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2013/03/18

稲垣潤一さんアコースティックライブ2013 in 府中の森芸術劇場 「変わらない」ことの重み

3/16、稲垣潤一さんのアコースティックライブ
2013を、府中の森芸術劇場 ドリームホール
観覧した。

Blog130318


今年初めての稲垣さんのライブ観覧。むっちんさんをお誘いし、
ふたりとも楽しみにしつつ、会場へ向かう。

満員の客席、カップルや親子連れも多い。17:32、
オーバーチュアが流れ、サポートの皆さん、そして、
稲垣さんがご登場。

1曲目、「君は知らない」。今日もドラムの「叩き語り」で
ライブスタート。客席、早速手拍子。
「こんばんは、稲垣潤一です。今日も最後まで楽しんで
いって下さい」

ごあいさつに続き、2曲目、「思い出のビーチクラブ」も
叩き語りのまま。
そして、塩入さんのアレンジの効いた長いイントロの間に、
稲垣さんはドラムから離れられ、前へ。ベストの上に、
お揃いの黒のジャケットを羽織られる。

そして、3曲目は、「April」。
(嬉しい!)

4月生まれの私、この曲にはファンになりたての頃に
出会ってから、ずっと好き。春の旅立ちの気持ちを
後押ししてくれる、大事な存在。毎年、さまざまな
意味で春は新しい気持ちになる。

稲垣さん、ここで最初の長いMC。
「今日は桜が開花したそうですね…早いですよね」
そう、この日、東京の桜の開花宣言が気象庁から
発表された。
話題は先週の強風、風塵やほこりのことに。

「僕は普段コンタクトレンズを使っているので、
ほこりっぽい所に出るのは控えたいですよね…
今日は80-90年代から最新アルバムの曲まで
お届けします」

4曲目、「君のためにバラードを」。格さんはアコギで。
5曲目、「誰がために…」塩入さんはグランドピアノで
ご演奏。このイントロはいつ聞いても惚れ惚れする。
6曲目「ロング・バージョン」の後で、稲垣さんのMC。

「…どうも、ありがとう…
『君のためにバラードを』は、『愛はクロスオーバー』と
いう映画の主題歌だったのですが、覚えている方
いますかね…」
客席の多くから拍手。

「そちらよりも、数年前の映画『僕らのワンダフルデイズ』
見て欲しいですね」
「愛は…」は1987年公開。F3のカーレーサー役でいらしたが、
出演シーンはごくわずか。「僕らの…」は、ちなみに、2009年
公開。

「今年久々にモータースポーツにカムバックしまして、
監督として挑戦します。モータースポーツでは日本一の
動員数を誇る、スーパーGT300です」
(※詳細はこちらで)

「『ドラマティック・レイン』、『ロング・バージョン』、
『夏のクラクション』とタイヤのCMで使われまして、
この曲がタイヤのCMに合うのか、って不思議な
感じもするんですが、You Tubeで見ると、
合ってるな、って思うんですよね」

「次の曲は、車のCMでした…」
7曲目、「僕ならばここにいる」。予想通りだった。

8曲目、「夏のクラクション」。9曲目、「Impossibility」。
稲垣さん、タンバリンをマレット(先端に綿のついた
ドラムスティック)で叩きながら歌われる。
伊豆田さんのキーボードがアレンジに
良い味を加えている。この3曲は座って歌われた。
10曲目、「恋するカレン」、また手拍子で盛り上がる客席。

「どうも、ありがとう…『僕ならばここにいる』は、ホンダ
ドマーニのCMソングで、確か年明けと同時に大量に
流れた記憶があります…」
(帰宅して調べたら、1993年だった)
「『夏のクラクション』はカセットテープのCMで、
今年でカセット誕生50年だそうですね。僕もそうですが、
皆さん、マイ・カセットを作り、車などで聞いたと思います」

「さて、去年『ある恋の物語』というアルバムを発売しまして…
スタンダードナンバーを日本語の歌詞で歌う、というもので、
昔は越路吹雪さんなどが歌われていたのですが、今はほとんど
いなくて…

僕はライブハウスの専属バンド、いわゆる箱バンを10年くらい
やっていたので、スタンダードを歌と歌の間に演奏して
いたんですね。その時にスタンダードの素晴らしさを
知りました」

11曲目、「恋はリズムに乗って」、CDでのデュエットヴァージョンとは
異なるソロの奥深さ。12曲目、もはや稲垣さんの定番
(スタンダード)と思える「夜のストレンジャー」、そして、
13曲目「Misty~J.I.version」。塩入さんは間奏でピアニカご使用。

ここで、メンバー紹介。

塩入俊哉さん(pf&key)
渡辺格さん(g)
岡沢茂さん(b)
伊豆田洋之さん(key&g)

