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2011/10/20

「アコースティックフェス@野音2011 ~リスタートジャパン~」 それぞれの立場とペースで

10/9、日比谷野外大音楽堂で開かれた、
「アコースティックフェス@野音2011 
~リスタートジャパン~」を見に出かけた。

お顔ぶれを知った時から、
(どうしても行きたい!!)
そう、願っていた。穏やかに晴れた日差しの下、
嬉しさで元気良く、日比谷公園に向かう。


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2,000人入る会場はほぼ満席。40代後半
以上の方が多いだろうか。日曜とあって、
カップルも多い。売店ではビールも売っている
(ビールが苦手な、私は買わない)。

16:05、女性の声が流れる。
(司会の小池可奈さんだろうか)
「2011年3月11日、午後2時46分…私たちは負けません、
希望を歌声に乗せて」

小池さんのご登場とごあいさつ。チェックのフリルつき
ブラウスがチャーミング。続いてすぐ、この日のスペシャルゲスト、
さとう宗幸さんを迎え入れられる。白いシャツにデニムの
シンプルな装い。

「当日はどちらで…」
「仙台で、夕方からの生放送に向かう途中でした…
緊急地震速報が携帯に来て、路肩に車を止めた
途端に、地面が波打つような揺れで…右側を見ると、
追い越そうとして止まったトラックがものすごい勢いで
揺れていて、これはもうだめかも、と思いました…
街も、聞いたことのない轟音を立てていました…」

生放送に向かわれる途中だったというお話は
聞いていたが、トラックのお話は初耳だった。
「宮城県では大地震が近いうちに来ると
言われていましたので、ついに来たかという
感じでしたが、それでも想像を越える揺れでした」

その、さとうさんの「青葉城恋唄」で開演。この曲は
震災後に、涙なくして聞けなくなったが、この日は
(泣かない。だって、再スタートだもの。
応援するのに泣いていたら、しょうがない)
と、心に決めていた。そして、泣かずに聞き終えた。

「11日で震災から7ヶ月、復旧が早かったのは自衛隊・
消防・警察の皆さんのおかげです。全国から来て下さって…
公務員に犠牲者が出て、行政機能がまひした
自治体にも、全国から応援がまだ来て下さっていること、
改めてお礼申し上げます。

また、今回の大震災で、被災地は皇族の皆様に
親近感を抱いた人が増えたのではないでしょうか。
避難所で膝を突いて被災者と話される、天皇・皇后両陛下…
写真を撮らせていただけませんか、という申し出にも、
カメラではなく、携帯のカメラで撮るのに、快く応じて
下さいました。

また、津波で家が流された女性が、庭に今年も咲いた
水仙の花を皇后陛下に差し上げたところ、羽田に
戻られた時もその花を握り、タラップを下りられた…
何よりのお励ましでした」

仙台市在住の、さとうさんならではのお話、刻み込む。
天皇陛下は大震災直後にビデオで談話も出され、
「国民と共にある」というお気持ちをはっきり示して下さった。

「その、水仙の花のことを詞にしてくれた方がいまして、
曲を書きました。『水仙華』です」
風雅な言葉に、繊細なメロディー。涙ぐむ観客も。

ここで、小池さんが再び舞台袖から出られ、稲垣潤一さん
呼び込まれる。ネイビーのジャケットに白いシャツ、デニムに
白い革靴がすがすがしい。

「おふたりはびっきの会でご一緒だそうで…」
さとうさん、稲垣さんから会とライブの趣旨の
お話がある。びっきの会・ライブ実行委員長の
稲垣さん、
びっきこども基金を創設しました。子どもたちが
夢をあきらめないように支援していきます。
ぜひチャリティーライブにもいらして下さい」
とおっしゃる。さとうさん、感謝の合掌でご退場。
ステージ後方では稲垣さん用のセッティングも
終わり、稲垣さんのサポートの皆さんもスタンバイ済み。

16:30、「心からオネスティー」で稲垣さんの
ステージが始まる。ステージにライトが点く。

「今日はキャリアとしては若造ですので…年齢では
女性の方が一番お若いですが」
来年1月21日がデビュー満30年の稲垣さんが、
一番キャリアが短い!わかってはいたが、改めて
考えると大変なこと。

