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2011/08/14

平原さんちのコンサート in 洗足学園 心、絆、そして和

8/8、平原さんちのコンサート in 洗足学園に足を運んだ。

平原まことさん(父)・aikaさん(長女)・平原綾香さん(次女)の
ご一家3人で行なわれているコンサート。2007年から開始、
今年のシリーズで3回目になるとのこと。
今年は、この洗足学園(川崎市)、秋田、長崎と3ヶ所で
開催が予定されている。

洗足学園はお嬢さんがたの出身校。aikaさん、綾香さんとも
高校音楽科で学び、aikaさんはその後バークリー音楽大学へ。
綾香さんは系列の音大で学ばれた。私も、教え子の何人かが
こちらに進んだこともあり、伺うのを大変楽しみにしていた。

平原さんのステージを見るのは、昨年の鎌倉音楽祭
(2010/9/4記事)以来。チケットを買って見るのは初めて。
購入した頃は、まだ寒さ厳しい2月。しかし、当初は
震災前・3/23の予定だったので、大きく延期された。
春の楽しみが夏の楽しみになり、当日を迎えた。

「写真撮影厳禁」の大きな立て札、カメラチェックが
厳しい。お三方からのメッセージに目が留まる。
(…皆さん丁寧な、素敵な字を書かれる)
綾香さん「顔晴ろう」の字、「がんばろう」とふりがなが
書かれている。そう、誰も、いつでも、笑顔でいるのは大事!

お花にも気づく。プロデューサー・新田和長さんのお名前に、
どことなくほっとする。

客席は800人くらい入るだろうか。老若男女、大変
バラエティに富んでいる。いがぐり頭の少年がいるのにも
びっくり。こういう時にいるのは、かわいらしくワンピースなどを
着た少女と、通り相場が決まっているから。
(以下、セットリスト=ネタばれあり、ご注意を)

19:12、お三方とサポートの皆さんが出ていらして、スタート。
お三方はアルトサックスをそれぞれ持たれている。
まことさんが白いベストに黒のシャツとパンツ、
お嬢さん方はやはり白のジレ、aikaさんは赤、綾香さんは白の
ミニスカート(ショートパンツかもしれない)に黒いニーハイ
ブーツがカッコイイ!

渡辺貞夫さんの「California Shower」だろうか、それぞれ
ソロを吹かれる。サポートの皆さんのソロもあり、ジャズライブの
雰囲気になる。予想通り、音も気持ちよく響いて聞きやすい。

「皆さん、平原さんちのコンサートへようこそ!」
「今回はチャリティーコンサートにしました」
綾香さんからのお話に続き、父上、まことさん。
「被災地の皆さんに元気を出して欲しい、と思って演奏します」
「大地のぬくもり」、ご自身のアルバム「月の癒し ~想い~」から。
ソプラノサックスで。

「昨年、我が家の愛犬ピピが亡くなりまして…見えない中でも歩き、
ぶつかっては一歩下がるというピピの姿に、心の目があれば
前進できるんだということを私たち家族は学びました…」
「ありがとう」。

ピピが亡くなった話は、綾香さんのblogで読んだ記憶がある。
こうしてピピへの思いは、曲となって永遠に残る。

「来年僕は60歳になります…多くの人とのつながりや出会いが
あって、ここにいるのだと思います」
「想い」。

aikaさんが黒いドレスでご登場、「Cheek to Cheek」。もちろん
まことさんも演奏。綾香さんも加わり、aikaさんとニコラス・
ファーマカリディスさん(今回キーボードで参加)の
お二人で作られた曲を、姉妹のデュエットで。
「Path of Independence」。

この曲の同名アルバムは、私にとって新しい道への
背中を押してくれた大事な存在(2010/04/01記事)。
その頃の気持ちを思い出しつつ、聞き入る。

綾香さんいったん退場、aikaさんの「Dancing Arrows」、
「Leave」。オリジナル曲、英語の詞が聞きやすく
分かりやすい。「Leave」はアコギを弾きながら歌われる。

「I Don't Know How to Love Him」、「Love is Blind」は
綾香さんがコーラスで参加。白いワンピースがかわいい。

aikaさんご退場、綾香さんコーナー。そう、今回の
コンサートは「父・長女・次女」がメイン、の順で進んだ。

「Jupiter」。イントロから拍手が起きる。
「♪私たちは誰もひとりじゃない…」まことさんの演奏が
寄り添うように重なる。

「今年は追悼の思いも込めてこの歌を歌っています…」
「実は、この曲のPV、このホールで撮ったんです」
学生時代だけでなく、プロになってからの思い出もある
学び舎、なんと素晴らしく幸せなことなのだろう。

「では、ここで岡田先生と二人で…」
ベースの岡田治郎氏、綾香さんの恩師でもある。
「my Classics!3」から「くまんばちの飛行」。綾香さんの
ボイスパーカッションが絶品!!

