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2010/12/22

竹内まりやさん Live in 武道館「souvenir again」 縁(えにし)に守られ、導かれ

12/4、竹内まりやさんの10年ぶりの
ソロライブ「souvenir again」を、
日本武道館に見に出かけた。


Blog101222a


今年は、夫ぎみ・山下達郎さん
ライブに行きたいと思い、何回か
申し込むが、ことごとく外れた。

あまりにも、かすりもしないので、
(これは…)
かすかな予感が胸をよぎり、達郎さんの
ライブに申し込むのはやめる。

そして、8月。達郎さん・まりやさんご夫妻が、
ワーナーミュージック40周年イベント
ご出演、というお話が届く。
(どうしようかな…)
イベントなので、ちょっとしか歌われないだろう、と
にらむ。ここも、予感を頼りに、結局参加は見送り。

すると。9月初め。こんなニュースが舞い込んだ。
「10年ぶりのライブ開催決定!」
(よしっ、きた!)

申し込み、見事、1回目の抽選で当選!!
9月中旬に代金の支払いも完了。

私にとっては、10年前のsouvenir、また、2年前の
林哲司さん35周年ライブ(2008/11/17記事)での、
サプライズゲスト以来の、生のまりやさん。
忙しい中、この日をひたすら待っていた。

待望の、チケットが届いたのは11月下旬。
クリスマス仕様の赤と緑が素敵な、
そのチケットを手に、いざ、日もとっぷり暮れた中を、
武道館へ。

高校生の頃から行き慣れている武道館でのライブ。
ここでの今までのライブ同様、大変な人ごみの中を
かき分け、九段下駅から坂を登る。50代の方が
目立つが、私より年下の方も。

この何年見たこともなかった、ダフ屋の多さに
目を丸くしつつ、北の丸公園の門をくぐり、
武道館の前まで辿り着く。まず、外のグッズ売り場に
並んでパンフレット類を購入。

受付を済ませ、席へ。2階席のてっぺんまで、びっしり
埋まっている。席でパンフレットを読みながら、開演を待つ。
(う、嬉しい…)

天辰保文氏(音楽評論家)、伊集院静氏
唯川恵さん(ともに作家)の文章だけでなく、
今までのBiographyやDiscography、他の
アーティストへの楽曲提供リストも掲載されている。
\2,000-払ったが、私にとっては永久保存版。

(こんな曲もまりやさんのだったのね…)
たとえば、堀ちえみさん「待ちぼうけ」。
「♪ディズニーウォッチのぞく 瞳はくもりがちで…」

私と同世代、牧瀬里穂さんに書いた「Miracle Love」、
そして、もう13年前になるが、広末涼子さんへの
「MajiでKoiする5秒前」も強く心に残る。

いくつになられても、思春期の少女の揺れる
気持ちを、鮮やかに切り取ってみせる、
まりやさんの詞。思春期の生徒たちと向き合う私、
こういう曲が理解できなくなったら、仕事をする
資格がないと真剣に思っている。

18:00、この日のオープニングアクト、
センチメンタル・シティ・ロマンスの皆さんが
出ていらっしゃる。私は他の方のサポートで、
細井豊さんを拝見したことがあるが、
バンドのステージを拝見するのは初めて。
だから、こちらも心から楽しみにしていた。

センチメンタル・シティ・ロマンスの皆さんは、
まりやさんのデビュー前、ライブゲストでまりやさんを
呼ばれたのが出会いのきっかけ。まりやさんが
達郎さんと結婚なさる前からの、大事な音楽仲間。
アルバム「Denim」で大反響を呼んだ、「人生の扉」では、
演奏もご担当されている。

(ちなみに、前日のオープニングアクトのBOXは、
杉真理さん率いるバンド。杉さんもまりやさんの
大学の先輩、つまり、アマチュア時代からの
ご縁の深い方)

