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2013/12/21

稲垣潤一さん『ハコバン70’s』 必要だった、まわり道

稲垣潤一さんの自伝的小説『ハコバン70’s』が、
10月末に発売された。

Blog131221



稲垣さんのデビューは1982年、28歳の時。
一般的なデビュー年齢から見ると、大変遅い。

高校卒業後、一時上京して活動されていた時期も
あったが、基本的にデビュー前の10年近く、地元・
仙台のハコバンでドラムを叩き、歌を歌われていた。

(「ハコバン」とは、この本によれば、バンドを入れて
生演奏をする店のことを、ミュージシャン用語で
「ハコ」(箱)と呼ぶ。その店に出るバンドは
「ハコバン」と呼ばれていた、とのこと)

この本は、稲垣さんが、3.11後の地元、仙台で
原点を思い出されるところから始まる。

高校卒業後、夢と大志を抱いて上京したものの、1年
足らずで身も心もぼろぼろになり、1973年、20歳に
なる少し前に帰郷した主人公、潤一。

自宅で何をするともなく過ごしていた日々から、
ハコバン生活への誘い、そして、ハコバン生活の
中での、多彩で驚くような事件や日々のできごと…

今で言う引きこもりのような生活から、故郷の友人や
ご家族の応援、そして、新しい知人たちとのご縁で、
ひとつひとつ音楽の階段を上っていった、潤一。
さまざまな音楽に触れられる楽しさも多い一方、
様々な「ハコ」でのバンドを経験していくゆえの苦労が
絶えない。

読み終えて感じたのは、「この、遠回りにも見える
生活が、今の稲垣さんの土台になっている」こと。

「努力は裏切らない」という言葉がある。この言葉を
胸に、コツコツと何かをすることが多い私。
『ハコバン70’s』の主人公・潤一は、多くの経験を
積み重ねる中で、音楽の幅を広げ、実力をゆっくりと
つけていった。

そして、1978年はじめ。デビューのきっかけになる
「スコッチバンク」での演奏のきっかけが訪れる。

ゆっくりとつけた実力は、すぐに消えることはない。
だから、その人の骨と髄までしみ込み、次第に
その人と一体化し、輝きを放っていく。

ハコバンでの日々が、いずれデビューにつながる
なんて、主人公・潤一は、これっぽっちも思って
いなかっただろう。でも、その中での努力は、
確実に現在への道につながっていた。

そして、この努力があったからこそ、30年以上
第一線で活動を続けていらっしゃることができた。

自伝的「小説」なので、すべてが事実ではないだろう。
でも、この日々は、間違いなく、現在のボーカリスト&
ドラマー、稲垣潤一さんを造った。そう思うと、
応援し、また、温かく見守っていらした皆さんに
感謝の気持ちがこみあげてくる。

同時に(いつも心がけているけれど)、温かく人を
励まし、的確なアドバイスをする人でありたい、と
強く誓った。

当時のヒット曲や世相が織り込まれ、「あの頃、私は
こうだったっけ…」という感慨を抱きつつ読んでいける。
一人でも多くの方に、ぜひ、読んでいただきたい。

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