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2012/08/06

映画「僕たちのムッシュ・ラザール」 教員という立場の自覚

映画「僕たちのムッシュ・ラザール」を見た。


この夏、どうしても見たい映画2本目。仕事の後、
シネスイッチ銀座に足を運ぶ。

舞台はカナダ、ケベック州・モントリオール。冬の日の
ある朝、小学校に登校してきた少年・シモン。
牛乳当番だったために、クラスメイトより一足早く
教室に向かう。そこで彼が見たものは、担任の
女性教員が首吊り自殺をしている姿だった。

彼女の死後間もなく、男が突然学校を訪れ、彼女の
後任として雇って欲しいと願い出た。彼の名は、
バシール・ラザール。最初、子どもたちは前任者と
大きく異なる彼の授業スタイルに戸惑う。

そんな中、アリスという少女が彼の出身地、
アルジェリアに興味を持ち、心を通わせていく…。

教員が事件を起こす映画、というのはあまり見聞き
しない気がする。最近は教員の事件、犯罪などが、
毎週のように報道される(この問題については、
別の機会にweb連載で書く予定でいる)。
何が隠されているのか気になり、映画館に
足を向けさせた。

教員という仕事は、どんな荒波の中にいても、
また、暗黒のような精神状況でも、教壇に
立ち続けねばならない。これは、私自身の
体験からも、明確に言える。教員が
プライベートでどんな状態にあろうとも、
生徒にとってはきちんと仕事をしてもらわねば、
まったく意味がない。

もちろん、プライベートを教室ですべてさらす
必要はないし、問題をひとりで抱え込んで、
精神を病んでしまう必要もない。誰かに
相談したりしていけば良いのだが、とにかく、
プライベートで難問を抱えていても、できる限り
いつも通りの笑顔で勤務しなくてはならないし、
もちろん、正確な授業をしなければならない。

映画をご覧いただくと分かるが、ラザールも
壮絶な経験をしてきた。彼は教員として働くことで、
心の穴を少しでも埋めたかったのかもしれない。

また、今は問題を起こす教員も確かに存在するが、
保護者には基本的に信頼していただけたら、と
願う。保護者の姿勢や考え方は、子どもに影響してしまう。

なお、明らかに問題がある、と思われた場合は、
学年主任や教頭、校長などに相談していただいて
構わない。

そして、教員も、もちろん、信頼される仕事を
しなくてはならないのは、言うまでもない。

この映画は、昔の学校にはない、今の学校の
抱える問題点も描いている。ぜひ、
幼いお子さんを持つ保護者、教員志望の
大学生などに見ていただきたい。

【追伸】
シネスイッチ銀座は、金曜がレディースデー、
1本900円で映画が見られる!

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