「ムーンシャイン・サンシャイン」でスタート。
告井さんのスティールギターが効果的。中野さんが、
「こんばんは、センチメンタル・シティ・ロマンスです…
短い間ですが、最後までどうぞごゆっくりお楽しみ下さい」
と言われ、続いて、「U.S.タイムマシーン」。
細井さんのキーボードがカッコイイ。

「次の曲は新曲で…昼ドラ『花嫁のれん』
エンディング・テーマです」
「センチメンタル・シティ」。厚いコーラス、骨太でおしゃれな
サウンドが響き渡る。続いて、「夏の日の想い出」。

そして、
「今日はここに呼んでくれて、まりや、ありがとう…
デビューする直前、僕たちの赤いバスに乗って、
助手席で眠りこけていたまりやを思い出します…」
「High Way Song」。細井さんはバンジョーも弾かれる。
センチメンタル・シティ・ロマンスの皆さん、
笑顔でご退場。この後、20分休憩。

そして、英語のアナウンスの後、18:57。
メンバーに続き、暗闇の中、まりやさんご登場!!

1曲目、固唾を呑んで見守り、耳をそばだてる…
「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」。
(10年前は…2曲目だった)
間奏で、まりやさんが、こう言われる。
「ギター、サハリン!」
(あだ名になってる!)
10年前は、「ギター、佐橋!」だった。もちろんそれは、
多くのアーティストから絶対的信頼を受けている
ギタリスト、佐橋佳幸さん

まりやさんはギターを演奏なさりながら。
グレーのスパンコールニットの輝きが素敵。
白いアシンメトリースカート、黒いブーツ。
1万人の手拍子が鳴り響く。ステージのセットは、
ウエディングドレスのベールのよう。
ベールの向こうから、私たちの前に現れて下さった、
まりやさん。

「マージービートで歌わせて」。すぐ後ろの達郎さんは
アコギ(私の席からは、メーカーなどわからない)。

MCのないまま、ギターを置かれ、「毎日がスペシャル」。
そして、待望の…
「皆さんこんばんは、竹内まりやです。満員のご来場、
まことにありがとうございます」

「象牙海岸」。
林哲司さん作曲…ファンに人気の高い初期の曲)
「告白」。達郎さんはキーボード。

(まりやさんの服装って…もしかしてワンピース…)
そんな思いがよぎる中、いったん舞台袖に
引っ込まれたまりやさんを待っていると、
お色直ししてご登場…やはり、先ほどの
スカート、実は、ノースリーブのワンピースだった!

「デビューして、音楽活動と、TV出演などの
芸能活動を両立させてきたのですが…
あまりにも精神的に疲れ、リセットが必要だと思い、
3年後、休養を決意しました。
自分の生きたいように生きようと思いました…」
ずしん、と心の奥に響く。

「…そんな気持ちを書いた曲です。聞いて下さい」
「僕の街へ」。
「♪華やかな暮らしに さよなら告げたら 
本当の空の色が見えてきたよ…」
この1年のできごとを思い、ぐっと熱いものが
胸にこみあげ、同時に、曲に素直に共感する。

曲の後にまたMC。
「ありがたいことに、表舞台を去った私に楽曲提供の
依頼が舞い込み始め…河合奈保子ちゃん、
岡田有希子ちゃんなど、多くの方に曲を書きました。

次の曲は、もともと薬師丸ひろ子ちゃんに書きましたが、
いまだにラジオなどで10代のリスナーからもリクエストを
いただきます」
もちろん、「元気を出して」。確かに、私が高校生だった
頃はもちろん、今の女子高生にも支持の多い曲。

気づくと、ステージ上は、まりやさん、達郎さん、
佐橋さんの3人に。まりやさんも椅子に座られる。
「私、大学時代、シュガーベイブのLPを買ったりして、
音楽仲間で、いい曲作るよね、なんて言っていたんです。