皆さんのお人柄やお仕事ぶりがうかがえて楽しい時間。
この日はもちろん、桜の話に。
塩入さん、「小・中・高と通学路が桜並木でした」

格さんには、稲垣さん、こんな質問をされた。
「実家の庭に桜の木があるんだよね」
「そうです、でも子どものころってあまり気にしないというか…
稲垣さんは仙台出身で、僕は新潟で、東京より開花が
遅いじゃないですか、だから小学校の頃は、春の遠足の頃が
お花見っていう感じでしたよね」

岡沢さんは、銀座生まれとのこと。
「新宿御苑とか、皇居とかでお花見していましたね」

伊豆田さんは、最近は上野公園でお花見をなさるとのこと。
そして、必ず、このご紹介がある。
「ポール・マッカートニーを歌わせたら、日本で右に出る人は
いません」
この日は「Hey Jude」をご披露。これも毎回の楽しみのひとつ。

ライブもラストへ向かって、一気に動き出す。客席も総立ち。
14曲目、「1ダースの言い訳」。再び、ドラム叩き語り。15曲目、
「バチェラー・ガール」、16曲目、「ドラマティック・レイン」、
格さんのエレキと塩入さんの雨音のようなキーボード、この
アレンジは絶品!

「デビューの頃から、バラードは大切にしていましたが、
今一番大切な曲です」
17曲目、「その手を伸ばして」。これで本編終了。

ほどなくしてのアンコール。「クリスマスキャロルの頃には」、
次の「1・2・3」は、もちろんみんなでジャンプ!!そして、
「1969の片思い」。

「被災地にも何度か行きましたが、寄り添ってくれる、
勇気を与えてくれる歌が必要だと気づきました…
これからのCD製作にも反映させていきたいです。
歌は鏡と同じで、自分を映します、曇っていたら
良い曲は歌えません」

このお言葉に続き、「言い出せなくて」で、19:30、
ライブはお開きになった。

明るくなった客席に、『ある恋の物語』に収録されていて、
ライブでは歌われなかった曲が流れ、余韻に浸りながら
会場を出た。

稲垣さんのライブやCDに接するたびに、思うことがある。
それは、「変わらない」ことの持つ重みを、稲垣さんは
深くわかっていらっしゃり、実現させるべく日々努力を
なさっているだろう、ということ。

稲垣さんの25年くらい前の歌を聞いても、お声の透明感、
存在感はほとんど変わらない。

変わらないでいられるのは、加齢していく以上、前と
同じことをしていてはダメで、「昨日を越える」という
思いのもと、日々の努力と工夫があって、初めて、できる。

そして、その努力から、新しい次の輝きが生み出されていく。
稲垣さんで言えば、それは、CD「男と女」シリーズであり、
日本語でスタンダードを歌うことであり、また、カーレースに
監督として参戦なさることだろう。

これは、立場は違うが、生徒にわかりやすい授業を
し続けねばならない私にとっても同じ。扱う教材が
以前と同じでも、目の前の生徒が違い、また、時代が
動いている以上、前と同じ準備をしているということは、
決してあり得ない。

そして、稲垣さんの「変わらない」歌い方を貫かれている
姿勢にも、深く感動する。長年歌い慣れた曲は、崩して
歌われる歌手も多い。でも、歌は聞いた当時の思い出と
深く結びついているから、崩してしまうと、思い出が
変質してしまう。

稲垣さんはそれをきっと充分理解なさった上で、崩さない、
変わらない歌い方を続けられている。

「名曲はいつ、何度聞いてもいいわよねー」
ライブ後の、むっちんさんの言葉に、私も深く頷く。昨年の
町田でのライブ(2012/09/25記事)を一緒に見た友人も、
今年既に稲垣さんのライブを見て、同じ意見だった。

ライブ後、ロビーで、たまたま近くにいらした方と話した。
「初めて稲垣さんのライブに来たんです、とても
良かったです…」
「またぜひ、いらして下さいね」
「ファンクラブの方ですか」
「はい」
笑顔で頷いた。

「April」に出会った頃の私に、伝えたい。
「あなたはその後の人生で、今と同じようにずっと、
稲垣さんのファンでいるのよ。そして、稲垣さんは
今と変わらない、素敵な歌と演奏をずっと届けて
くれているのよ」

(変わらない素晴らしさ、今日もありがとうございます!)
「変わらない」ことの意味をかみしめ、自分の人生への
糧とし、未来へ進んでいこうと誓った。

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コメント

事後で申し訳ございませんが、こちらの
記事を私のブログにてリンクさせて
いただきました。
いつも素晴らしいレポートで敬服いたします。
ありがとうございました。

投稿: れいん@管理人 | 2013/04/15 15:17

>れいん@管理人様

こちらこそいつもありがとうございます。
blogリンクのお知らせ、わざわざお手数を
おかけ致しました。

次のライブが待ち遠しいですね!

投稿: つきのみどり | 2013/04/15 20:53

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