« 教育カフェテリア第74回更新 「自転車の乗り方」について | トップページ | 八神純子さん「さくら証書」 母と息子への応援歌 »

2012/01/20

稲垣潤一さんのおすすめアルバム デビュー30周年に寄せて

明日1/21は、稲垣潤一さんのデビュー30周年の記念日。

Blog120120


何か記事を書きたいと思っていたところ、
稲垣潤一さんのファンに最近なられたという方から、
メールをいただいた。

その中でいただいたご質問。
「今までのアルバムの中でおすすめのものは、何ですか」
ご本人にもお返事したが、ご了解もいただき、ここで
詳しく書くことにする。ご質問下さった方に、改めてお礼
申し上げたい。

稲垣さんの足跡に敬意を表し、これからの応援の意味と、
そして、このブログに来て下さる皆様への感謝をこめ、
この記事をお届けしたい。

私、つきのみどりのお気に入りは、次のアルバム。
どのアルバムにもお気に入りの曲は収められているが、
今の私から見て、アルバム全体の雰囲気、バランスを
考えて選んだ。この中で順位はつけていない。

「246:3AM」
「NO STRINGS」
「REALISTIC」
「Mind Note」
「HEART&SOUL」
「Self Portrait」
「Signs of Trust」
「J’s DIMENSION」
「PRIMARY」
「たったひとりの君へ…」
(発表順、ベスト盤は除く)

-------------------
1.「246:3AM」
   1982.7.21発売 

デビューシングル「雨のリグレット」発売から半年後に
リリースされた、1stアルバム。稲垣さんの声を生かした
大人の世界が綴られている。最近のライブでも歌われる曲も
収められている。30年前の曲が今も聞けるというのは、
楽曲のクオリティの高さ、そして、稲垣さんの声質の良さと
ご努力のたまものの結果だと実感する。

高校生の私、
「私ね、稲垣さんのファンなの」
友人にこう言ったら、
「『日暮山』っていう曲があるよ、すごく悲しい曲」
そう教えてもらったことも思いだす。

2.「NO STRINGS」
   1985.5.1発売

買った当時からお気に入りのアルバム。ただし、私は発売
当時、まだリアルタイムで聞いてはおらず、発売から
2、3年後に買っている。

バラードからアップテンポまで、また、サウンドも多彩でバランス
良い構成。「The Rule of love –Baby, Take a chance on me-」、
英語詞(湯川れい子さんによる)オリジナル作品は、以後の
アルバムには収められていない。

稲垣さんはデビュー前に洋楽カバーを歌われていたから、
その頃の雰囲気もどことなく伝わる。

3.「REALISTIC」
   1986.3.1発売

稲垣さんにとって初のオリコン1位獲得アルバム。
デビュー時からの路線も少し変わり、多彩な作家陣の
曲は、今もライブでおなじみのものが多い。

現在、稲垣さんのライブでサポートをなさる、
伊豆田洋之さんが作曲された
「風になりたい夜」も収められている。

初期作品はアレンジのほとんどを井上鑑さんが手がけられて
いるが、このアルバムは約半数を、当時のツアーバンド、
TOPICSが手がけている。

ちなみに、私はこの年からリアルタイムで聞き始めた。
「オリコン1位」ということで、よくラジオなどで曲や題名を
聞いたのだろう。同級生の男子と、「カッコイイ音だよね」と
会話したのを思い出す。

4.「Mind Note」
   1987.3.4発売

1曲目「Just the same…」のコーラスワークの美しさで、
一気にアルバムの世界に引き込まれる(コーラスアレンジは
坂井紀雄さん)。現在の稲垣さんのツアーサポートの皆さんは
コーラスが素晴らしく、その面でもライブは聞く楽しみがある。

第38回紅白歌合戦に初めて出られた際に歌われ、また、
日本作曲家大賞も受賞した「思い出のビーチクラブ」
(作曲・林哲司さん)、稲垣さん作詞・作曲の
「だけど悲しくて」も収録。

アルバム発売を心待ちにし、発売日に急いで下校、
改めて買いに出かけ、手に入れた嬉しさいっぱいの春の日、
そして、紅白をテレビにかじりついて見た大晦日の思い出が、
鮮やかに今もよみがえる。


5.「HEART&SOUL」
   1989.4.19発売

「君に逢いたい午後」で華やかに始まるアルバム。でも、
大人の悲喜こもごもの恋愛を歌った曲が多い。

「セブンティ・カラーズ・ガール」はカネボウ化粧品の、
この年の春のキャンペーンイメージソングだった。

当時はまだ、化粧品会社が春と秋に、CMで、
その年のキャッチコピーが歌詞に入った曲をバックに、
女優やモデルの華やかな笑顔と共に新作商品を
宣伝していた。

この年の春先のテレビ画面からは、毎日のように
稲垣さんの声が流れていて、画面で口紅を持って
微笑むのは、鈴木保奈美さんでいらした。

化粧品会社の春と秋のキャンペーンソングを伴ったCMは、
この数年後に消えるので、こういう思い出も時代を感じる。

ちなみに、私はこの前年の作品「EDGE OF TIME」から
CDで買い始めた。そのCDはもちろん今も、手元にある。

6.「Self Portrait」
   1990.4.4発売

「大人の男性からの女性への応援歌」が詰まったアルバム。
ストレートな「SHINE ON ME」や「YES,SHE CAN」、長年
好きだった女性へ捧げる「1969の片想い」、別れるが
応援している、「心からオネスティー」…
10代で手にした当時と違い、大人になって聞くと、
このアルバムの良さが改めてわかる。女性を前向きに
させてくれる曲が多い。