「10/26に『テーマソングス』という30周年記念
ベストアルバムを出します…(詳細はこちらで)…
僕の曲はCMなどとのタイアップが多く、それを
集めました。全48曲、最初のタイアップは
『ドラマティック・レイン』でした」

ギターの格さんのカウントで、「夏のクラクション」。
伊豆田さん、岡沢さんとお三方でのコーラスが絶品!
「ロング・バージョン」、塩入さんのピアノが今日も
華麗に響く。

「ありがとうございます…今回のCDはタイアップ集
なので、映像がさまざまによみがえります。また、
今はジャズの方ともコラボし、新しい境地を開いていて、
日本語でスタンダードを歌っています。これからも
スタンダードは歌い続けていきます」

ここでメンバー紹介。アコースティック編成の、サポートの皆さん。
渡辺格さん(g)
岡沢茂さん(b)
伊豆田洋之さん(key&g)
塩入俊哉さん(key)

「ドラマティック・レイン」格さんはエレキで。伊豆田さんは
キーボード、熱く音が響く。
打ち込みも使っての「1・2・3」。格さんアコギ、伊豆田さんは
引き続きキーボード。思わず立ちたくなるが、ぐっと我慢。

「どうもありがとうございます。『びっきの会』のライブは
2005年から開催しています。次の公演は大震災で延期
されていますが、間もなく発表できると思います…
仙台では定禅寺ジャズフェスティバルなどのイベントが
ありますが、同じように息の長いイベントにできたら、と
思っています。ぜひ皆さん、被災地へ足をお運び下さい」
「また、稲垣潤一サポート基金も開設しています、そちらも
ご支援よろしくお願いします(詳細はこちらで)」

「時を越えて」。しみじみと切なく、野音いっぱいに響き渡る。

「稲垣さん、ありがとうございます」
小池さんがご登場、続いて太田裕美さんを呼び入れられる。
「おふたりはCDで共演なさっているんですよね」
「男と女」の「木綿のハンカチーフ」のこと。

「オリジナルと違う方に基本的にデュエットをお願いしましたが、
あの曲は太田さん以外考えられませんでした…」
「なるほど。稲垣さんから、太田さんはどういうご印象ですか」
「竹を割った方で、きっぷが良く、チャーミングです」
「では、太田さんから見て稲垣さんは」
「まっすぐな方ですね」
太田さんは、被災地から子犬を引き取り、育てられているとのこと。

こうしたやりとりの後、稲垣さんご退場。太田さんは
グランドピアノの前に座られる。ワインレッドのブラウスと
ロングスカート、コサージュで秋の素敵な装い。

17:10、アコギのサポートの方を従えられ、「最後の一葉」の
弾き語りから。O・ヘンリーの短編からの題名、
青春の切ない一こま。

「3.11の後は、嵐のような年でしたね…」
「パパとあなたの影ぼうし」。父子の日常と母の
あたたかなまなざし。
(少しでも多くの家庭で幸せが訪れますように)

「雨だれ」。デビュー曲を今でも弾き語りで聞ける、
何と幸せなことなのだろう。
「この野音では、私の好きな若手、ハナレグミのステージを
見に来たことがあります…そのハナレグミの永積崇さんに曲を、
そして、クラムボンの原田郁子さんに詞を書いてもらいました…

大震災では、トモダチ作戦を米軍が展開してくれましたね。
多くの国に心配されることは、日本の素晴らしさだと思います」
「きみはぼくのともだち」、続いて、「初恋」。
(嬉しい!)
NHKラジオ深夜便のうた」として、2009年4月から6月に流れた。
作曲は伊勢正三さん

「『初恋』は最新シングルです…それから、ちょうど
レコーディングを終えたばかりで、その曲はNHKの
『みんなのうた』で12月から流れます…
『金平糖』という曲ですが、これはまだ歌えません」
「では、今日最後の曲です。今は、エールを贈る
つもりで歌っています」
もちろん、「木綿のハンカチーフ」。昔と同じ、
ハンドマイクで歌われる。ギターは西海孝さん

「太田さん、ありがとうございました…」
「もう真っ暗、つるべ落としですね」
夕闇から夜になった野音のステージで、
小池さん、ブレッド&バターを迎え入れられる。
岩沢幸矢さんは白いシャツにベスト、二弓さん
はパープルのシャツで、それぞれに、秋。
「野音には夏に出ることが多いですね…」

サポートの新川博さんもスタンバイされ、
17:45、ブレバタのステージ、「湘南ガール」、
「Hotel Pacific」でスタート。

「ユーミンが書いてくれた、僕たちのマスター
ピース的存在です…」
そう、「あの頃のまま」。
続いて、最新アルバム「Oh! Life」からの
「一緒に暮らそうか」。そして、「Pink Shadow」。
好きな曲が続いて楽しい!