その頃、『ぴあ』で、ヤマハの渋谷店で店頭ライブをすると
いうので、駆けつけました。黒山の人だかりをかきわけ、
見てみると…曲はいいんですが、まぁ、合間のMCが
暗いこと暗いこと…

でも、私は、その暗いMCの人と、それから7年後に
結婚することになったのです」
会場、爆笑。

「佐橋くん…今ではサハリン、と呼んでいますが、
サハリンも当時中学生で、自転車を飛ばして
駆けつけて、そのヤマハの店頭ライブを
見ているのよね」
頷く佐橋さん。

そして、そんな不思議なご縁の3人で、「五線紙」。
達郎さんはパーカッション、佐橋さんもアコギで、
小さなライブハウスの雰囲気。

「大学時代、杉真理さんのコーラスでアルバイトを
したのが、この世界に足を踏み入れた始まりで、
たくさんギャラをいただいて嬉しかったのを覚えて
います。そして、それがデビューのきっかけに
つながりました。当時の私のプロデューサーは、
山下達郎の『Circus Town』のプロデューサーでも
ありました…」

サポートの皆さんが戻られ、「ウィスキーがお好きでしょ」
杉さん作曲の最新ナンバーが聞けて嬉しい!

次の「みんなひとり」は、松たか子さんへ提供した
曲のセルフカバー。多重コーラスが素晴らしい。
達郎さんはアコギ、パーカッションと忙しい。そう、
この10年の間に、佐橋さんは松さんとご結婚された。

「2年前に『Expressions』を出す時のファン投票で、
1位でした…」もともとは、中森明菜さんへ書いた「駅」。

ここでメンバー紹介。
佐橋佳幸さん(g)
伊藤広規さん(b)
小笠原拓海さん(dr)
難波弘之さん(pf&key)
柴田俊文さん(key)
土岐英史さん(sax)
三谷泰弘さん(cho)
佐々木久美さん(cho)
国分友里恵さん(cho)

達郎さんのツアーメンバーと同じ皆さん。
おひとりおひとり、心のこもったご紹介をなさる、
まりやさん。そして、次の曲へ行こうとして…
会場中に心配されてしまう。

「すみません、忘れていました。空気のような
存在なので…バンマス、山下達郎です」
赤いシャツに白いパンツの達郎さん、苦笑いしつつ、
「いいんです、空気ですから」
「このライブの構成、アレンジなど全て担当して
くれています」

取り直して、曲へ。「プラスティック・ラブ」曲の終盤、
まりやさんのヴォーカルに絡む達郎さんのコーラス、
何度聞いても絶品!

「皆さん、だいぶ体も温まってきたと思いますので…
手拍子の練習です」
長めの曲のイントロに乗せ、会場中が手拍子の練習、
曲は「チャンスの前髪」。CDでは原由子さんが担当
されていた部分のヴォーカルは、1番・国分さん、
2番・佐々木さんで。
「J-Boy」、達郎さんと佐橋さんのエレキがうなる!

「普段、ファンの皆さんにお目にかかれないので、
ライブは、ファンの皆さんに直接お会いして、
お礼が言える大事な機会です。私は不器用にしか
生きられず、こんな生き方を選んでいますが、
音楽が大好きです。我が家には、私の
100倍も音楽の才能のある人がいます、
その活動の合間を縫って、私も音楽が
続けられたら、と思っています」

素晴らしいMCに心を打たれたままの、私の耳に
届いたのは、「人生の扉」のイントロだった。
間奏、佐橋さんのマンドリンがしみじみと響く。
20:45、本編が終了。

程なくしてのアンコール。まりやさんは、赤い地に
白で「M」と胸に編まれた(恐らくオーダーの)ニットに、
白いパンツ。
(そう、10年前も、アンコールは白いパンツでいらした)
あの時は、夏。トップスは黒いノースリーブのニットだった。
そのスタイルの素晴らしさに、息を呑んだことを思い出す。
そして、今もそれは、変わらない。
このお色直しで、ご夫妻のファッションが同じ
色合いになる。