大滝詠一さん作曲の「恋するカレン」もこのアルバムに収録。

7.「Signs of Trust」
   1994.4.6発売

1992年、デビュー10周年に重なった「クリスマスキャロルの
頃には」の大ヒットまで、稲垣さんの曲には「夏、海、ドライブに
ぴったりの歌」のイメージが強かったのではないだろうか。

でも、「クリスマスキャロルの頃には」で稲垣さんを知った方に
とっては、クリスマスの稲垣さんかもしれない。(そういう点では
山下達郎さんも同様でいらっしゃる)

その大ヒットから、2年後のアルバム。1曲目の「キスなら
後にして」、新しい時代の女性像を描いている。「仕事の
途中でプロポーズされても困る」とはっきり言う女性は、
稲垣さんの曲では斬新。

編曲が清水信之さんの手によるものと、稲垣さんと
塩入俊哉さん
の共作のものの2パターンあり、
それぞれのサウンドの違いが分かる。

この時代のCDを今聞くと、塩入さんや渡辺格さんがツアー
サポートに戻られた現在のステージは、安心して、
昔から今の曲まで聞けることが改めてわかる。

このアルバムは、稲垣さんが初めておひとりでプロデュース
された作品。中田喜直さん作曲の「雪の降る街を」が
収録されていて、日本の作品だけれども、稲垣さんの
スタンダードへの挑戦が見える。冬に聞くと、最後の
部分で希望への祈りがしみじみ伝わる。

8.「J’s DIMENSION」
   1995.6.14発売

この作品も稲垣さんがおひとりでプロデュースされている。
「最後のLOVE LETTER」、「Adagio」、「遅れてきたプロローグ」
など、バラードの素敵な曲が多い。

「内気なBaby Face」以外、ドラムは他の方が演奏されており、
稲垣さんはヴォーカリストに徹していらっしゃる。

2002年のデビュー20周年にあたり、この作品まで、
ボーナストラックがついてCDで再発売された。
その際すべて買い揃えたものを、私はよく聞いている。

9.「PRIMARY」
   1996.9.21発売

デビュー当時、多くの詞を手がけていらした、湯川れい子さんが、
この頃また詞を書かれている。このアルバムでは、
「雨の朝と風の夜に」と「ジョバンニの恋人」。

この作品は、湯川さん以外にも、「夏のクラクション」を
書かれた売野雅雄さんの「夏が行くよ」、そして、
初めて稲垣さんへ書かれた、森雪之丞さん
「602号室の吟遊詩人」など、ヒットメーカーの作詞が並ぶ。

「602号室の…」の作曲は、「ロング・バージョン」の
安部恭弘さんが手がけられた。優しい旋律が心地良い。

10.「たったひとりの君へ…」
   2011.4.20発売

実に9年ぶりの、待望のオリジナルフルアルバム。
この間にレーベル移籍、「男と女」シリーズで
デュエット曲のカバーという新境地の開拓など、
オリジナルアルバム発売にこぎつけるまでに多くのできごとが
おありだった。

1ファンとして、オリジナルアルバム発売は心から嬉しかったし、
応援し続けてきて良かったとしみじみ思った。過去の
アルバムではないが、おすすめ作品なので、今回紹介する。

2002年のアルバム「稲垣潤一」より前の作品は、ずっと英語での
アルバム名だったが、今回も日本語での題名になっている。

「思い出す度 愛おしくなる」は、辛島美登里さんとのデュエット。
「男と女」シリーズ3作で見せた、カバーデュエットを進化させた
オリジナル、ぜひ多くの大人に聞いてほしい。
アルバムではツアーサポートミュージシャン以外の皆さんの
演奏なので、ライブと違う感じなのも良い。

この作品は、東日本大震災の影響で、支援物資などの流通の
妨げになることを防ぎ、当初の発売予定日にはダウンロード
のみの先行発売、CDとしては1週間遅れの発売となった。
のちに、記憶に残ることになるのだろう。

-------------------
この記事で紹介したアルバムは、他のベスト盤なども含め、
こちらから購入サイトへのリンクが貼られている。お買い上げに
なりたい方は、そちらをご覧いただきたい。

最後に。
今までの稲垣さんのご活躍に、心から感謝申し上げたい。

人生の大半を、稲垣さんの歌声と共に生きてきた。
稲垣さんの曲と共に多くの楽しい思い出がある。そして、
曲に励まされながら、荒波も乗り越えてくることができた。

きっと、これからも、今までと同じように、
曲に励まされながら。
笑って、そして、歯を食いしばって、
生きていくのだろう。

【追記】
今回紹介しなかったアルバムについては、後日、
別に紹介記事を掲載する予定でいる。

-♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪--♪-
【人気ブログランキング】参加しました。
あつかましいのですが、
よろしければクリックお願いします。


|

« 教育カフェテリア第74回更新 「自転車の乗り方」について | トップページ | 八神純子さん「さくら証書」 母と息子への応援歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73691/53782436

この記事へのトラックバック一覧です: 稲垣潤一さんのおすすめアルバム デビュー30周年に寄せて:

« 教育カフェテリア第74回更新 「自転車の乗り方」について | トップページ | 八神純子さん「さくら証書」 母と息子への応援歌 »