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2010/08/18

平原綾香さん「my Classics2」 原石と新しい可能性の輝き

平原綾香さんの「my Classics2」。

昨年、日本レコード大賞・優秀アルバム賞を
受賞した「my Classics!」に続く、第2弾CD。
(前作への私の思いは、こちらで)

クラシックのメロディに詞を乗せたもの。
14曲の「古典のメロディーに現代の詞と
アレンジを伴ない、生き生きとしている」
作品が並ぶ。詞の大半は、前作同様、
平原さんご自身が原曲の世界を基に書かれている。

発売を心待ちにし、購入。じっくり聞いていく。
私の中で「懐かしい」と思ったのは、「adagio」
(ラフマニノフ/交響曲第2番・第3楽章)。
どこかで親しんだメロディーだったのだろうか。
なぜなのかはいまだにわからない。
記憶にもない遠い世界からのメッセージを、
この曲は掘り起こしてくれた。

平原さんはライナーノーツで「my Classicsを
作る時はいつも、作曲家と対話するような
気持ちでカバーしています。ラフマニノフさんとは、
今回、じっくりとお話出来たような気持ちに
なりました」と書かれている。

この気持ちが、曲に大変ふさわしい詩に
昇華し、私たちの元に届けられたのだろう。

「威風堂々」(エルガー/威風堂々)は、以前、
川島佑介さんが「あの日の君へ」という作品で
歌われていたので、私にとってはまた違う
解釈が増えて、嬉しい。

前作「my Classics!」では、平原さんの
デビュー曲「Jupiter」が収められていたが、
「my Classics2」では、平原さんの歌手への
本当の出発点、「JOYFUL,JOYFUL」が
収められている。

これは映画「天使にラブ・ソングを2」で、
ローリン・ヒルがちょっと癖のある、でも
歌の大好きな、リタという女子高生役で
歌っている曲。実際に高校時代、
平原さんがミュージカルでこの曲を歌った
ビデオが、プロデューサーの新田和長氏に
届き、デビューへのきっかけになったのだという。

CDでは、映画を何倍も上回る、力強いヴォーカルと、
佐々木久美さん(山下達郎さんのツアーでも
おなじみ)指導のコーラス、そして、
父君・平原まこと氏などのホーンセクションが
分厚いサウンドで響き、大変カッコいい!

こういう、原石の時の輝きを髣髴とさせる曲もあれば、
「アランフェス協奏曲~Spain」など、1人で歌うヴォーカルと
ヴォイスパーカッションの極限に挑戦した曲
(別々ではなく、瞬時にマイクを持ち替えての同時録音!!)も
ある。

由紀さおり・安田祥子姉妹の「トルコ行進曲」も生で
聞くとかなりの衝撃だが、あちらはおふたり。

そして、「ケロパック」(チャイコフスキー/くるみ割り人形より
「トレパック」)など、子どもが喜ぶケロロ軍曹の映画
主題歌もあれば、「Love Never Dies」(ミュージカル
「オペラ座の怪人2」)など、今までにない音域にも
チャレンジしているのも素晴らしい。

こうして、このCDでは、平原さんのまだ磨かれる前の原石の
片鱗から、新しい可能性の一端まで感じることができる。

オリジナル曲でも、また、「my Classics」シリーズでも、
これからも多彩なご活躍をなさっていくだろう。
ひとりの音楽ファンとして、また、古典を現代に
生かしたい者としても、彼女と同時代を過ごせることが、
大変嬉しい。

そして、思いもかけず、平原さんの歌を生で聞く機会が
得られた。今から、大変楽しみにしている。

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