「I Just Called to Say I Love You」で、胸いっぱいの
愛を受け取り、ブレバタのステージ終了。
続いて、ビリー・バンバンのおふたりが出てこられる。

小池さん、
「デビューが同じ年だそうですね」
「そうだったんです。よくジョイントしました」
ビリー・バンバンの兄、菅原孝さん。
「この4人は仲良しだとお聞きしましたが…」
幸矢さんとビリー・バンバンの弟、進さん、そして、
孝さんと二弓さんという組み合わせが多い、とのこと。

進さんはストール(スカーフ)を巻かれている。おふたりとも
秋らしい装い。

東日本大震災については、ビリー・バンバンが
「両親が宮城県出身です」
ひとごとではないお気持ちをお持ちではないだろうか。

18:25、アコギとキーボードのサポートを従えられ、
「白いブランコ」、「さよならをするために」でライブスタート。
進さんもアコギを弾かれながら。

「今日はリスタートという趣旨ですが、地方によってはもう
温度差を感じることがありますよね」
「日本全体で、助け合っていかないとね」

「では、助け合いにふさわしい曲を…」
「ボクらはいつも片方の靴」。打ち込みも使い、
力強いサウンド。「時のしずく」、これも「ラジオ深夜便のうた」
2009年7月から9月まで流れた。その時は人生の激動期に
重なったので、あまり記憶がなかったが、改めて聞くと、
しみじみ心に染み入る。

「次は、最新アルバムからの3曲です。思い出があって
一歩一歩進めます」
「幸せでありますように」。

「デジタルの時代だからこそ、人の心の温かさが大事だと思います」
(同感です!)
「風のポスト」。孝さんが、一瞬、熱いものがこみあげて
いらしたように見えたのは私の気のせいか。
そして、「君と行く明日」。

いいちこのCM曲を歌って25年経ちました…懸命に
生きてきた証だと思います」
客席だけでなく。日本全体への励ましだろう。
そして、サポートの方のご紹介。
・蓮沼健介さん(key)
・森正明さん(g)

「次の曲は、ギターの森さんの作曲です」
「また君に恋してる」。温かなムードで本編が終わる。

小池さんが全員を呼び入れられる。さとうさんは
淡いピンクのジャケットをお召し、また、太田さんは
エスニック調のマキシワンピースにお色直し。
全員が揃い、小池さんからのご紹介がある。
「今日限定の、『杜の都』ユニットです」

さとうさん、
「長い道のりですが、また美しい故郷を取り戻せるよう
がんばります…出口で募金箱も設置しています」
皆さんでお辞儀、特に稲垣さん、深々とお辞儀なさる。

「あの素晴らしい愛をもう一度」、「上を向いて歩こう」で、
19:25、ライブはお開きになった。

この日のステージを見て、感じたことは大きくふたつ。
まず、ご出演の皆さんのキャリア。30周年の稲垣さんが
一番短い、という事実をかみしめつつ、ステージを拝見
するのは心から感銘を受けた。

皆さんは長い間、恐らく時には迷われながらも、ご自分の
信じる道を貫いていらした。しなやかで、強いお心を
持ちながら。若い頃の歌には、人生の様々な日々を
乗り越えた渋みや優しさが加わり、今は、何倍も素晴らしく
なっている。
(つらい時は、この皆さんのお顔ぶれを思い出そう)

もう一つは、東日本大震災への支援。
7ヶ月を過ぎ、一時的な支援ではなく、長期的、また、
生活や心の面のケアも含めた支援が必要になる。
(無理せず、自分のできる形でサポートしなくちゃね)

そう思いつつ募金し、出口へ向かうと、いいちこの焼酎のお土産。
(思いがけないお土産、ありがとうございます)


Blog111020b


帰宅後。iTunes Storeで「時のしずく」を
ダウンロード。穏やかな心地良さに浸りつつ、
自分のできることを続けていこうと思う、私がいた。

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