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2014/03/31

2014年3月 東北の旅 その1 寄り添い続ける気持ち

先日、岩手県と宮城県へ、2泊3日の旅に出かけた。

今回の旅、目的がいくつかあった。
まず、親戚に会うこと。昨年春から岩手県で
暮らしていて、一度会いに行きたかった。

そして、久々にお目にかかりたい方がいた。
この方は仙台にお住まい。

また、被災地にも行きたい、とも思っていた。

この3年間、仕事など大変忙しい日々が続いたが、
この春は少し心に余裕があった。また、被災地から
編入してきた生徒が卒業を迎えたことも、私の中で
一区切り、という気持ちを後押しした。

親戚に会いに行こう、と決めて予定を立てる。普段は
飛行機好きの私、でも、東北に行くのだから、と、
JR東日本のびゅうプラザで「きままなセレクトパック東北・
函館」というパンフレットをもらってあった。

東京駅からの往復の新幹線の乗降駅、滞在ホテルが
自由に組み立てられる。旅行中、1泊は指定ホテルの
中から選んで泊まるが、それ以外はどこに泊まるのも自由。

行こうと決めてから間もなく、手元のファイルから
1枚のハガキが出てきた。岩手県内のボランティア
団体に、支援物資を送ったお礼状。

(何を送ったんだっけ…)
震災直後、あちこちの団体を通じて物を送った。
たまたま袖を通していなかった、新品のトレーナー。
使っていなかった文房具。どこに何を持ち込んだか、
正確には覚えていない。

(この団体、今、どうされているのだろう…)
検索すると、「ボランティア募集中」と書かれていた。
(1日だけでも良いのかな…)

メールを送り、申し込んだ。ハガキが出てきた、と
いうことは、私への「ボランティアに行きなさい」と
いうメッセージだと受け取った。
ほどなく、ご快諾の返信が来た。

こうして、旅行の目的に、「被災地に行く」に
「被災地でのボランティア」も加わった。

親戚は、私以上の大変な目に遭った。今は再出発して
元気に頑張っている。会うのは、やはり3年ぶり。
地元のおいしい料理に舌鼓を打ち、四方山話に
花を咲かせる。

翌日、ボランティア団体の方と一緒に、被災地へ。
支援物資を届けに行くお手伝い。岩手県沿岸部へ、
ひた走る。

私が震災後初めて東北に来た、ということで、
ボランティア団体の方が、被災地を見せて下さる。
「ここまで津波が来た」という標識をあちこちの
建物や道路で見る。道の駅みやこ、新しい建物で、
被災後の再建だとすぐわかる。

Blog140331a


JR山田線・陸中山田駅。津波とその後の火災で、
駅は撤去され、跡形もない。踏切の残骸が、
駅があった、という痕跡を残しているだけ。
言葉が出てこない。
(こんな状況で、皆さん生活をなさっている…)

Blog140331b

「盛岡経済新聞」2011/03/23記事、被災直後の駅の時計


被災地では電車の不通区間がある、と聞いては
いた(実際に今回の旅で、不通区間のある
電車に乗った)。でも、あまりの光景に衝撃と
怒りがこみ上げる。
(これで震災が風化、なんて、とんでもない…)

物資を運んだ先の皆さんが、丁重にもてなして下さる。
「ボランティアのみんな、自腹で来てくれるんだもの、
ありがたい…」
「大変な目に遭ったけれど、こうしていろんな人と
会えて、ご縁ができるって嬉しいこと」
思いがけない言葉に、涙が出そうになる。

皆さんとお別れし、また車で移動。
浄土ヶ浜、美しい風景に息を呑む。吉永小百合さんも
震災後いらしている。レストハウスにお写真が
飾られていた。

Blog140331c

もちろんここにも、津波は押し寄せていた。
遊歩道が壊れたまま、まだ元に戻っていない。

Blog140331d

震災から3年。今なお仮設に住んでいる方、
また、避難されている方が多くいる。
福島第一原発の問題も、収束には遠く及ばない
状況が続く。

被災直後から直接支援を続けておいでの方の、
足元にも及ばない私が大きな顔で語りたくはない。

でも、今でもお手伝いできることはあるし、今なお
行くことで、現地の皆さんには「気にかけていますよ」と
いうメッセージを伝えられることになるのだろう。

そして、今回お手伝いして感じたこと。
「東京新聞」は、被災地の様子をよく伝えている。
ボランティア団体の方と被災地の話をしていて、
「その話題、知っていますよ」
そう答えられることが多かったのは、きっと、
記事のおかげだと感じた。

話題に出たことのひとつ。陸前高田市での
桜ライン311の植樹運動。津波の到達点に桜を
植えている。

ここに、神奈川県松田町からの河津桜、
岐阜県の淡墨(うすずみ)桜、荘川桜、
愛知県の四季桜など各地の桜の苗木が
植えられているという話を、紙面で見たばかりだった。

「東京」2014/03/24夕刊記事

私自身、この桜の植樹運動の支援ハガキ
「咲かせよう、桜ライン。」を、東急百貨店
毎年買っている。

(小さなことでも、続けてきたことがつながる…)
心に小さな灯りがともった。
できる範囲で、できることを。少しづつでも、
コツコツと。そんな生き方をいつもして、被災地に
寄り添う気持ちを忘れないでいたい。そう強く感じた、
今回の旅だった。

※被災地訪問は、この後、宮城県編もある。
どうぞお楽しみに!

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