
今、私は生徒たちにこう話す。

「目上の人が何か間違えているな、と思ったら、
『間違ってます!!』とストレートに言わないほうが
いいのよ。『ここは○○ではありませんか』って、
遠まわしに言うの。間違いに気づいて、
中には逆ギレする良くない大人もいるからね。
言い方に注意して、でも、きちんと言うべき時には
言うの。そうしたら、聞いてもらえる確率が上がるからね」

よそ様の家庭のお子さんの成長期に立ち会える
ことは、楽しみと同時に、大変な責任の重さがある。

だからこそ、きちんとした信念を持ち、自分が
受け継いだ教えを、今、そして未来に生かせる形で
伝えていける人でありたい。

そして、これは何も教員に限らず、すべての
大人が子どもたちに対して持つ責任なのだろう。

この思いを胸に、連休明け、また笑顔で仕事に行こう!

【追記】
写真は少し前に撮影した、鎌倉・鶴岡八幡宮
大銀杏の幹。折れたが、今は若葉が少しずつ
生え始めている。これも、そう、過去から未来へ
受け継ぎ伝えるべき存在。

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