コーラスのお三方だけ、サンタクロースの帽子を
かぶって出ていらして、CDの(オーケストラアレンジ・
服部克久さん)音源で「素敵なホリデイ」。お三方も
それぞれソロを歌われる。

サポートの皆さんが戻られ、「アンフィシアターの夜」。
これは10年前は、本編1曲目だった。

「不思議なピーチパイ」。まりやさんは、明るくなった
客席を見上げ、感極まる。
「♪隠しきれない 気分はピーチパイ…」会場中が
大合唱、まりやさんを応援。

そして、10年前と同じ、メドレーで「September」。私は、
小学生の頃、これらをTVで歌われる、きれいなお姉さん、
まりやさんをかろうじて覚えている世代。
(やっぱり、この2曲は聞きたい!)

ステージは、まりやさんおひとりに。そして、
グランドピアノの前に座られる。
「2年前、私のふるさと、出雲が舞台になったNHK
朝の連続テレビ小説『だんだん』で主題歌
『縁(えにし)の糸』を歌い、ナレーションを
担当させていただきました。

その時、劇中歌を書かないか、と言われたのですが、
設定が、バンドを組んでいたメンバーで曲を作った、と
いうものだったので、私の名前を出すわけにもいかず…
Miyabi、というペンネームで初めて曲を書きました」

のちに、ドラマのヒロイン、三倉茉奈さん・佳奈さん
歌われた、「いのちの歌」。
(そうだったのね…)
NHK歌謡コンサートで、1度、おふたりが歌われて
いたのを思い出す。その頃の私は激動の毎日で、
生はもちろん、録画でも朝ドラを見る余裕などなかった。

「♪泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影…」
初めて聞く事実、初めて、まりやさんの声で
聞く曲に感動しつつ、21:10、ライブが終了した。

帰り道。この10年の、さまざまなことが胸を去来した。
そして、それらを頭の中で並べ…10年前と比べ、
自分で言うのもおかしいが、私は、進化している、
改めてそうはっきり感じた。

10年前、あの日。まりやさんは18年ぶりのライブで
いらした。だから、
「曲は作っていますが、ライブはあまりにも間隔があり、
まだリハビリのような感じで…間違えたりすることも
あるかもしれませんが、そこはご愛嬌でお願いします」
こんな言葉を端々に語っていらした。

でも、サプライズとは言え、何度かステージでの
経験を積まれたまりやさん、今回、そのような言葉は、
一切なかった。
それも、まりやさんのご進化なのだろう。

まりやさんは、人生を懸命に生きていらっしゃる中で、
出会ったご縁を大事にして生きていらした。そして、
そのご縁に導かれながら、人生の新しい扉を開け、
また次の場で努力し続けて、今の地位を築かれた。
この日のライブでは、はっきり、そのことが伝わった。

「無縁社会」が新語・流行語大賞に入った今年、2010年。
お金では買えぬ、大事な縁(えにし)を、築き、
保つことを、日本人は失いかけているという事実が、
いやおうなしに突きつけられた、悲しい年でもあった。

でも、落ち着いて自分の周りを見れば、必ず、
つながっている、縁は、ある。それは家族に限らない。

誠実に生きている人には、必ず、つながっている
人がいる。

(…そう、だから、今のままがんばれば、私、きっと
この先も大丈夫!)


Blog101222b


「Denim」発売時に、EDWINとのコラボ・
受注生産で作られた、まりやさんのジーンズ。
このデニムが似合う人でいよう、はけるスタイルで
いよう、という思いを込め、買ったもの。この日、私は
このデニムとともにライブを楽しんだ。


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(まりやさん、達郎さん、
そして、皆さん。本当に
ありがとうございました!!またこの先10年も、
がんばります!)
帰宅して、パンフレットを眺め、誓った私だった。

そして。大変長い記事にお付き合い下さった、
読者の皆様にも、心からのお礼を申し上げたい。

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