「今、毎朝流れている歌です…作詞の岡田惠和さんは、
『お母さんの気持ちで書いた』とおっしゃっていました…
私も、母に歌詞に出てくるようなこと、『どんな時も
あなたを命に代えて守る』と言われたことがあります」
「おひさま~大切なあなたへ」。

NHK朝ドラ・「おひさま」主題歌
(You Tubeのdreamusic公式チャンネルで、
期間限定でPVも公開されている)。

戦前から戦後という困難な時代の中で、たくましく生き抜く、
ヒロイン・陽子。陽子の祝言にNHKへ祝電が届くという、
「おはなはん」以来の事態になっていると聞いたことがある。

「おはなはん」は、放送時間に主婦たちがこぞってテレビを
見たので、水道使用量が減ったという伝説の番組。

(この曲で多くの人が励まされている)
人は皆、母から生まれる。母の愛の尊さ、重さを伝える、
新しい名曲になる予感。

「この曲は父に教わりました…」
「ダニー・ボーイ」。
綾香さん、
「家族のコラボって、できそうでできないから嬉しいです」
「君といる時間の中で」。

再び、演奏でのセッションタイム。メンバー紹介もここで。
 瀬田創太さん(pf)
 ニコラス・ファーマカリディスさん(key)
 古川昌義さん(g)
 岡田治郎さん(b)
 則竹裕之さん(dr)

古川さんは、震災直前、稲垣潤一さん
辛島美登里さんのコラボライブで拝見している
(2011/03/21記事)。震災前と震災後は、何もかも
分断されてしまったような気持ちがしていたが、ふと、
そんなことはない、きちんとつながっている糸がある、と
改めて思わせてくれた。

「Joyful,Joyful」。ダンスとコーラスでなんと、音大の
生徒さん(ミュージカルコース)の参加!!女子の中に
「黒三点」、男子もがんばっていた。

この曲は映画「天使にラブソングを2」で歌われている。
高校時代生徒会長だったaikaさん、「学園祭でこれを
上演したい」と校長先生たちに直談判されたとのこと。
最初は難色を示した先生方も、ついに認めて下さった
のだという。

このステージを見た綾香さん、「私もお姉ちゃんみたいに
歌わなきゃ!」と決意されたのだそう。それまでは学芸会で、
木やドア(!!)の役ばかりだったというのに。

綾香さんはお姉さんの後を追い、同じ高校に進み、
そして、生徒会長も務め、この曲も歌った。学芸会で
木だった少女が、堂々と主役を演じる。その映像が
新田さんの目に留まり、デビューにつながるのだから、
お姉さんへの憧れは、人生をも変えてしまったことになる。

「星つむぎの歌」。客席の多くもペンライトを振り、
「♪僕らは一人では生きていけない…」
かみしめつつ合唱し、本編が終了。

アンコールでは、まず、客席へのプレゼント。3人なので3名、
皆さんの思いのこもった贈り物を受け取る。
そして、
「平原さんちのコンサートの最後は、いつもこの曲と
決まっています…」
「What A Wonderful World」。こうして、21:40、
ライブが終了した。

ライブを見ていて、私の胸に浮かんだ言葉は、「心」。
平原さんファミリーのお三方、そして、ステージに立たれて
いない、まことさんのご夫人(お嬢さん方の母上も)、
素敵な心の持ち主に違いない。そう感じさせられる場面が
2時間半のはしばしにあった。

そして、その「心」がつながった時に、生むのが「絆」。
3.11後、「絆」の字を日本中で見る。絆はもちろん大事だが、
そもそも、ねじ曲がっていたり、人を騙して自分の利益だけ
取れれば良い、と思っている「心」の持ち主と「絆」を
結びたい人など、いるはずがない。自分を大事にし、
そして、周囲への思いやりもある「心」があってこそ、
安心できるつながり、「絆」が生まれる。

平原さんちのコンサートは、ご一家だけでは成立しない。
サポートの皆さんとの間には、しっかりとした「絆」が見えた。

そして、その「絆」が広まっていくと、「和」となる。つながりが
広まれば、雰囲気が和み、穏やかになる。「和」は「平和」の「和」、
仲良くなる、という意味もある。「和」のあるところには争いは
生まれない。

まず、自分がしっかりした心を持つこと。
そして、通じ合う心の持ち主と絆を結び、
できた和を広めよう

未来への新たな光が見え、すがすがしく、また、
前向きな気持ちで家路に着いた。

翌日。かかりつけの医院で。
学齢前の少女と、よちよち歩きの妹という
姉妹を見る。姉のカチューシャを「貸して」と手を出し、
頭につけて満足げな幼い妹。姉は静かに絵本を読んでいる。

(あぁ、平原さんちのおふたりは、こうだったのかもしれない)
しっかり者の姉、その姉に憧れ、まねをし、一生懸命
生きてきた妹。この幼い姉妹の絆が、平原さん姉妹のように、
いつまでも続くよう、願わずにはいられなかった。

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