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2010/08/10

映画「のんちゃんのり弁」 自分を見つめる重み

映画「のんちゃんのり弁」(2009年)の
DVDを借りて、見た。

ヒロイン・小巻(小西真奈美さん)は、郊外の住宅街で
幸せに暮らしていた、アラサーミセス。
一人娘・のんちゃんは、ママの作る、のり弁が大好物。
そののり弁は、単にのりを乗せたお弁当ではなく、細かい工夫が
いっぱいの、おいしいお弁当。

ところがある日、幼稚園に通う娘を連れ、「自称小説家」の
ニート夫(岡田義徳さん)のもとから、下町の実家に帰る。

実家では、母(倍賞美津子さん)がほそぼそと
着付け教室を営んでおり、女三人の生活が始まる。

ニート夫の実家から受け取る(!!)生活費で暮らしていた
生活から一転、逼迫した状況なのに「短時間だけ
働きたい」と言って就職活動する小巻。

当然彼女に冷たく吹きつける、世間の風。かつての
幼馴染・建夫(村上淳さん)に出会ったり、
夫がストーカーのように現れる中、小巻は、
得意の娘のお弁当作りや、町の小料理屋
(岸部一徳さん)との出会いから、自分の生きる道を
見つけていく…というストーリー。
cobaさんの音楽に乗せ、テンポ良く進んでいく。

劇場公開時は見ている心身のゆとりがなく、ふと
思い立って先日見る。

小巻はたぶん、それまで、のほほんと幸せに生きてきた人。
それで一生幸せなら良いのだけれど、たいていは、
あまり考えずに生きてくると、どこかでしっぺ返しが来る。

「夢を追う人だから素敵」と結婚した夫は、ニートのままで
「実家から金をもらって何が悪い」と開き直る。こんな夫に
嫌気が差すのも無理からぬこと。

では翻って、小巻自身に、即収入につながることがあるかと
言えば、これまた見つからない。

でも、どんな人でも、しっぺ返しを真正面から受け止め、
打開策を真剣に考えれば道は見えてくる。私も、
映画を見ていて、今までの自分の甘さなど改めて
反省することをいくつも思い出した。でも、
困難にも逃げず、ひるまず、前を見つめて歩いてきた
つもりでいる。

また、離婚でのおさな子のつらさもきちんと描かれていた。
胸が痛くなる悲しいシーンもあり、子どもが
「別れた親に会いたい」と言うなら、会わせるのも
大事なのだと痛感。

(日本では離婚のうち、協議(話し合い)離婚が9割なので、
親の気持ちや都合が優先し、会わせない、となるケースも
多いのかもしれない。うまく話し合いがまとまらないなら、
家庭裁判所で調停をお願いすれば、折り合いがつくように
してくれる。
話し合いの結果は離婚とは限らない。宇宙飛行士・
山崎直子さんご夫妻は、調停して夫婦関係を修復された※との
こと。※詳細はこちら

そして、いくつになっても親は親だともしみじみ感じた。
個人的にも、親を安心させたいことがまだ山ほどある。

そして、自分の発信を考えれば、「世の中の親御さんが
教育で安心するように」という大事な趣旨を忘れては
ならないとも思う。

この映画は、進路などで迷い、悩んでいる人におすすめしたい。

今までの自分を見つめ、そして、何がしたいのか
真剣に向き合えば、道は見えてくる。そんな
重みを改めて伝えてくれるから。

もちろん、フードスタイリスト・飯島奈美さんの身近な材料で
ひと工夫、おいしい料理も、見ていて楽しいし、作りたい、と
思わせてくれる。おいしい料理は、自分だけでなく、周囲の
人も幸せにできる。

個人的には、稲垣潤一さんと昨年
映画「僕らのワンダフルデイズ」で共演された、
斉藤暁さんが幼稚園の園長先生役、
ほのぼのした素敵な先生だったのも嬉しかった。

この映画に関わって下さった皆さんに、
そして、この作品に今年の夏、出会えたことに
心から感謝!

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