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2015/06/06

遠藤宏之『三陸たびガイド』 記録と案内

この5月30日、JR仙石線が全線復旧を果たした。

地元の方、また、ご出身の方にとって、心待ちにされて
いた話題だろう。仙台と石巻を結ぶ地元の重要な路線、
でも、沿岸部の駅や線路が津波の被害に遭い、
運転再開まで4年の歳月がかかった。

運転不通区間は代行バスが運行されていて、私も
昨年3月、乗った。(2014/04/02記事

観光バスでの運行に驚いたこと。津波が根こそぎ
さらったままの、沿線の光景。
きっと、一生忘れないだろう。

Blog150606

(写真は代行バスから再びJR仙石線に乗り継いだ、
矢本駅の当時の時刻表)

この地域には、仙石線が運行再開してから、また行きたいと
思い続けてきた。もちろんその気持ちは今も胸にある。

そして、その時携えていきたいのが、遠藤宏之(@chizulabo)氏
『三陸たびガイド』。2014年6月発行だから、昨年
行った時には、まだ発売前だった。

この本を見て「あっ」と声を挙げそうになったのは、
「あの日の○○(地名)」という項目が各地の紹介にある
こと。津波の高さ、被害家屋数、そして死者・行方不明者…

やはり数字で見ると、その被害の甚大さに改めて衝撃を
受ける。そして、月並みだが、だからこそこの惨事を
繰り返さぬようにしなければならない、と。

そういう思いでページをめくると、改めて、あれだけの
災害から立ち直ろうと必死に、笑顔で生きておいでの
地元の皆さんに敬意を払いたいという気持ちが起こる。

遠藤氏は、アマチュアのシンガーソングライターで
いらっしゃる。私もそのご縁で最初に出会った。

ご職業を知った今は、不慣れな地に行く場合、
事前に相談することも多い。去年の東北行きも、
計画の段階で問い合わせ、快くお答えをいただいた。

遠藤氏がThe North Journeyというイベントに参加なさって、
地元の方と多く触れ合われた、スピンオフ的存在なのが、
この本。だから、地元で商店などを経営なさる皆さんの
写真入りコメントが印象に残る。

つまり、この皆さんに「会いに行く」という感覚で
出かけられるのが、この本の良いところ。

でも、既にこの本に書かれている、「仙石線不通に
よる代行バス」という項目は、古い情報になってしまった。
では、この本はもう無用の長物なのか…

そんなことはない、と私は強く感じる。「できごとがあった」と
いうことを知るために、そして、「惨事から再び立ち上がって
きた」という地元の方の思いに、少しでも寄りそって旅を
するために。

三陸に行く前に、多くの方に手に取っていただきたい本。

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