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2014/09/09

追悼・安部俊幸さん

TULIPのギタリスト、安部俊幸さんが
亡くなられたというニュースが飛び込んできた。

仕事帰りにニュースを知り、絶句してしまった。
(そんなお年でもないだろうに…)
そう思いつつ、訃報を知らせる記事を見た。
64歳、今年7月7日に他界されていた、との
ことだった。

安部さんはTULIPのオリジナルメンバー。何度かの
再結成にも参加されていた。

私は、元夫がファンだったので、再結成ライブを何度も
見た。いつもステージでにこやかに演奏なさっていた
お姿が、心に焼き付いている。

不仲になり、別れてからは、もちろんTULIPのライブに
行くこともなくなった。ただ、時折、ツアーをしている、と
いう風の噂を聞き、
(ああ、皆さんお元気で、音楽を楽しんでいらっしゃる…)
と、どこか安堵感にも似た思いを抱いていた。自分は
決してライブに足を運ぶことはないけれど、そんな、
変わってしまった自分と対比するように、変わらず歌い、
弾き続けていらっしゃることは、素直に素晴らしいと、
いつしか思えるようになっていった。

私が最後にライブに足を運んだのは、2007年の秋
2007/11/06記事)。

あの頃は、今思うと、もちろんそれなりの苦労は
あったけれど、今よりずっと能天気な人妻だった。
今、TULIPを思い出すのは、元の鞘に戻りたい
などという気持ちではなく、あの頃の幸せな
日々が、もう過去の思い出になっているからだと
感じる。

それは、今が幸せではない、というのではなく、
今は今で楽しいが、あの頃は今と異質な、もう
再び戻ることのない時間、という認識に変化した、と
言えるかもしれない。

2007年秋のステージ、安部さんはMCでこう
おっしゃった。
「今年で私たちは35周年なのですが、こうして
ステージに立てるのは、あり得ない幸せなことだと
思います」

その、幸せな時間に立ち会えたこと、遠い思い出と
して、胸の底に畳んでしまっておきたい。

最後に、安部さんに、この言葉を捧げたい。
「安部さん、素敵なステージ、演奏をありがとう
ございました。思いがけず何度もステージを
見られたこと、幸せな時間でした。
どうかあの世でも素敵な演奏を響かせて
くださいますように。」

 ※TULIP「博多っ子純情」映像

【追記】 2014.10.6最終更新

生前の安部さんを最後に拝見したのは、
2007年11月のライブでした
2007/11/29記事)。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

NHK-FM・10/6(月)16:00-17:20「ミュージックプラザ」 
月曜はつのだ☆ひろさんご担当。
10/6は安部俊幸さん追悼特集でした。
9/9つのださんblog記事

この記事には思いがけず多くのアクセスがありました。
お礼申し上げます。
そして、TULIPのことを書くのは、これで
最後といたします。

つのだ☆ひろさん、ご覧くださった皆さん、ありがとうございました。

【オンエア曲リスト】

1. 銀の指環 1974
2. 心の旅 1973
3. 私のアイドル 1974
4. 夢中さ君に 1973
5. 思えば遠くへ来たものだ 1972
6. さよならのプレゼント 1975
7. もしも僕が 1975
8. 千鳥橋渋滞 1972
9. ハートせつなく 1974
10. 別れはいつもものわかりがいい 1978
11. 博多っ子純情 1977
12. ALWAYS BE TRUE 1986 ※
13. 好きさ 1986 ※
14 笑顔で 1997
 ※12.13.はALWAYSの楽曲

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