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2011/05/06

NHK「ラジオ深夜便」リニューアル 滋養と教養のひととき

NHKの「ラジオ深夜便」が、この4月からリニューアルした。

Blog110506


この番組は、20年以上続く、NHKラジオ第1
看板番組。平日は23:20(土曜は23:10、
日曜は23:40)に始まり、翌朝5時まで、
ベテランアンカー(アナウンサー)が生放送で
お話をなさる。

おひとりで全部話しっぱなしというのではなく、
録音でのインタビュー、さまざまなジャンルの
音楽なども楽しめる。合間に、リスナーの
お便りが読まれることもある。

また、基本的には東京・渋谷のNHKからの放送だが、
金曜日は関西発、最終週は特番で他の地域からの
放送。今月は、ブラジルからの初の海外放送も
決まっている。

私は聞き始めて15年くらいになるだろうか。
聞きながら寝てしまうので、最後まで聞くことはない。
でも、夜中にふっ、と目が覚めた時、ラジオの
スイッチを入れることもある。にぎやかさはない反面、
しみじみとした語りと曲がありがたい。

民放が若者向けでにぎやか過ぎるので、と始められた
この番組、いまや幅広い世代のリスナーが存在する。

以前、このブログでは「ラジオ深夜便のうた 今を
生きる大人への応援歌」(2010/09/28)という
記事を書いたことがあった。今も多くのアクセスを
いただいており、この場で改めてお礼申し上げたい。

例年、新年度、4月にアンカーの交代がある。
今年はその交代が非常に少なかった。
新しく入られたのは、伊藤健三アナウンサー
ただおひとり。調べていたら、「3.11の東日本大震災の日、
スタジオで緊急地震速報を担当なさっていた」ことに気づく。

あの日、たまたま自宅にいた私は、民放ラジオを
聞いていた。当然揺れ始めて間もなく、アナウンサーさんも
「落ち着いて下さい」とおっしゃったのだが、
「宮城県で震度7です」との声を聞いた瞬間、
ただごとではないと、NHKに変えた(災害の時には
なんとなくNHKを出す癖が幼い頃からついている)。

その時、NHKでスタジオにいらしたのが、
伊藤アナだったらしい。本棚から本が降ってくる中、
落ち着いた声を聞き、とても心強かった。

この枠の前任は、葛西聖司アナウンサーでいらした。
私は葛西アナの語りも昔から好きだったので、
ご交代は残念だったのだが、春は出会いと別れの
季節。新しい出会いを前向きに受け止めた。

番組の内容でも、いくつか変わったところがあった。
まず、「ミッドナイト・トーク」のメンバーの全員交代。
これは、毎月最初の週に、1人のゲストがおよそ2時間、
共通の1テーマでお話をなさる。顔ぶれを見たとき、私は内心、
(多彩な話が聞ける!)
ほくそ笑んだ。

前のメンバーも素敵な方ばかりで楽しみだったのだが、
2年間の任期を終えられての交代
(立松和平さんの突然のご逝去により、ねじめ正一さんが
1年間、リリーフ登板なさった)。

新メンバーは、次の皆さん。
偶数月:秋元康さん・落合恵子さん
     谷村新司さん城戸真亜子さん
奇数月:阿川佐和子さん・加山雄三さん
     湯川れい子さん・ロバート・キャンベルさん

これだけの面々のお話が聞けるなんて、
そうあるものではない。しかも無料!
ワクワクしながら、しかし、寝なくては
ならないというジレンマと戦いつつ、
このコーナーを聞いている。

「にっぽんを味わう」というコーナーができたのも嬉しい。
山川静夫さん(元NHKアナウンサー、エッセイスト)、
土井善晴さん(料理研究家)、中村羊一郎さん
(日本茶研究家)と、多彩な顔ぶれで楽しませてくれる。

そして、何よりありがたいのが、公式サイトの充実。
ミッドナイトトークや、また、ある道の大家のインタビューが、
ストリーミングで聞ける。聞き逃しても、また、
熟睡しても、これなら大丈夫。私も、こちらを
大いに利用している。

ラジオは長年私の人生とともにある。小学校高学年から
なので、人生の半分はとっくに越えている。

その中で「ラジオ深夜便」は、私にとって、「滋養と教養を
与えてくれる」存在。聞いてほっとするのはもちろん。
明日へのエネルギー、心の栄養になっている。また、
仕事やblog、さまざまなことで、ここからヒントを
いただくことも多い。気になったことはとりあえずメモし、
翌日以降、調べる、本を探すなどしている。

夜中の放送なので、家で聞く人はもちろん、
お仕事中の方、また、眠れずもんもんと
している時にも、静かに寄り添ってくれるのが
嬉しい。緊急性の高い地震やニュース速報も、
すぐ入り、ありがたい。

シニア世代がターゲットといっても、いまや、
団塊世代も高齢者の仲間入り。だから、
音楽も「昭和24年の音楽特集」もあれば、
「オフコース・小田和正さん特集」、また、
「平成の歌謡スター・夏川りみさん特集」まで
あり、幅広く楽しめる。以前、稲垣潤一さん
特集もあった気がする。

この番組で、母の世代の流行の音楽に
タンゴがあったことを知った。私の高校時代、
母が姉妹でアルフレッド・ハウゼ・オーケストラの
演奏を聞きに行ったことがあった。私はその当時、
ついて行きたいと思わなかったのだが、
数年後、母の楽しみの理由がわかって納得した。
こうして、幅広い世代をつなぐ、交流や話の接点も
見つけることができる。

ちなみに、次のサイト更新は5/9の予定とのこと。
ミッドナイト・トーク、偶数月の皆さんの放送が
聞けるのはそれまでなので、気になった方は、
ぜひアクセスを。

これからも、きっと、悲しい時も嬉しい時も。
ラジオ深夜便は、私の人生に寄り添っているのだろう。

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コメント

民放一点張りの影で泣いてた
「本当のラジオ好き」の番組だね。
TVドラマでも真似てるけど
「どれだけの層が反応するか」を
最初にやった番組かも知れません。  

てか、みどりちゃん渋いね(笑。

投稿: タチヴァ~ナ | 2011/05/06 22:20

>タチヴァ~ナ様

お待たせしました、コメント
ありがとうございます。

>「どれだけの層が反応するか」を

おっしゃる通りで、開始時は、ある
意味で実験的部分も大きかったのだと
思います。

この場では、渋いところから
おしゃれなところまで、
ツボにはまったものは何でも
紹介します!

これからも、どうぞごひいきに
お願い致します。
(^0^)

投稿: つきのみどり | 2011/05/07 22:05

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