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2014/09/15

竹内まりやさん アルバム「TRAD」 芯と変革と

竹内まりやさんの7年ぶりのオリジナル
アルバム「TRAD」が、9/10に発売された。

発売前に、7年前のアルバム「DENIM」を繰り返し聞き、
新しいアルバムでの変化を楽しみにしていた。

昨年11/25にまりやさんはデビュー35周年を迎えられ、
記念すべき年に発売されるアルバムということもあって、
メディアでのキャンペーンも活発だった。あちこちで
まりやさんのお姿を、また、お声を見聞きすることが多く、
発売までそれらを楽しみながら過ごしていた。

このアルバムを聞いて、また、クレジットを見て最初に
感じたのは、「多彩な作家陣、それは、今までの
まりやさんの人生でのご縁のたまもの」ということ。

休業後に初めて発表なさった「VARIETY」は、ご自身で
全て作詞作曲、そして、夫ぎみ・山下達郎さん
すべてアレンジとプロデュースをなさっていた。
今回は「いのちの歌」ではご自身でプロデュース
なさっている。

作詞・作曲に至っては、デビューのきっかけとなった
大学の先輩、杉真理さん、直木賞作家の伊集院静さん
田口俊さん、と多彩な顔ぶれが並ぶ。

アレンジは基本的に達郎さん、でも、服部克久さん
杉さんのバンド・BOX、嶋田陽一さん、増田武史さん、
村松崇継さんなどが手がけられたものもあり、その曲に
もっともふさわしい方が選ばれている、と感じる。

また、他のアーティストへ書いたセルフカバーも
数曲あるが、これらも、そのアーティストが存在
しなければ生まれることのなかった作品。だから、
「ご縁が生んだ曲」と言えるだろう。

タイトルの「TRAD」は、伝統。伝統は、死守すれば
良いものでもない。芯になる、変わってはならない部分と、
時代や世の中の変化に合わせ、進化していくべき部分とが
揃って初めて、世の中に受け入れられる「伝統」となりえる。
出雲の老舗旅館で生まれ育ったまりやさんには、
言わずもがなでおわかりになることなのかもしれない。

だから、このアルバムは、「芯と変革」。変化を拒まない
からこそ、新しいご縁もできるし、芯があればこそ、
それは個性となって輝きを持つ。

「縁(えにし)の糸」で始まり、「いのちの歌」で終わるこの
アルバム、芯を持ち、しなやかに、強く生きていくことで、
素敵なご縁が生まれ、ご縁から生まれたものが、次の
世代に受け継がれていく…そんなメッセージを感じた。

生きることは変化を恐れないこと、いくつになっても
しなやかに生き、大事なものを伝えていきたい。
素直に、そう感じた。

また、この7年の間に、まりやさんに今までご縁が
あった方で、鬼籍に入られた方が3人いらっしゃる。
大瀧詠一さん、青山純さん、そして、Alan O’Dayさん。
皆さんのお名前がクレジットにあるのが切なく、
同時に、私もしっかり生きて、バトンを渡さなくては、
という思いにさせられた。

ジャケットの写真は、伝統の象徴とも言える、ご実家の
旅館。また、出雲の美しい風景が散りばめられた
ライナーノーツは、見ていて心が落ち着く。

初回盤には35分のDVDも付く。2000年の武道館
ライブの興奮と感動が蘇り、とても嬉しかった。

このアルバムもまた、私の大事な一枚になるの
だろう。まりやさん、達郎さん、そして、アルバムに
関わられた全ての方に、この場を借りて感謝を伝えたい。

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